先月の記事でもご紹介した格安大容量のモバイルバッテリーcheero Power Plus 10000mAhですが、その後実際に購入して一月ほど運用してみました。実際に使った感触と使用感などをレポートしてみようかと。
まず結論から先に言うと...
こいつは使える!
これが私の結論です。価格を考えるとむしろ使えすぎると言ってもいいぐらい。もはやこれなくしてモバイルライフは成り立たないほど。外出先でバッテリーが切れたところで「ふっ」と笑ってすませられるほどの存在感を放っています。
買った時にとった写真を元に商品の解説など。
購入して届いた時点での写真から。簡素なパッケージと日本語のマニュアルが1枚同封されて届きます。比較のためにEVO 3Dも一緒にぱちり。大きさ的にはほぼスマホ並。厚みはスマホ2.5~3台分と言っていいかと。やや厚めですが容量を考えると仕方ないところ。
重さは結構ずっしりしていて大容量の名が嘘ではないことがわかります。
付属のケーブル類。本体への充電ケーブルと各社機器への充電アダプター、それに接続するケーブルが入っています。写真にはアダプターに接続するケーブルが映っていません。iPod用やmicroUSBやminiUSB向けのアダプターが一通りそろっていますのでまず困ることはないでしょう。
が。
私はこれらを一切使っていないため付属ケーブルの使い勝手がわかりません(苦笑)
機器との接続には「100円ショップで買ったケーブル」を使用。充電には「EVO WiMAX付属のACアダプタとケーブル」を使用しているためです。持ち歩く時にいちいち付け替えるのは不便なのど、同時に2台充電出来るメリットを活かそうとしたらこうなってしまいました。充電もACから充電の方が実際のところ早いので...
この辺りは人によって運用はことなるでしょうが、私はそのようにしています。
他の人も同じなのか冒頭にリンクを張った急速充電器を同時に購入している人も多いみたいですね。
これは充電中の一幕。このバッテリー最大の難点はこの充電。
ともかく充電時間が長い(苦笑)
どのぐらい長いかというとバッテリーがほぼ枯渇した状態からだとゆうに13時間はかかると言われています。今回は郵送で届いた段階でランプは3つ点灯するぐらい充電してあったのですが、そこから一晩でも終わらなかったという(笑)
それと満タンになるとこの本体についてるランプが全て点灯するのですが、全て点灯したからといって実際には満タンにはなっていません(^^;
全部点灯で8割ぐらいなんじゃないでしょうか。そこからさらに数時間は充電しないと満タンになってくれません。どんだけ大容量なんだおまいは...という感じです。パナソニックの製品などに比べるとここが弱いところ。
反面一度満タンにしてしまえばそうそう空にはならないので適度に充電タイミングをとっていれば一晩で満タンになる感覚で使っていけます。
価格を考えるとここを我慢するかしないかってところでしょうか。私は問題にはしてません。
写真を見ればわかる通りの外観で、中国製品にはあまり見えません。結構質感もあって重量感もあるので見た目には廉価なモノには見えない感じ。
とはいえ作りはやはり...という部分もあり過度の期待はしない方がいいかと。私は結構高級感出てるなー頑張ってるなーと思ってます。実際毎日使ってるわけですが、チャチいな...とは思ったことはありません。
写真右側にスイッチがありここで充電のON/OFFが出来るのですが、ここも注意点。
充電しない時は必ずOFFにしておくこと!
ONにしたままですと常に頑張って出力しているようで充電には時間かかるは気付けばバッテリーは空だわ...なんてことになりかねないところ。実際言うほどの放出ではないって人もいるんですが、ともかくもったいないってのもあるので使用しない時はOFFにするのを心がけたいところです。
写真上側にUSB端子が2つありまして。片方が1A。もう片方が2.1Aとなっています。まぁ、2.1AはiPad用だと思って差し支えないかと。2つの端子があるということは...そう、2つのスマホを同時に充電出来たりします。これもかなりのメリットです。
私の運用としては出先で人と会ってる時に、相手のスマホと自分のスマホを同時に充電しながら会話していることが多いです。合う人合う人「バッテリーがねーあとXX%しかなくてさー」とかやってるものですから。いいからおまえらモバブのひとつも買えやと何回言ったことか。
最近はこいつを持ち歩いているせいで「それいいねーいくらだった?え!?安い!?」となって...仲間が増殖している状態ですが、お金が出せるならパナソニックのいいものを買うのを一応推奨していたり。パッドの上に置くだけで充電出来たり充電時間がやはり短めだったりといいところは多いので。
とはいえやはり価格。安いのがいい。そういう人は私と共にこいつを愛用することに。
これはあまり推奨出来る運用ではないのですが、バッテリーを充電しながらスマホを充電...という使い方をした時のスナップ。大きさと厚さがよくわかる一枚ですね。写真を見てわかる通り7月中には購入していました。
バッテリー本体のボタンを押すと通常時には残量を知らせてくれるのですが充電中は常に点灯して充電状況を知らせてくれます。...が結構まぶしいので枕元でやるのはおすすめしません(苦笑)
実際に使ってみた感じとしては、満タン状態で...
・並のスマホなら約4回満タンに出来る
・NewiPadなら60~70%近くまで充電出来る
性能があります。これは満タンにした状態で運用し、EVO 3Dがバッテリー残量5%を切ったところで充電...を繰り返しての実感です。4回満タンにしてもまだ少し残っていたので驚きました。
iPadは1%に表示からの充電でバッテリーが空になるまで充電したところ70%の表示まで回復。ただしこの充電時間は恐ろしく長くかかるのであまり実用性は...緊急時にはとても助かっていますけれど、その場合は充電しながら使うことになりますか。
それでも旅行先でiPadを半分以上回復させることが出来るというのは頼もしいです。今年のモデルであるNewiPadはやはり充電に時間がかかる仲間のひとつなので(笑)
名称では10000mAhを歌っていますが、実際のところは8割程度の容量と見ておくといい感じに運用出来ます。使い方次第で減り方も変わりますので...休み休み使うのか一気に使い切るのかでもまた変わりますしね。
それでもこの価格でこの容量は驚異的です。
パナソニック製品のほぼ半額で買えるということもありまして、私なりの運用として...2つ購入して交互に使うということをやっています。
充電が長いなら充電しっぱなしでいいやーと(笑)
片方を持ち歩いて片方を充電状態にしておけるというのは実に楽。
減ってきたら交代です。
まぁ充電開始から一晩とちょっとぐらいしたら一応外すようにしていますが。
USBハブがACタイプならそこからも充電出来ます。ACからの充電より時間がかかっているようですが、刺しっぱなしだとあまり気にならないかも?
ともかく一月使った感触は「これは使える」ということに尽きます。
とはいえ品質にばらつきがあるようで、買った人の中には「すぐ壊れた」とか「充電されない」なんて人もいましたので不良が出たら購入元に相談するようにしましょう。日本代理店があるのは便利です。
まぁ価格的に外してもいいか...と思えるのかもう1台買ったり諦めたりしてる人も多いんですけれど。
私は2つ買ったんですがどっちも問題なく稼働中です。
あとは劣化がどれだけ早いか...なんですが、価格が価格ですのであまり気にしていません。
出先でスマホのバッテリーが切れるのは結構死活問題だったりするのでこいつひとつで安心感が手に入るなら...いいかなーと。
バッグの中で充電しながら運用するのが私の普段のスタイル。移動中に充電したり打ち合わせ中に充電したりって感じですか。飲みに行って飲み屋で友達のスマホを充電してあげる...なんてのもよくある使い方のひとつです。バッテリー切れの多い人に限って備えがまったくなかったりしますので...今度からこのバッテリーで頭をごつんとしてあげることにしましょうか。
iPhoneとルーターを充電している友人もいますが、一日で空になることはないそうですから(ランプ2つまでしか減らないよーと笑ってました)頼もしいっちゃ頼もしい。
100円ショップのアダプタを運用している私はさらにG11やらなんやらともかく充電出来るものはこいつでまかなってしまっているので、ケーブルの数が結構すごいにことに(^^;
PSPや3DSなんかもこいつで充電出来るので可用性は広がってますね。
いいところだけ並べていますが、やはり安価な製品ですし保証的にも不安はあります。
お金に余裕がある人は国産のパナソニック製品(というよりSANYO製品の発展系ですが)を購入した方が安心っちゃ安心でしょう。けれどそんなものはものともしない自己責任についてきっちりと理解している人にとっては安くておいしい逸品ではあるかな?と思います。
これが記事中でも触れていたパナソニックのもの。5400mAHで3575円ですから実際言うほど高くはありません。オプションのパッドを買うことで「パッドの上に置くだけで充電」出来るのは感動ものです。このブログの技術担当はこれをこよなく愛して運用しています。
パッドが1つあれば2つのバッテリーを同時に充電出来る幅があるとのことなので、バッテリーを2つ買って運用してる人も。ディープな人はそんな使い方に落ち着くのでしょうか。