XBOX360のHDDを交換せよ...250GのHDDへの換装

 PS3やXBOX360といったいわゆる次世代ゲーム機(いつまでこの呼び名なんだろう)はHDDを搭載しています。ゲームのデータだけではなく、ダウンロードした動画や体験版、ゲームの追加コンテンツ、あるいはゲーム自体のインストールなどその用途は多彩で、HDDは多ければ多いほどいいんですが...
 PS3はいいんです。結構簡単にHDDが交換できるので、バルクのHDDを購入してしまえばそれほど敷居は高くなく、簡単に大容量化ができてしまいます。問題はXBOX360の方。ダウンロードコンテンツが死ぬほど充実しており、LIVEアーケードにも面白いゲームがたくさんあるというのに。

※1/20 リンクを追加。探せなかった人用ですが、あくまで自己責任で。

※2/2 純正の250Gへのリンクを追加
 

 HDDが足りない。まるで足りない。発売初期モデルは20G。アーケードモデルはHDDを搭載していないという...
 現在の主力は60Gですから、これならまだなんとか使い回すことも出来ますが、ゲームをハードディスクにインストールしまくるとあっという間に満タンに。一応120GのHDDが別売りになってはいますが「なんだこりゃ」というほど高く思えます。実際には転送ケーブルやツールがそろっており、ゲームのデータなどもしっかり移動出来るので安心感もあり敷居も低く、実はそれほどぼったくりではないんですが、それでもバルクHDDの値段と比べてしまうと高く感じます。
 簡単に交換できれば...と誰もが思うものですが、これが簡単にはいかない。とはいえ。
 自己責任なうえ、敷居もかなり高いのですが自分で交換することが可能です。現在確認されているのは250Gが最大容量ですので、出来れば交換したいのが人情というもの。

 で、やってみました(笑)

 ※今回の記事はハードウェアの改造というよりソフトの改造部分の方が敷居が高いです。また、使用するツールやデータも入手する敷居の高さがありますし、かなりグレーです。

 2010/2/2

 純正の250G HDDがアマゾンで予約受付中です。記事を読んで「敷居が高い!」と思った人はぜひ純正を購入しましょう。

 

 

 

※以下は純正を購入しない人や、それでもちょっとでも安価に大容量化をしたい人のための記事になります。

 今回の改造を行うにあたり、大変参考にさせていただいたサイトがあります。それはこちらのXBOX360改造日記さんです。大変丁寧に説明されており、このやり方でまず間違いなく成功するかと思います。

 

 それでは写真も用意しましたので、手順の説明。まず用意するものとして

 XBOX360用の250GHDD(オークション等で入手可能です)から取り出したHDDSS.BIN。

 hddhackr(HDDに吸い出したデータを書き込むツール)。

 WD2500BEVT(交換用250GHDD)

 トルクスドライバー(T5 T8 HDDカバーを開けるのに必要になります)

 上記の材料が揃いましたら、作業開始。

 とはいえ、一番難しいのがHDDSS.BINの入手。誰か友人等がもっていればいいのですが、普通はもっていません。インターネットで探すとアップロードされてたりするのですが、これを使用するのはちょっとグレーゾーンかな、と。推奨は出来ませんので、自己責任でお願いします。

 まず、交換用のHDDにHDDSS.BINを書き込まなければいけません。今回はUSB接続のFDDにWindows上から起動ディスクを作成。手持ちのThinkpadX61sに接続し、HDDも接続。この環境で書き込むことにしました。

セット1.jpg

※誤字を修正しました 1/21

 写真はFDDをフォーマットし終わった後のもの。この時FDDの中にhddhackrとHDDSS.BINを転送しておきましょう。

 この後、電源を落としてHDDを交換します。この時HDDのアクセスモードがAHCIになっているようなら、IDE互換にしてください。認識出来ない場合があります。

セット2.jpg

 購入してきたHDD。安全のため実績のあるものを購入しました。

 アマゾンからも購入出来ます。安い店では4980ぐらいから購入出来ます。

セット3.jpg

 転送後の画面。起動したら画面の説明にしたがいHDDを選択。Fキーを押した後は質問通りYを二回ほど押すだけ。接続されているHDDがたくさんあると、この時結構悩みます。今回はX61sを使用しているので楽ちん楽ちん。

 転送が終了したらハードディスクを外し、ノートPCを元の状態に戻します。AHCIにするのを忘れると、私と同じく数分固まることになりますので注意してください(笑)壊したかと焦ることになります。

 ついで、用意したトルクスドライバーを手元に。

セツト4.jpg

 近所の島忠で購入。高い(笑)一本698円とかしました。友人に聞いたところ100円ショップで購入出来る場合もあるとのこと。数本セットになっているものが別の店で498円で売ってたりしました。今回は急いでいたので、これで妥協。使い勝手はいいんですが、出費が...まぁ今後友人達のHDD換装をするための道具と思えば...

セット5.jpg

 HDDを分解した写真です。分解する際マイクロソフトのロゴ入りシールがネジ部分を覆っている箇所が一カ所あります。これをはがすと一切の保障を受けられなくなるのですが、そもそも自己責任でやってるので勢いよくはがしました。

 先ほど用意したHDDと交換して、ネジをはめなおせば完了です。作業自体は10分とかかりません。

 が。私はこの際にネジをしめすぎてなめてしまいました(T_T) まぁもう分解することはないので、いいのですがちょっとショック。人様のをやる時は注意しよう...

セット6.jpg

 接続してXBOX360の電源をいれると画面の通り。念のためHDDの初期化を行いました。これで交換自体は完了です。

 

 すでにXBOX360で遊んでいる人にはわかると思いますが、ゲーマータグやらなんやらの移動がこれでは出来ません(苦笑)

 交換前にメモリーユニットに移動しておかないとどっぱまりになります。購入したてならいいですが、使い込んだ状態ですと移動するデータもたくさんあって...結構ぞっとすることに。

 私は以前XBOX360の本体を買い換えた時に64Mのメモリーユニットを購入していたので、それを使用しました。ゲーマータグとセーブデータだけ移動して、後は再ダウンロードです。

 インストールしたゲームデータなどはもう一度最初からインストールすることにしました。まぁ、その方が安全だし今やってないゲームのイメージ等はいれなくてもいいや...ということで。

 データの移動自体をきちんとやってくれるのが純正の120Gのいいところなわけですが、今回は金を惜しんで手間をかけたので仕方なし。ドライバー等含めて10000円かかってませんから...

 私は60Gの本体からの交換だったのですが、20Gの本体からの交換ですと効果は絶大です。アーケードモデルにオークションで購入した20Gを搭載している友人の分もやったのですが、さくっと成功。本人は大喜びで帰宅しました。(実はこの時最初に外した自分の分の60Gを接続し、メモリーユニットへのデータ移動等を行っています。最初にやっておけぱこんな苦労はなかったのですが...むう)メモリーユニットをもっていない場合、データの移動等をPC上からやる方法もあるようなのですが、今回は使用せず。あくまで交換がメインでしたので...

 カラーボックスをホームセンターで買ってきて組み立て出来る人なら、交換作業自体はすぐに終わります。問題はHDDSS.BINの吸い出しでしょう。何人かでやるつもりなら、輸入品等を入手してイメージを吸い出してからやるといいかと思います。交換作業自体は非常に簡単なので、環境が整っている人にはLS-GLの改造より簡単だと思います。

 そのうちこれ以上の大容量のHDDが純正で出てくれば、より大きなHDDへの交換が可能になると思います。

 さて、近日中に今度はPS3のHDDを交換しなければ...40GのHDDが埋まってしまった(^^;

 手持ちの320GのHDDを使用してさくっと交換するつもりです。

 問題は...ダウンロードコンテンツの再ダウンロードに結構時間かかりそう(^^;

 

1/22 追記

※XBOX360の場合、後日LIVEアカウント停止等の処置がある場合があるのであくまで自己責任で。

まぁ...250GのHDDが海外とはいえ純正で出ていますので、国内に正規品で出るのを祈りましょう。

安心したい人は下の120Gな純正をどうぞ。楽ですよ、本当に...中身をそっくりうつしてくれます。

ちょっと高い気はしますけど(笑) せめてポイント目当てでヨドバシやビックカメラで買うのもいいかと。

 2/2 追記

※アマゾンさんでとうとう純正250G HDDが予約開始されました。手軽で比較的安価。みんなの願いが届いたのかもしれません、120Gが値下がりするともっといいのですけれど...リンクを追加しておきます。