落とし物と情報流出について

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駅の構内を歩いていると足下に光るものが。
ほかの通行人の邪魔にならないようにいったん通り過ぎてから振り返り、戻ってそれを拾ってみると最近では珍しくなってきた「MiniSD」カードでした。
持って帰って中身を確認したいという誘惑に耐えつつ、改札口にいた駅員さんに落とし物として渡してきましたが、あれって引き取り手が無いまま保管期限切れたらどうなるんだろう?
昨今では所有権の失われた遺失物はその手のものを扱う専門店に卸されると聞いていますが、こういったストレージメディアやノートパソコンとか個人情報の残っていそうな物品の処理ってどうなってるんだろう。
それらがとてもヤバイものって認識のある人が処理(ローレベルフォーマットやOS復旧処理)すれば問題はないですが、それは期待するだけ無駄でしょうしねぇ。

MiniSDだとちょっと前の携帯電話かデジカメかなぁと想像すると、持ち主のことを考えたらその場でペキッと折ってゴミ箱に捨てた方がよかったのかなぁ等と考えながら帰ってきました。
(無造作にエロやらピンクやらブラックなデータを放り込んでいる人って結構存在するみたいなので)

話しは少し変わりますが、パソコンで使われたハードディスクの中古売買って意外と利用されているそうで、中古品を買ってきてその手のアプリを使うとデータが復元できたって話しも聞きます。
世の中には、HDDを売る前にツールを使って完全消去して「ご苦労様」等とだけ書いたtxtファイルを作り、そこで改めてクイックフォーマットをかける、なんてことをする強者も居るそうですが。

まぁそんな前の持ち主の人となりが見られるのも中古パーツならでは、ですかね。

先日、東京でも「痕跡本を探すツアー」が催されたのでチロっと参加してきたのですが、そこで紹介された物がおもしろかった。
ブックオフで入手したという所謂自己啓発系の本だったのですが、まず自分のプロフィール(名前、生年月日、身長体重等の情報)を書き込む欄があるのですが、律儀に全部書き込まれていました(^^;
そしてそれを古本屋に売りに行くのってどいういった事情があったのでしょうねぇ。
確かその本、自分の情報以外にも家族なんかの情報も書かれていたような...。

危険なのはPC関連だけじゃありません。
ペーパーメディアでも重大な情報流出は起こりうるので、個々人の危機意識というのがもう少し高まってくれるとうれしいなと思う今日この頃皆様いかがお過ごしですか。