VIAの逆襲

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 チップセットベンダーとしては、一時期最大手(INTEL除く)だったVIAですが、最近は元気がありませんでした。
 チップセットビジネスもnVIDIAと組んでいくみたいですし…
現在VIAの主力は、小さく発熱の少ないPCの世界。
C7と呼ばれるCPUを中心に、EDENプラットフォームを形成、一定のシェアを上げています。

ところが、このC7、今時のCPUとしてみるとちょっと非力(実用上は我慢できるレベルですけれど)。
また、全体として設計が古い世代になってしまったため、INTELが大資本でうりゃっとATOMプロセッサとかで浴びせ倒しをかけてくると、これがまたつらくなるだろうなぁと思っていたのですが…
詳しくはここに

 朗報っちゃ朗報。新型CPUがお目見えですよ。
 時を同じくして、INTELがATOMプロセッサを発表。
 ここに、スモールサイズである程度のスペックを持ったローコストPCのカテゴリ戦争の準備が始まってしまいました。
 EeePCが火をつけた分野ですが、それでも「もーちょっとだけスペック欲しいな」という声があったわけで。

 そこにINTELとしては、儲けを減らしそうだけど、やっぱやるなら本気でとATOM投入。
 VIAはどーするかなーと思っていたら、この新型「Isaiah」ですよ。

 実際のスペックはというと

こりゃけっこういけますぜ!なスペック

 この辺りを参考に。予想よりよいものに仕上がっているようで。
 これにnVIDIAのチップセットが加わって、なるほど対抗勢力としての準備は完了というわけですね。

 あくまで、低消費電力にこだわるのは存在感的にもいいこと。AMD結構こだわってますが、VIAはさらに上を行きたいみたい。

 わかりやすく言うと、VIAが設計したCore2Duoというか、ATHLONというか。世代的にも内容的にも、この3つはきわめて近いのですよ。
 後は値段次第ですけれど…やってくれそうな予感がします(笑)