払いたくないでござる!...なぜかアンチウイルスにお金を払いたくない人たち

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 PCを新規購入すると、アンチウイルスの体験版が入っていることが多いです。ショップブランドであっても30日使えるものが添付されてたり。これはこれでとても便利ではあるのですが、自作主義の人からするとお気に入りのアンチウイルスにしたいので削除するのが手間!なんていわれることも。
 でも、詳しくない人にはとても便利。...けれど、その期限が過ぎたあと...

 案外と更新をしていない人が多い。案外? いやたくさんの人が(笑)
 最初に設定したらあとはずっと無料だと思い込んでたり。警告が出てもよく読まない。とりあえずわからないからバッテンを押してウィンドウを消しちゃう。
 詳しい人でなくても「おいおい」と思うわけですが、現実にそんなもんだったりします。パソコンがおかしい! といわれて見に行ったらノートン2004が更新期限切れでそのままになってたりとか(しかもなんで毎年更新料払わなきゃいけないんだとメーカーにぶつぶつ文句言ってたり)。

 ただまぁ、そういう人たちというのは「毎年更新しないといけないんだよ」ということを認識してしまえば、しぶしぶだろうが何だろうが購入したり、フリーのアンチウイルスをいれたりしてくれます。わかってないだけなので、気づけば「ああ、そうなんだ」となるわけです。

 こういう人たちに対してもう少し啓蒙活動をすると、パソコンに最初から入ってるアンチウイルスを使い続けてくれるのでメーカーとしてもありがたいと思うのですが...週間アスキーとか日経新聞とかで定期的に告知するような啓蒙活動をメーカーを超えて出来るといいんですけれどね。マイクロソフト辺りが音頭とらないかなぁ。

 メールで「期限切れになります、更新を」とか画面での警告だと割と読まないようですから、古典的にダイレクトメールのがいいかもしれませんね、こういう人達は(笑)いや、主婦層が多かったもので...事例として...


 ところで...もっとやっかいなのが「わかっちゃいるけど払いたくない」「でもフリーソフトだと嫌」というわがままな人たち。
 お金を払うのは嫌。でもフリーも嫌。どうしたいんだあんたらは! と言いたくなるわけですが、こういう人たちは「無料体験版のアンチウイルスを渡り歩く」という不思議な行動をとったり。

 つまり、30日使える体験版(仮にウイルスバスターとします)を導入。期限が切れたらアンインストールして別のアンチウイルスの体験版(仮にノートンアンチウイルスとします)を導入。そして期限が切れたら今度はまた別の(仮にNOD32とします)...と渡り歩くわけです。
 実際のところ問題なさそうに見えますが、アンチウイルスソフトというのはOSの根幹にがっちりと食い込んでいるため、そう頻繁に入れ替えるものではなく。弊害がなきにしもあらず。以前にはアンインストール不能になっちゃう場合もありましたし。
 で、OSがおかしくなったらどうするかというと...OSをクリーンインストールしなおすわけで。そうすると、以前使用したアンチウイルスの体験版がまた使えるようになるので、それを使う...
 このへびぃなローテーションで半年程度使う。つまり半年ごとにクリーンインストール。もう少し知識がつくと、レジストリ情報をいじったりして体験版を入れなおせるように...さらに極悪になってくると、その使用期限をいじろうとしたり(もちろんやっていいことではありません)。まぁ面倒だし気分も悪い、あげく犯罪ですから普通そんなことはしません。素直に市販やフリーのアンチウイルスを使うのをお勧めします。だいたい手間がかかりすぎです。

 そんな手間かけられるなら、いいから安価なアンチウイルスを買って欲しいのですが(たとえば先日紹介したキャンペーン価格のNOD32なんて980円だったわけで)、そういう人たちはどういうわけかアンチウイルスにお金を払うことを悪だと考えているようで。なんでだかわかりませんが、ともかく

「払いたくないでござる! 絶対に払いたくないでござる!」

なわけです。...そんな無駄なことに力をいれなくても(^^;

 個人的には「そんなにフリーのアンチウイルスはだめかなぁ?」という感覚。あるいは市販のアンチウイルスソフトはそんなに高いかなぁ?とも。

 右のおすすめにもありますが、アマゾンでウイルスバスターの3年使えるものを買っても一万円しません。それで3台のパソコンが3年間そこそこ安心して使えると思えばかなり安価だと思います。私のようにたくさんのパソコンを所有しているならば、以前特集したようにフリーのアンチウイルスを活用すればいいわけで。

 下手にその手の悪さに走る人たちって、自分が迂闊にもアンダーグラウンドな世界にノーガードで飛び込んでいることに気づいていなかったり。意外な話ですが、本当に悪い人たちほどアンチウイルスは正規のものを使ってたり(もっとも、理由はそのアンチウイルスの性能を測るためだったりするんですが)。本気の悪ほど、知識も経験もすごいものですから。備えだってすごいんですよ?(苦笑) 映画みたいな感じではありませんが...まぁ、それも余談ということで。

 なんでもかんでもタダの世の中ですが、安全がタダなんてのはなかなかムシのいい話です。フリーのアンチウイルスソフトだって、その上位にちゃんと価値がある商品が存在します。より安心したい。より高機能のものが欲しい。そう思えば、その上位の製品を購入すればいい。

 けど、そこまでは...でもお金かけたくない...そう思うなら、素直にフリーのアンチウイルスでいいんじゃないかな、と思ってます。サポートはつきませんが、ノーガードよりはよほどマシですし、それなりの安心感だって手に入りますから。

 

 いやなんでこんな話を書いてるかというと、たまたまPCがおかしいって人のところに修復のお手伝いに行ったら「友達がやってくれた」とかで改竄されたアンチウイルスが入ってまして。それが不活化されて踏み台にされちゃってるとなれば...

 友達を危険な状態にしてどうするんだorz

 本人が「え。ど、どうしよう...」とか言い出したので、OSからクリーンインストールして、勉強料代わりに市販アンチウイルスを購入させましたが...いやはや、なんとも。アマゾンのプライム便による即日配送はこんな時にとてもありがたいですね。地域にもよるんですが...

 詳しい人にもいろいろな人がいるようで...「タダだしこれ使えよ!」とかいいつつ持ってくるのは汚染ソフトというのも「タチ」が悪すぎます。安価でよさそうな商品やフリーソフトを勧めた方がよほどいいと思うのですけれどね...まぁ、犯人は学生さんということで...まだ制裁を受ける痛みを知らないんでしょうか。

 その学生さんには今度きっちりと体と心に教えてこようと思ってます。自分だけ酷い目にっていうなら自己責任。捕まるのも痛い眼見るのも自分だけっていうなら、わからんでもないんですけれど。他人を巻きこんじゃだめですわな(^^; 相手も納得してたっていうなら...ああ、ありがちな話。

 わからない人にわからないまま使わせるのはちょっと酷すぎ。悪いことをするならもう少し勉強しなさい...って勉強しちゃだめか(苦笑)まぁ痛い思いをしてから学ぶこともあるということで。先の人も今はきちんとウイルスバスターを使ってるわけですし、三年たったら...また三年版を買って入れ直すんでしょうけれど(更新パックで3年って安価に出して欲しいなぁ)。

 学生で金がないなら、素直にフリーのアンチウイルスを使って、社会人になったら...感謝してその有料版でも買えばいいんじゃないかなぁ。有料版のAVGとかなかなかステキななんですけれどねぇ...使ってる人周りに少ないけど、結構優秀なんですよ? まぁ、別段普通に使うだけならウイルスセキュリティZEROとかでも別に困らないんですけれど。安価だし、本屋とかでも手に入るし。性能に言及し出すとキリがないので、ノーガードよりは絶対にマシということで。

 まぁお金がないなら知恵をしぼるものですが、斜め45度方向に間違ってる使い方もどうかと。ubuntuなんかで環境構築すればある程度はタダでいろいろ出来るんですが...いやまぁ、OS代金だけなんとかすればwindowsだって様々なものがフリーソフトとかで代用出来るんですけど(^^)

 とりあえず、PCに入っていたアンチウイルスソフトをそのまま権利購入し続けるというのも悪くない選択肢です

 キャンペーン価格とかで特売してることも多いので、その手の特売サイトとかで情報を収集しておくといいかも。Amazonの悪魔でも何か察知したりおしえてもらったりしたら、紹介するようにしようと思います。