まぁキーボードなどというのは、使い勝手がよければよいもので、そこに希少価値とかあるのって変な話なのかもしれません。けれど、かつてのコストがかかっていた頃のキーボードはメーカー製にはもうついていない時代。
とすると、キーボードの良さを求めて行くと...高級キーボードに行き着いちゃうわけで。
では、そうでないものを求める人たちは...というと、ビンテージ物を探すことになります。
例えば私が常々騒いでいるテラドライブキーボード。
その打鍵感は「他に存在なし」といえるほど独特(これはレアと呼ばれるキーボードがたいてい全部そう)。
そして無駄にでかい(笑)
まぁいろいろあって今回入手は出来ませんでしたが、1台所有はしています。本当は綺麗に掃除してから写真をとるべきなんんでしょうけれど...押し入れを片付けていたら出てきちゃったもので、記念にパチリ。
うーん...掃除してからのがよかったか(涙)
後日時間をとって、きっちりと掃除してあげます。どのキーも生きてるし、LEDも死んでいないので、汚れを取ればまだまだ一級品。いつでも現役ハッスルじーちゃんみたいなもので。さっき写真撮影の合間に触ったら...やばい、また虜にされかけました...
型式番号:HTR-2106
いずれまた、こいつとは時を共に歩むことになるでしょう。独特のカーブを描く形状、どっしりとした重量感。涙を流さずにはいられないロゴ。これがかつて秋葉原で投げ売りされていたとは(確か1500円とか1000円)...またやってくんないかな(10年以上前の話です)...
SEGAのロゴが涙でにじむ...(ただの手ぶれです)
で、同じ場所から出てくる出てくる。
かつてノートPCのキーボードが調子悪いときに、携帯していたキーボード。
はっきりいって「使いやすいもんじゃないよ?」といいたくなるキーボード。
でもくせになっちゃったので、そのまま保持しているという(笑)
型番は:NX-KB1
windowsなPCでもなければDOS/VなPCでもない時代の落とし子。そう、AXキーボードと読んであげましょう。
なんといってもその極悪なキー配置。MSXの安いやつだってこんな配置しねーよ!といいたくなる配置。カーソルキーにいたっては「触らないでくれます?」と主張しているかのごとく。どーしろと。
打鍵感は「か、軽い...軽いやつだぜ」と言いたくなるほど。
総合して「使いやすくはない」と言いたくなるんですが...味はあります(笑)
数年は持ち歩いていたわけですから、何か魅力はあるんでしょう。言葉に出来ない何かが。
これもまだ全キー生きてて、掃除すれば問題ないという。...もう使わないかもなぁ(笑)
そもそもTelemation用ってナニ?って言われそうだな...かつて白も保有していましたが、諸事情で友人にあげてしまいました。その後捨てちゃったみたいですけど、まぁ使いづらかったんだろうなぁ(笑)
写真のAXロゴのついたキーが哀愁を誘います。
先代のメインキーボードで、我が家のダイハードマンでもあります。いかにも「メカニカル」な打鍵で、打ってるとリズムに乗って「キタキタキタキターーーー」となりやすいキーボードですが、その音も激しく、会社内で使うと
「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
と茶碗が飛んできます。それほどうるさい(笑)まぁ私の打鍵が強いんですけどね。
なんでダイハードマンかというと...実は何度か故障しています。が、修理せず「水洗い」で復活してきてるという。
ほんとーに水をぶっけて天日でよく乾かしたんですが、それで直っちゃったと。
で、2年ぐらいして今度は友人が「オレンジジュースをこぼす」という致命攻撃を与えまして。べとべとしてキーが戻らない状態に。そしてまだ水洗い(苦笑) じゃぶじゃぶと。そして夏の暑い日、天日(直射日光で曲がらないよう配慮はしてましたが。温度によってはキーボードがぐんにゃりしちゃうので)で乾かし...再度復活。現在のFICOの茶軸に出会わなければ、まだこれが現役だったかもしれません。
希少価値はないですが、お気に入りの一本。
型式番号:ZG112P(BK)
ともかくその「打鍵音とキー反発の音」は一度体験してみるといいかも。私は「た、たまらん...はぁはぁ」となってしまいましたが...これもそろそろ10年選手ですね。私が人生で2番目に文章を書いていた頃を共にしたキーボードです。
1番書いていたときは...もちろん「テラドライブキーボード」を愛用していたとさ(笑)
実はもう一台、隠れた主役機がいたのですが...使いすぎて完全に壊れてしまったのでした。型番忘れちゃったけどね(^^;
なんと「ドスパラ」ブランドのメカニカルキーボード。
打鍵も含めて「ああ、メカニカルだな」と思うぐらいにスタンダード。
2980円で購入したが、値段を考えると「悪くない」と思える。作りは相当しっかりしてるので、実際には結構いいキーボードだと思う。購入に踏み切った理由がまさにその一点。
打鍵が強く、半端なキーボードでは長期運用が不可能な私にとって「こいつは使いつぶれない。相当にやるやつだ」と思わせてくれたのは結構すごいこと。
何種か出ているが、私が所有しているタイプはコンパクトタイプではないので、カーソルキー周りにも余裕があるしなかなかいい感じ。出先に起きっぱなしにして、出向いた時に使ったりしている。実はまだ現役だったり。
ラフな使い方にもついてくるので、「ベスト」を求めず「ベター」な環境を求める人には今でもおすすめかも。
たぶんどっかのOEMだとは思うんだけど、どこだろう。
型式番号:dPRO-MKB109J1(BK)
昔の友人が「StrongManではないか」と言っていたが...コンパクトタイプは確かにそのような気がしたが、こっちのタイプはどうも感触が違う。むむむ。
ともかく、押し入れにしまいましょうかね、さすがにかさばる(笑)
番外
未開封のまま保存されているWAVIOのキーボード(苦笑)
ノートPCに近い軽いストロークが特徴で、本来私の趣味からすると間違いなく反対方向の製品なんですが...
で、デザインが好きでつい!!
実用性とか抜きでぽちっと通販してしまったという逸品。2つ買って一つは使用、こっちは保存されています。
え? 使ってた方はって? あー......昔とられちゃった(てへっ)
さて、押し入れにしまっとかないとな...いつまでも出してたら、寝る場所が...
ぴんぽーん
「ヤマト運輸でーす、お届け物でーす!!」
「はーい」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれ?
こいつは!?
79F0167の刻印が意味するものは...まさか5576-A01!?
みやびさんはPS/55でプログラマーやってた時代を思い出して号泣。
まだ3.5インチフロッピーが「最新鋭」だったころ。HDDが20M(GではなくM。メガ)とか40Mとか。120MのHDDに感動する青年達が回りにいたころ。日本にAX規格が生まれる前の伝説。
久しぶりに叩いてみたら...
若さが足りない...指が反発に負けた(涙)
まごう事なき、古のキーボード。社会人になって始めてプログラムを実践で作ったPCのキーボード。始めて仕事で「徹夜」したキーボード。始めて先輩に頭を叩かれたキーボード。始めて日本製じゃないPCに触った記念のキーボード......
だめだ...涙でかすんで...ぐすっ...
私の代わりにテラドライブのキーボードを入手した方からのお礼でした...
テラドライブのキーボードの代わりにお使いくださいって...そんなに気を遣わないでもいいのに...(涙)
今晩はこの涙と懐かしさをお供に、軽くバーボンをあおろう...
若かったあの頃の自分、情けなくもいきがっていたあの頃の自分にげんなりしつつ。 変わらぬキーボード達に思いを馳せて。
...しまわないと、寝る場所...ない...