ツイッターでは報告してましたが、実は発売日にこんなものを導入していました。
WDが放つ黒キャビの伝統というか生まれ変わった不死身の体というか。
WDの新型SSD BLACKの1Tをずばーんと。
清水の舞台からキリモミ落下しながら地面すれすれで引き起こし失敗して激突するぐらいの勢いで。
で実際どうなのよ?というのとかは以下の記事にまとめるとして時間がない人のためにざっとまとめるとベンチマークはこんな感じ。
で、簡単にまとめると
・その速度圧倒的。特に書き込みの早さは刺さる人には刺さる。4Kの早さもかなりうれしい。
・逆に言うと読み込みだけなら旧世代でも十分なので特価を狙うならチャンスは旧世代WD BLACKや960EVOか
・前よりは熱くなくなったとはいうがそれでもヒートシンクの効果は絶大!
・買うなら1T。速度差ありすぎ。
・他社からの新型も含めてまだ高価なので費用対効果は個人差が大きい
といったところ。個人的にはたたき込んだ予算分の体感速度と恩恵があったためよい導入となりました。
下手にCPUとか速度あげるよりSSDの速度をあげたりメモリを増やしたりする方が体感での速度はあがるなぁ...と。
それでは以下購入、設置、ヒートシンクの増設など一連の流れと個人的な感想などいろいろと下記に。
まずは外箱から。
容量以外は全モデル共通です。
NVMeは非常に小さい...このサイズで1T、しかも片面実装というのですから技術の革新ってすげぇなぁと。
で今まで使ってるメインPCのSSDを交換することにして...
いい機会なのでWindows10のクリーンインストールを実行することに。
参考までにスペックを並べてみます。CPU-IDの画像付きでどうぞ。
・CPU:i7-6700K
(大丈夫まだSkylakeでいける...いけるんだ...とつぶやきながら買い替えてません。実際まだ余裕で使えるスペックですしね)
・マザーボード ASUS Z170 GAMING
(個人的にお気に入りのマザー。Skylakeとの組み合わせならまだまだ現役。足回りもそれほど弱くない名機だと思ってます)
・MEM:32G(8Gx4)
(8Gx4なのは別PC組み立てる時メモリを2枚流用するつもりだったため。メモリ高騰で正解だったような...)
・GPU:内蔵+Radeon RX470
(エンコード用に双方活かした形。やはりRadeonが好きなので...名前もRed Devilですしね)
となっています。電源などは割愛しますが、750Wの80PLUSプラチナムとかそんなのを積んでます。ただ近日ケースと電源は交換予定なので今回いいかなーと)
これにこんなのを積んでました。
・INTEL SSD750(400G)
これ譲ってもらった中古品なんですが...年月がたってもまったくもって未だに現役のスペックだと思います。早いです。体感で。
下手にNVMeスロット使わないぶん発熱も少なくPCケース内の熱のことを考えてもうれしいPCIe(x4)に差すという仕様は本当に使い勝手がいいです。
まだ再活用する予定なので今回はしばし休憩のためドッグ入り。
こいつのベンチマークを参考までに。
今時のミドルレンジSSDと比べてもそう遜色はないんですよね...容量も400Gなのでシステムドライブとしては十分かもしれません。
特に読み込み速度だけを見れば昨年のNVMeなSSDのそこそこのやつと戦えるレベル。
まぁいいタイミングなので少しドッグ入りさせて別のPCで活用することにします。
さて。
それではSSDを交換することに。
ここで笑ってしまったのがWindows10のインストール時から体感で速度が速い。
ともかく早い。なんかもう笑っちゃうぐらい早いです。
USBからインストールしたのですが、一度再起動が入ったあと(ここからはほぼUSBにアクセスしない)はもうなんというかああこいつ早いなぁという感じです。
※余談ですが最新のイメージで5月末に作業したんですが...いつの間にかPIN設定が飛ばせなくなってるんですかね...Windows10。
画面にはキャンセルしますか?と出てますが、何をどうやってもキャンセルするやり方が説明されませんでした。まぁ設定すりゃいいんですが...使わないんですよね。
しかもログイン時にMicrosoftアカウントでログインしたいのにパスワードよりPIN優先してきたりするし。なんのためのMicrosoftアカウントなんだよ...とかなってましたが。
まぁ気を取り直して。ドライバー類をいれてもものの数十分でwindows10のクリーンインストールは終わります。下手すると20分かかりません。最新イメージだとアップデートが少ないですしね。
ドライバー類は先にダウンロードして保存してありましたし。AMDのドライバーの更新も兼ねてるのでどきどきでしたが(最新版がよいとは限らないもので...)
で。
無事にインストールしてベンチマークを取った結果が冒頭の画像になります。
圧倒的な速度を見せてくれました。公称値と比べても納得のいい感じの速度です。
読み込みもINTEL750から早くなっていますがそれ以上に書き込みが鬼の早さ。
ファイルスワップが多用されるアプリなどでは劇的に効いてきます。
読み込みだけでもこの速度はかなり魅力的。
この後エクセルで多数のファイルを参照しながら動くマクロとか動かして見たら地味に高速化されてしまって笑ったりとかありました。
導入して概ね満足の行く成果といったところです。
試しにアプリなどいれまくって日常使用して半月ほど経過したところでベンチマークを取ってみましたが...
うん。やっぱり早い。速度低下などもなく。誤差で速度が可変してますが概ね良好。
高い買い物にはなりますが精神的にも実務的にも効果は大きいです。
価格的にはこれで最新i5とマザーと16Gのメモリ買えよって言われそうですが...まぁそこは人それぞれ。私はこちらの方が効果がでかいと判断しての導入です。
さてベンチマークは上につらつらと出してみましたが、ここからはAmazonの悪魔としてのSSD購入の意見など。
NVMeスロットのSSDがだいぶ価格が下がって来ています。このところの新製品ラッシュでいい感じに旧世代の値段がこなれてきています。
256Gで1万切りは当たり前(秋葉原土日特価など)になりつつありこれから買うなら旧世代機種の方がコスパはいいかな?と。
書き込み速度が高速化した最近の世代ですが、普通に使用する局面では...実はそれほど体感に影響はないんじゃないかと思います。
4K速度は多少あるかもですが。私の運用では心にぶっささるほどの効果がありましたが友人知人に聞いてもそこまでの差はないなぁという話が多数です。
なので個人の見解としては「1世代前のWD BLACKやSamsungの960EVOとか」なら安価だった場合そっちの方がお勧めかなぁ...という気もしています。
特に「大容量モデルではなく256Gモデル」を買おうとしているならなおさらです。
これはNVMeスロットのSSDの大半がそうですが、大容量モデルとそれ以外での速度差が顕著で256Gのモデルでは世代差が結構少ないというのもあります。
今回私が1Tを導入しているのもそれがありまして。512Gとかでは切り換える速度的なメリットがないな...と数値上から判断していた部分も。
通常windows10を運用するのであればたいていの場合...itunesが圧迫してるとかない限り...256Gで十分だったりしますし価格的にも売れ筋です。
ですがこの辺りだと速度的にはたいしたことがなく。ぶっちゃけ「くっそ熱いNVMeなSSD買っちゃっていろいろ散々さぁ!」みたいな話もちらほらあったりします。
NVMeでも低容量だと速度的にも最近の2.5インチSSDとの体感差がスペックほどなくて...
せっかく2.5インチSSDから新しめのNVMeなSSDにしたけど体感差あんまりなかったなぁ大したことないなぁ...という感想になりがちです。
カタログスペックではNVMeの方がかなり早いはずなのになぁ...みたいな話しはよくあることで。
これから新規に買うならNVMeなSSDがお勧めではありますが...買い替える場合は世代差を意識しつつ出来るだけ大容量モデルの早いやつを買う...というのが私のお勧めとなります。
というか。
ぶっちゃけ。
1Tクラスのものを買わないなら無理していいの買わずに安いのでOK。
ぐらいの暴論を言ってみたくもなります。
最新世代では大容量モデルとの速度差が体感出来るほどに深まってしまったので..
(Samsungは多少例外にしてもいいかもですが。低容量でも十分早いですし).
あとNVMeスロットのSSDは高速な反面熱がものすごく。
今回購入した新型のWD BLACKは旧型に比べてだいぶ発熱が下がりましたが(メーカー発表で10度ほど下がった)それでも熱い場面もあります。
発熱がすごいということは速度を殺してさまそうとする訳で...せっかくの高速性があかんことになってしまうわけで。
ヒートシンクだったりなんだったりといろいろ発売されてそもそもの規格的にこれどうなんだろうなぁと思ったりもしないでもなかったり。
その点では2.5インチタイプのSSDは取り回しもよくケース内のエアフロー次第ではそれほど爆熱になったりしないものが多いです(すごい発熱のもたまにいますが)。
比較的安価なものも増えてきているため最初は安全のためこちらを購入するのも選択肢としてはありだと思います。
もちろんSATA3の速度制限にひっかかるよね...とかもろもろ込みでの私の感想です。最初は2.5インチから入る...みたいな。
取付の容易さ。
マウンタが付属する製品が多数あること。
価格の値頃感。
256G近辺での体感速度だとNVMeと差があまりない製品がごろごろしている...などいろいろと。
まぁあくまでカタログスペックではなく体感で、という話しでですが。ベンチマークとかだとNVMeの方がだいたい早くてよいものが多いのもまた事実。
使うマザーの世代とかメーカーとかいろいろ誤差生み出す要因もあるんですが、この辺りを考えてSSDを導入するのがよいかもなぁと思っています。
難易度低いって結構重要ですよ。ほんとに。
そういう面では今から新規にSSDをいれるなら...
512Gクラス...性能なら旧WD BLACKやSamsungの960EVOとかがお勧め。特に960EVOは読み込みだけなら最新世代にもそうひけは取りません。
6/10現在ではあちこちで特価が発動していて2万前後で購入することも出来ます。
例えばこんな感じに
【激安】SAMSUNG製高速M.2SSD「960EVOシリーズ」が型落ちながらも信じられない超特価で登場!250GB 9,980円、500GB 20,980円でどちらも税込価格です!もし残ってたら購入熱望のスタッフ多数の超絶特価ですので、ぜひ完売させてスタッフを悲しませてやって下さいw pic.twitter.com/MIhNV7Dy8y
-- PC DIY SHOP FreeT (@PCDIYFreeT) 2018年6月10日
※参考までに秋葉原バイモアの土日特価のtweetを貼ってみました。
256Gクラス...NVMeでいくならやはり960EVOがお勧めかな...と。512Gと書き込みでの速度差はありますが体感出来るほどでもなく。他のメーカーの256Gと比べても負けない速度を保持している優等生です。特価で1万前後になっていますのでかなりお勧めです。
またHDDよりは早くていいや...ということであればマウンタが付属していてデータ移行ツールなどがついている製品を選ぶのもよいと思います。HDDから乗り換えるなら2.5インチタイプのSSDが手軽な上に効果を絶大に感じられて安価です。
NVMeでも256G世代は最新製品であっても安価なものが多く激戦区になっています。
※ひたすら安価で大容量モデルが欲しいなら黙って2.5インチタイプかなと。
セールにもよりますが480Gで11980円税込とかざらに見る時代です。(それもCFDとかで)
【店内最安】480GB帯のSSDでは店内最安!CFD製「NCG3Vシリーズ」の480GBを11,858円(税込)で販売中!3D-NANDで保証も3年、しかもこの価格ならご満足いただけるかと! pic.twitter.com/RU2YRD25OK
-- PC DIY SHOP FreeT (@PCDIYFreeT) 2018年6月10日
※参考までに秋葉原バイモアの土日特価のtweetを貼ってみました。 通販ですとAmazonのタイムセールかNTT-Xになってしまいますがリアル店舗にいけるのであれば秋葉原や大阪日本橋辺りのPCパーツショップに土日に突撃するとぽろぽろと特価品が。Twitterなどで情報を集めるとよいかなーと思います。
ただ...それでも。
NVMeのSSD買うと言うならあえて1T以上のモデルをお勧めしたい。
ともかく早さをもとめるなら最大容量モデルがいつでも一番早い。
今回導入した新WD BLACKもう数ヶ月から半年すればかなり価格がこなれると思います。
実際Amazonの価格でも発売日は51000程度だったこのSSDももう47000円を割っています。
SSDはそれだけ新型の発売が早く陳腐化も激しい激戦の商品です。値下がりも激しい。
でもPCの速度を劇的にあげてくれる製品でもあります。
なので行くなら...
どうせ行くなら一番いいやつに突撃したいところ。
さすがに2Tとかになると10万とかすごい価格が見えてきてしまいますが...1Tとかならまだなんとか頑張れば手がでなくもない価格です。
発売日に突撃だぁぁぁぁとか私みたいに馬鹿なことをしなければ価格は少しづつ下がって行きますし。
タイミングを見て大容量モデルを買うというのもありかなと。
INTEL750も大容量モデルの方が圧倒的に早かったですしね...いや価格も圧倒的過ぎましたが。
いかがだったでしょうか。
個人的には満足行く買物でしたしベンチマーク以上に体感で高速化を体感していて満足度の高い導入となりました。
最後に安価なヒートシンクの導入について書いて終わりにしたいと思います。
○熱すぎたNVMe
導入してすぐは51度とかだったんですが...ずーーーーーっと稼働して作業していると59度とかまですぐ発熱してしまうんですよね。新型といえども。
メーカー基準でいえば60度ぐらいまでは許容範囲のようですが気分的には「ちょっと熱くないかなー」みたいな。
そこで安価なヒートシンクをTwitterで紹介してもらったのでさくっと導入してみました。
これがヒートシンク。
取り付けるときは保証シールを剥がさなくてもいいと思いますが私はダイレクトに貼りたかったので容赦なくぺりっと。
両面テープが付属していますのでそれを使って装着。チップにペタペタと貼る感じ。この状態で装着して再度発熱を確認すると...
わお。
劇的。
というわけでわずかな金額で買えるヒートシンクですら「こうかはばつぐんだ!」な感じになりました。10度ぐらいがくっとさがります。
ガンガンに稼働させてデータの読み書きを1時間がっつりさせても発熱的には50度を超えなくなりました。SSDの寿命的にもこのぐらいの温度の方がよさそうです。
シールはがさなくてもゴムバンドで固定でもいいかなーとは思いますが。実際の導入はそっちの方が(保証的にも)いいと思います。そうして固定する製品も出回ってますし。
2.5インチなSSDより発熱がダイレクトに出るNVMeですのでヒートシンクの導入は現実的な選択肢かと。特に旧世代を安価に狙う人は1000円程度の製品でいいので導入を検討した方がいいかなーと思います。
私が今回使用した製品でも十二分に効果ありましたし。おすすめしたいところです。