仮想環境その後...Windows7のProは結局買いなのか?

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 結論から先に言ってしまえば、私の結論は「買い」です。
 このところSUNのバーチャル環境とWindows7のXPモードを使い比べていたのですが、用途次第かな...というのが正直なところなんですが、XPモードの敷居の低さはやはり捨てがたい。

 CPUが対応してるかどうか、という成約はあるものの、XPというOSのアカウントがタダでもらえるというのが大きい。追加コストがほぼかからずに、仮想環境が試せるのは大きいアドバンテージです。性能的にも非常に早く、軽いので扱いやすい。
 また、起動してから解像度はフレキシブルに変更出来るので、非常に手軽に...簡単に扱うことが出来ます。
 反面、ビデオ周りの弱さ(特に3D関連)が足を引っ張るというのが弱点。とはいえ。ゲームなんかやらないよ!というのであれば、弱点にはなりません。ProとHomePremiumの価格差を考えても、Proを推奨したいレベルです。

 ではSUNの方はどうかというと...敷居が高いものの汎用性はとんでもなく高く、まさに「仮想PC」として運用するなら断然こっちです。ビデオ周りも弱いと言われつつDirectXが動作するため、ゲームなんかも結構いろいろなものが動きます。また、CPUのコア数などの割り当てを変更したり出来るため、それこそデュアルコアを割り当て、メモリをたくさん割り当て、フル画面動作なんてさせたら...ほぼXPのPCの代わりになります。
 弱点はとにかく敷居が高い。3D対応させるにしろ、USB機器を認識させるにしろ手順等を覚えないといけません。OSも自分で用意しないといけないのも辛い。敷居の高さはこっちの方が遙かに高い。

 しかし、扱い勝手としては後者の方がある意味「わかりやすい」のも確かで、OSはXPに限らずVISTAだろうと7だろうと2000だろうと(私はubuntuいれたりしてました)利用出来ます。まぁ、XPモードも導入後に設定いじれば別の仮想PC構築とかしていろいろOSいれたり出来るのですが...それはおいといて。

 XPモードで何をさせたいんだ?というのがあるのですが、XPでしか動かないソフトを利用したい、というのが趣旨なわけで、それならばXPモードでたいていのことが出来ます。古い年賀状ソフト等を利用したりするのには、XPモードで十分なわけです(動作すれば、ですが)。

 私のようにゲーム環境も出来れば仮想PCで!という変態な人にはSUNの環境は最高です。東方も動作しますから、ジョイスティックを認識させて弾幕に涙することも出来ます(十分な処理スピードのあるPCが必要です)。
 試した限りでは2Dの対戦格闘ゲームなんかも動作しましたので、CPUの割り当てとか考えれば十分なレベルです。

 が、そんな人は少数なので(笑)やはり通常の用途ではXPモードでしょう。私は使い分けていますが、ゲーム以外のアプリケーションはほぼXPモードで動作していますので、通常用途ではXPモードでことは足りるかと。

 そんなわけで、Windows7のProは買いなのか、と言われると「買い」と答えることにしています。
 価格差をどう見るか、ですがXPモードを試してみたい、という人には是非。

 ただ、XPも7もOEM版を購入してます!という人はアカウントの問題がないので、7はHomePremiumにしておいて、SUNの環境を入れてXPをインストールするというのも面白いかと。その分でいいパーツでも買う資金に回しても面白いかもしれません。...XPモードのリアルタイムで解像度が変更出来る機能は便利なので、あくまでもそんなパターンもありますよ、という紹介に止めますが。

 ちなみに、どちらの環境でもアンチウイルスソフトは必要ですので、自前で用意しましょう。
 別記事で無料のアンチウイルス特集をやってますので、そちにも参考にどうぞ。