iida G11の実力は...デザインケータイの本気

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 携帯を買い換えました。

 そもそも日常的にはiphoneでまったく困らないんですが、AUの携帯と2つ常に所持するようにしていまして...

 先日の震災でそれが非常に役に立ったためもうしばらくはこのまま続けようかと思ってたんですが...その矢先にAUのW62CAが調子悪くなりまして。症状は「突然電源が落ちる」「気がつくとフリーズしている」「たたんだ状態から開いた瞬間電源が落ち(ny)」ということではっきり言って使い物にならない状態に。

 仕方なくAUショップに行って買い換えたのが今回のターゲット「iida G11」なのでした。

 

 まず外観。個人的には非常によいデザインだと思います。大きすぎず薄すぎず(スライド携帯としてはある意味標準的。人によってはやや厚いと感じるかも)。もともとデザイナーズブランドであるiidaのシリーズですから外観はかなりおしゃれです。

 前のモデルG9に比べて大きく違うのはスライド幅。とても大きくスライドするようになったため十時キー等がテンキーと共に液晶の下に。かわりにボタンひとつでON/OFF出来るタッチパネルが液晶下に搭載されました。

 予備機としてXminiというSonyの端末を持っているのですが、それの操作感覚に非常に近い。...というえG11はぶっちゃけSony Ericsson製ですから技術は同じものかも。スライドを閉じたままある程度の操作が出来るのはうれしいところです。

 ホールドボタンがちょうどよい位置にあり、ON/OFFがしやすいのと併せてなかなかの使い勝手だと思います。

 スライドを開いた時に出てくるテンキー部分は...正直指の大きい私にはやや慣れが必要でしたが、女性でも男性でも使い勝手は良好だと思います。思ったより小さくなく押しやすい。クリック感もあってとても気に入りました。店頭で触れるなら触ってみると面白いかと。

 液晶部分は...まぁ今時の携帯です。縦長ではありますがくっきりはっきり。アニメ絵等を表示しても良好な画質です。動画の再生等遊んでみましたが反応もそこそこ悪くない感じです。見やすさは期待以上でしたが、横から見られるのが嫌な人は保護シールを貼りましょう(^^)

 外観はこのぐらいにして肝心の性能について。

 これはもう文句なし!!です。AUの携帯を使っていた(あるいはいる)人は最近の機種を触った時「遅い」とか「もっさりしている」と思っているかもしれませんが、原因は独善的でハード頼みのうえ設計ミスのまま共通プラットフォームとして導入されたKCP+という代物のせい。ハードウェアの進歩で初期よりはマシになったのですが、本来は携帯の進化を早めて安定させるために作られたプラットフォームがネックになるとは皮肉なものです。

 

 昨年末のモデルから投入されるようになったのがKCP+の最新版3.0。これは...ぶっちゃけ「スマートフォンなんかに使われている高速CPUでKCP+を動かせるようにしただけ」の代物で機能強化は特にないっていえばないです。ですがその効果は絶大。

 snapdragonといえば各社のスマートフォンにも搭載されまくっている高性能CPUですが、KCP+3.0はそのsnapdragpn上で動作します。つまり「かなり早い」わけです。

 Sonyのサイバーショット携帯を始めフラグシップ機ぐらいしか搭載してなかったのですが(コストも上がりますしね)、このiida G11もまた搭載機! つまり「サクサクと軽い!!」わけです。搭載CPUはQSD8650! 早いわけだ...

 メニュー操作、メール操作...どの操作をしても軽くて快適というのは非常に魅力的です。特にこの数年の端末に「もっさりしてやがる...」と思っていた人にはとてもとてもうれしいこと(私が使用していたW62CAはその中でもずば抜けてダメな子であったためその差はすごい物が...)。

 CPUだけでなく他の部分もほぼフラグシップ機に準じます。というのもベースとなっているのがフラグシップ機に準じるサンバーショット携帯そのものですから(^^; S006がベースになってます。

カメラこそ800万画素のものを搭載していますが、画質的にはそれほど悪くありません。CCDの性能等を考えるとこの画素数の方が画質が安定てしてる気がしないでも。

 EZ Wi-Fiは家庭のLAN経由でEZ WEBを使用出来る機能。ぶっちゃけパケット代金を払わずに重たいデータもガンガン落とせるので着うたとかそういうデータを日常落としまくっては「またパケットが上限でござる」という人にぴったりの機能。アプリや画像や動画などもサクサクとダウンロード出来ます。11nで接続とまでは行きませんが3G回線よりは圧倒的に早い。

 公衆無線LANにも対応してますし...なによりWi-Fiルーターとセット運用した時その効果が絶大に。イーモバイルでもDOCOMOでもWiMAXでもいいですが高速なWI-Fiルーターとセットに出来るのはヘビーユーザーにはたまらないでしょう。

 3G回線運用でもWIN HIGH SPEEDに対応していますから今までの機種に比べても早い。下り9.2Mと宣伝されてるだけのことはあります。Bruetoothにも対応してますからワイヤレスで音楽を楽しむ人にもうれしい。

 では弱点は...? というと...最近のAUの携帯には珍しく「防水」じゃありません(^^;

 あと、塗装の問題だと思いますが特定の箇所の塗装が禿やすいです。ポケットに突っ込んで運用する人はちょっとここがきつい。まぁ、デザイン重視の端末ですのでそこらへんはトレードオフですかね...

 あとオープンアプリプレイヤーに非対応。この2つが弱い部分です。

 その他はほぼフルスペックですから「おしゃれで早いAU携帯が欲しい!」という人には非常に魅力的なんじゃないでしょうか。

 iidaブランドなので専用グッズも発売になっています。

 まず専用ハードケース。

 本体をしっかりガードしてくれる頼もしいやつです。小窓が開いてますのでそこら着信やメールのアイコン(ちかちかと点滅して知らせてくれる)が見えるようになっています。結構軽くて丈。1000円前後のケースなのでひとつ買っておいて損はないかと。はた目には相当ちゃっちく見えるようですが、必要にして十分です。価格考えればむしろ上等な方。内部はスポンジが入ってますからG11をやさしく保護してくれます。

 パッケージの裏を見ると...TOMYの文字が! デザインといい作りといいおもちゃライクだなーと思ったらそういうことでしたか。でも逆にいうと丈夫で長持ちしてくれそうなのでありがたい。バッグに携帯をいれて持ち歩く人にはぴったりです。

 専用の充電台。これ、ある意味必須です。この台に設置すると専用の画面に切り替わり、卓上カレンダー&時計になるモードがありますし...充電のたびにカバーを開けるのは正直どうかと。別売りなのが残念ですが、かなりしっかりした土台(重さもそこそこある)なので机の上に設置してもどっしりと安定しています。

 また、G11と同一デザインのノートなども出ています。そろえたい人には楽しいアイテムですが今回私は見送りました。

 デザインがよくて早くて高性能というわりと最近のAUの端末の中では「当たり」の機種だと思います。

 もしAUの携帯を買い替えようとしている人がいたら選択肢のひとつにいかがでしょうか?

 

※突然携帯が壊れたため実は私...機種選定出来ませんでした(^^; G'zONEが使いたくてMNPでAUにきた(W42CAでした)人なんで今回もTYPE-Xを...と思ってたんですが、どうしてもビジネスのシーンでスーツだと運用が難しい。またKCP+のもっさり感は作り込みでかなり解消されていたもののやはりどこか遅さを感じてしまって...普段がiphone4ですのでその差が際立ってしまったのがつらかった。

 当ブログの技術担当の人に相談したところ「G11一択。他はありえない」言われて慌てて調べたところ上記の特徴が把握出来まして。これならいける!と店頭で触てみたところ一目ぼれ。そのままAUショップで機種交換となりました。

 春のセレクト割で実質3万円程度で最新機種に(3月末発売でした)買い替えられたのも大きかった。そういう意味ではいい時期に壊れたものだと思いますが...出費的には痛い(^^;

 G'zONEも欲しいのでお金が出来たら本体だけでもオークションか何かで入手しようと思ってたり。やはりプライベートのシーンでは防水と耐衝撃は魅力ありすぎる...来年の夏まではE03CAも併用してしのごうと思ってます。

 後日写真を記事に追加する予定です。