...ですが...
めどが立つならまだ幸せな方でなんす。
たとえば特殊なハードを使用している場合。町工場などではいまだPC-9801が現役だったりします。しかも自作したようなボードが刺さっており、何かの機械を制御していたりするともう目もあてられません。
あるいはドングル付ソフトの旧バージョンを使用している場合も似たようなもので、そのソフトを作った会社が倒産してたりすると、バージョンアップもままならなかったりします。
幸い、国民機とまで言われたPC-98シリーズはその終焉を惜しまれつつも、互換機が存在しています。Cバスも搭載しており、工場などではリプレースのために検討したりすることも。リンクを貼ったものとは違う互換機ですが、一度導入に立ち会ったことがあります。往年のイメージとは違い、無骨な形ながら...なかなかの存在感。あれはある意味救世主です。
...ちょっと高いですけどw
紹介した以外のメーカーからも互換機が出ていた気がするのですが、HPが見つかりませんでした。2ちゃんねるでタイムリーにもリンクが貼られていたため、参考にさせていただいています。感謝を。
私が相談を受ければそれなりのソフトハウス等に相談するのをすすめます。とはいえVMでもどうしようもない場合は、その環境自体まるまる新規での開発という手段を提案されることが多いです。そこにハード制御なんて絡んだら、もう金額はかなりのものに。大企業ですら躊躇するというのに、中小企業ではそんな大金を投じるわけにもいかず。かといって今の環境をVMに移行することも出来ず。
ただ緩やかに時間が流れるまま「壊れないでくれ」と祈り続けるしかない...そんな会社も結構あるんですよね...
完全に業務システムを再構築しなきゃいけない。
そんな時は思考を変えて「業務にシステムを合わせる」のではなく「汎用パッケージのシステムに業務を合わせる」という方法もあります。つまり完全に業務自体を再構築するわけです。
2/22日 既存システムの言い回しが誤解をまねきそうなので汎用パッケージに修正しました。
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