新たなるThinkpadXシリーズの源流となるか...Thinkpad X220登場

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 あちこちでプレスリリースが出ていますがThinkpadX220が発表となりました。

 スペックなどはPC WATCHのこちらを読んでいただければわかりやすいかと。

 現物を触ってないので伝聞や発表になったスペック等からの話になりますが、今までと大きく変わった部分が多いです。

 おおざっぱに言ってしまうと...

 

1.心臓部の強化

 Sandybridgeを搭載することによりGPUが強化されCPUもパワーアップ。バッテリーの持ち時間にも影響を与えている。まさに今回のパワーアップのキモ。他社の新製品と同じく大きなセールスポイントです。チップセット問題も片付いたので安心して使えるということで。

2.キーボードの変更

 他のThinkpadもそうですがキーボードレイアウトが変更になっています。触ってないのでわかりませんがESCキーやDELキーが縦に大きくなってたりと利便性が向上。A4タイプのものは私も仕事で触っていますが違和感なく使えているのでこのサイズに収めて問題ないのなら結構いいものだとは。タッチが気になるところですがこれは出回ってから触りたいところ。

3.バッテリー稼働時間

 今までのXユーザーの涙の嘆願が効いた...わけではなくたぶんSandybridgeの力なんですがバッテリー稼働時間が伸びています。6セルバッテリー(背面に出っ張るあれですね)をつけると9時間は持つとのことで、今までに比べたらかなりの進歩。他機種に後れを取っていた部分ですがこの改善で魅力が増し増しに。

5.磁石を利用したラッチレス筐体

 記事に書かれているだけで詳しくはわからないのですが液晶面とキーボード側との固定を磁石にすることでラッチを廃止したとのこと。これにより固定部分のパーツなどがなくなり、下にあるトラックパッドの改良につながりました。

4.巨大化してボタンが無くなったトラックパッド

 トラックポイント(赤い乳首こといつものアレ)に慣れている私にはあまり重要ではありませんが、使っていた人には重要なところ。今までより45%ほど大きくなり、ボタンがなくなったそうです。こればっかりは触ってみないとわかりませんが(笑)

 

 外観を含む目立つ改良点はこのぐらい。前モデルX201が「今までのThinkpadの延長線上でワイド液晶化とキーボードのワイド化」に挑戦したモデルなら今回は「そのノウハウを利用して他のThinkpadと歩調を合わせた改良」というところでしょうか。私にはA4サイズのThinkpadをB5サイズに凝縮したように見えます。悪い意味ではなく。

 省電力化がさらに進み、ピーク電流時にバッテリー動作する機構など面白い部分も多いのですが、基本機能としては正常進化した中身に大きく変わった外観ということで賛否両論ありそうなモデル。

 旧機種ユーザーが根強く「あのモデルはキーボードがいいんだよ」と言ってる中でこれですから...早く触ってみたい(^^;

 ギガイーサや11nに対応した無線LAN、PowerUSB対応のコネクタがあったりDISPLAY PORTがあったりとビジネスにも隙がない仕様なのはさすがというところですか。

 なによりこれが新時代のXシリーズの源流になるかもしれないモデルなんですよね...SandyからIvyへと進化する際、INTELのふれこみでは「筐体はそのままでいいよ、マザーもそのままでいいよ。チップセットとCPUだけ最新にすればIvyに移行できるよ」ということなので、Lenovoとしては新製品もX221とかの型番にすればそのまま投入出来るはず。

 もちろん今回のモデルが不評であれば改良してくるでしょうけれど。Thinkpadのブランドは結構重いものなので、きちんといろいろしてくれるはずです。好評であればそのまま迅速に対応してくるかと。

 なかなか魅力的なハードの様なのでIvy世代でクーポン割引とかあれば突撃してもいいかな...なんて思ったりも。

 ともかく現物を早く触ってみたいものです。まだ19万前後では私には高値の華...ですけれど(苦笑)