マクドナルドが死んだ日

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 今回は記事というよりただの私的な愚痴です。
 読んで不快になられても当方としては一切関知しません。
 その上でお読みになるか、読まずに立ち去っていただければと思います。


 体調もよくなり仕事にも無事復帰。たまにはジャンクなものでも食べたいな。そんな思いでマクドナルドに久しぶりに入ってみました。クーポンでフィレオフィッシュをお安くいこうかな。そんな軽い気持ちで。
 ところが店内に入るといつものメニューがない。
 上を見上げて掲示されたメニューから選んでくださいと書かれたプレートがあり、見上げれば...そこにはセット商品の価格だけが並んでいて。単品を買って帰りたい私は店員に尋ねました。が、彼女(女性店員)はオロオロするばかり。
 どうやら日本語がいまいち達者ではないようで。
 まぁ仕方ないかとクーポンの画面を見せるとほっとした顔。とりあえずフィレオフィッシュを注文したんですが...なぜか黙って2個注文され。まぁいいかな...なんかこれ以上突っ込むと可哀想だなぁと。
 で、脇にずれて出来上がるのを待つ間にツイッターの未読を見ると...ああ、やっぱりあちこちで困ってる人がいる。指さして注文出来ないじゃないかと。確かになーと思っていたら...

 背後からきたインド人がメニューを探してキョロキョロ。
 「日本語で」書かれたプレートには上のメニューを見ろと書いてあるが、どうやら彼には読めない。
 一生懸命話しかけるが、受付の女の子に言葉は通じていない。
 間に入ろうにも二人とも日本語がどうも通じづらそう。
 他の店員のフォローもすぐには入らず。この二人の気まずそうな時間が静かに流れていました。

 今の経営陣が何を考えてこの施策を打ったのかは知りませんが...

 私には今日...日本マクドナルドは死んだな、と思いました。
 日本語がばっちり出来る客からセットメニューだけ注文を取れればいいとでも思ったのか。
 外国から来た人が日本のマクドナルドで注文することが出来ないようにわざわざすることになんの意味があるのか。

 きっとその方が儲かるのでしょう。儲かるから方法を変えるか...あるいは買う側に便利だから変えるのか。でも後者にはまったくなってないのできっと前者なのでしょう。

 別のインド人の方が店員より素早くフォローに入ったからいいようなものの(面識はない二人のようでしたが)ちょっと考えさせられました。
 カウンターのメニューをなくすことになんの意味があるのか。
 言葉が通じなくても海外のマクドナルドに行けばメニューを指さして数を言えば注文出来る。
 昨日までは日本でもそうだった。
 インド人の彼も昨日までは簡単に注文できた。
 日本語がまだそれほどうまくない店員さんもにっこりと対応出来たかもしれない。

 けれどもうそうではなくなった。

 まったくの偏見でなんですが。
 私にはマクドナルドが死んだ...とふと思えました。
 積極的に海外からの学生などを雇い入れる姿勢はむしろ評価していたんですが(シルバー人材の活用とか。もちろん時給がそれほど高くないとしても)...
 その雇用とかみ合わない施策。客に泣き顔をさせる売り方。

 ロナウドマクドナルドのピエロ顔がいつか涙に流されそうな...そんな感覚をもった数分でした。

 言葉がしゃべれなくても簡単に注文できたマクドナルドはなくなりました。
 はっきりと店員に通じる言葉でメニューを見上げながら注文しないといけないマクドナルド。
 マクドナルドは今日死んだ...ふとそんな言葉が頭に浮かびました。本当のところはどうなんだかわかりまぜんけれど。
 世界共通でやってることなんでしょうか...

 単品ではなく何がなんでもセットメニューを買って欲しいからなのか。
 この方式が客にとって最高の方法だと思ったからなのか。

 それはわかりませんけれど。
 少なくともよくなったようには私には思えなかったという...ただそれだけの話だったりします。
 オチもなくてすいませんが、あまりに悲しい出来事だったのとツイッターや各種WEBでも「指さして買えないじゃないか」という声が結構あってそれを読んでる最中に起こった出来事だったので...なんとなく文章にしてみました。
(まさかWEBのニュースサイトに書かれていることがまんま目の前で起こるとは思わなかったですが、そこまで考えて施行したんですかね...手軽に買えないファーストフードなんて...)