秋葉原の店員百景(3)...それはさすがにダメだろう

 以前...2つほど秋葉原の店員さんについての記事を書きました。

 

 で、今回は...駄目な店員さんの話。店名は伏せ字です。エピソードは2つほど。

 あと、今回は「ちょっといい話」ではなく私が経験した「嫌な店員の話」ですので、不快な思いをする方がいるかもしれません。最初にお断りしておきます。

 

 私は古くから秋葉原に出入りしています。子供の頃からですから、30年ぐらい前からでしょうか。マイコンBASICマガジン片手に、デモPCにプログラムを打ち込んでも店員さんにほほえまれちゃうぐらいでしたから、相当前ですね(苦笑)

 最初はそんな時代の古い古い話。最近では秋葉原に何店舗もあるとある大手ショップの話。

 好きな店員さんも多い店ですが...当時は今ほどショップが無く。その店も店舗は少なく。

 レンタルソフト屋やってた頃までは戻りませんが(苦笑)

 当時PC-9801DAなんかが出た頃ですか。年代としてはそのぐらいの頃。

 まだそれほど大容量のものがない外付けHDD(もちろんSCSI)を買いに行った時のこと。

「すいません、この緑○子のHDDとI○MのHDDってどっちがいいんですか?」

 と訪ねたら。

 

「はぁ...よくわかりません」

「えっ...じゃ、じゃあこのit○cのHDDは...」

「わかんないです」

「あ・・・じゃ、わかる店員さんを呼んでいただけませんか?」

「えーと...いません」

「そ、そうですか...じゃあいいです...」

 

 なんというか。ものすっごく面倒くさそうに対応されて。しょんぼりを通り越してしなびちゃった気分で。

 当時はパソコンショップも少なくて。パソコンといえば電気屋さんという時代。その足で今は亡きロ○ット本店に行きまして。事情を説明したら笑われて。付属するSCSIボードの性能差なんかを教えてもらい、いろいろ検討してHDDを購入して帰宅しました。(確か緑○子)

 値段的には明らかに高かったのですけれどね、ロ○ット(笑)

 ...なんでツクモ(当時は九十九かな)に行かなかったのか、当時の私に聞きたい気もしますが、当時パソコンといえばLAOXとか石丸とかロケットだったんですかね、私の中では。

 

 次はぐっと新しい話。

 クレバリーやドスパラが並ぶあの通りのとあるお店での話。確か去年か今年頭の方の話(笑)

 友人がビデオカードを買い換えたいというので付き添ったんですが、私はちょっと用事があって外で電話してたんですね。その間に店員さんに聞いてみようと思い立った彼は、店に入ってすぐ右の場所(ビデオカードコーナー)に立ってる店員さんに質問をしたようで。

「すいません、動画再生を手伝ってくれる機能について質問なんですけど...このRadeon4350ってやつで大丈夫でしょうか? ソフトが対応してるかわからなくて」

「...どんなソフトを使ってるんですか?」

「NEROってやつなんですけど...」

「はぁ? そんな再生ソフトはありませんよ? DVDを焼かれるソフトと勘違いしてませんか?」

「い、いえ...あの...出かけに調べてきました。確かにNEROなんですけど」

「いえ、あれでは再生なんて出来ませんよ! WIN DVDかPOWER DVDでは?」

「...NEROなんです...」

 電話を終えて私が戻った時には冒頭の会話が始まってまして。後ろで聞いてて私はむかむかを通り越して激怒モード。言い方も気に入りませんし、このやりとり...実は二度目。またしても同じ店員さん。そしてこの質問、一度私がして同じ答えをもっと高飛車にやられた過去がありまして。

 店で怒鳴っても仕方ないので、しょんぼりした友人を店から連れ出して。

「だから俺が戻るまで待てと」

「でもみやびちん、なんかすっごい自信もって言い切られちゃったし、NEROってやっぱりだめなソフトなのかなぁ...」

「まぁ...小物ソフトの集合だが...お前の使い方なら、まぁ問題ないと思うんだが。だからいろいろ言ったろう、買う時ちゃんとヨドバシで」

「うん...でも...」

「あの店員のは間違った自信だ。俺も前に言われてしょんぼりしたが...まぁいい。大丈夫、支援は効くって。最近の再生ソフトはフリーウェアでも対応してるぐらいだしな」

「うん...」

「一番安いのはこの店なんだけど、その様子じゃ買いたくないだろ、もう。反対のク○バリーで4650でも買おう。予算は足りるだろうし、あの店員が店頭にいる限りここで買いたくないだろ?」

「うん...」

「...どうせならマザー売り場にいる俺と同じ体型の店員さんに聞けばよかったんだが...あの人は偉ぶらないし、結構アバウトな教え方だが、不快にはならないし、安いのはこれとちゃんと教えてくれるから」

「うん...」

「ブルーレイも見たいんだっけか。UVDのフルセット積んでる方がいいか...いっそGeforce9600GTでもいいか...あーもう、落ち込むな...悪かったよ、電話なんかしてて...」

 なんというか

 店員としてお前どうよ!?

 という態度だったのは事実。私も含めて2回目。光学ドライブについてくるNEROのことしか頭にないんでしょうか、あの店員さんは...ちゃんとパッケージで打ってるNEROには再生プレイヤーも入ってるんですが...自分の知識不足を誇るとは言語道断。まぁNEROのプレイヤーが優れてるかどうかはここでは論じませんが...フリープレイヤー使ってるなら、対応してるか答えかねるでしょうけど。一応市販ソフトなんですし。

 まして買いに来たお客さんをへこましてどうする...

 彼は結局その日は気分がへこんじゃって、ビデオカードを買わず。結局私のアドバイスだけを頼りに後日アマゾンで玄人志向の4650を購入。今も使っていますが、ちゃんとブルーレイの再生も出来てるようで。

 結局店員さんに難癖つけられたNEROは使うのをやめて、ドライブについてきたPOWER DVDを使用してるみたいです。(CPU負荷を確認した限りUVD動作だと思いますし、まぁ本人がいいならこれでいいのでしょう)。

 彼はしばらく店員恐怖症というか、詳しい人に聞くの恐怖症みたいになってました。ほんと、勘弁して欲しいです...

 最近はこの店員さん見なくなったので、タイムセール狙いで私もうろうろしてますが(他の店員さんはまったくもって好感度高いので、この人だけかもしれませんが)、客にトラウマ残してどうするかなぁ...と今も思ってます。

  わからないならわからない。わかる人を呼んできます。それで十分。あるいはわかる人がいないなら、そう言ってくれれば、そうですか、すいません...で終わるんですが...はふ。

 でもまぁ、それも客側のわがままなのかもしれないなぁ...なんて思うことも。ただ自信たっぷりに言い切るからには、もう少し...こう...あう。

 

 今回はちょっといい話ではなく、封印してる嫌な話になってしまいました。不快になった人がいたらごめんなさい。

 あと、嫌な店員さんやどうもソリが合わない店員さんに当たった時は、同じ店の別の人に聞いてみるのも手です。どのお店にも複数の店員さんがいますし、人間どうしても合わない人ってのもいるもんなんで(^^;もしかしたらそういう人と当たっちゃっただけかもしんないので。

 

 最後のおまけに...口直し。パソコンパーツではなく、電子部品を扱ってるとある店での「客同士」での会話など。

「電子工作の勉強?」

「ええ...最初は簡単にラジオから始めようかと思ったんですけど...」

「そっか。AM?FM?まさか短波?」

「FMが基本だって聞いたんですけど...最初はキット買った方がいいですかね...」

「ん。ちょっと待って。んーと...」

 さらさらとルーズリーフに何かをメモ。

「はいこれ。必要パーツと配線図。キットもいいけど、汎用基板で一度やってみるといいよ。見栄えは悪いかもだけど。この通り組んでもだめだったら、このアドレスにメールしてくれれば僕が教えてあげるよ」

「あ、ありがとうございます。心強いなぁ...あ、これ私のアドレスです」

 最初は店員さんに質問してたんですが、横から詳しいお客さんが来まして。その人がいろいろと答えてくれたという。

 まぁ、私は後ろで聞きながらずっこけてたんですけどね(^^; 最初はやっぱしキットから始めようよ、と。

 気さくなんだか、仲間をもとめて引きずりこもうとしてるのか(笑)

 ハンダごてを握るのも最初は度胸がいるのかな...なんて思いつつ。昔は松ヤニ入りしかなかったのになぁ...なんて思いを馳せてました。初対面同士で意気投合してるみたいだし、知らん男が割り込むのもなんなんで、黙って聞いてましたが。

 店員さん以上に詳しいお客がごろごろいるのも秋葉原という街の特殊性かもしれませんね(笑)

 ちなみに記事中にあったNEROはこれ。存在を否定されちゃってますよ、NEROさん。記事中の話の当時は8だったかな、9だったかな? 今はどうなってるのか。わからないですけれど...まだ再生するソフトはついてるみたいですね、バージョンアップして。