ついに、決定的になる決裂

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デッドオアアライブや、NINJA外伝シリーズで有名なクリエイター板垣さんが、所属するテクモを退職すると同時に、社長を告訴したようです。 詳しくはこちら

XBOX360というハードを語る上で、テクモと板垣氏の名前を外すことは出来ません。
この方が作るゲームは魅力的な女性や、格好いいアクションなど、様々な点で国産ゲームながら、海外に通じる魅力をもったゲームです。
実際私も何本ももっています(笑)

以前、セクハラで訴えられた時、「ああ、あの人ならあるかもな」とも思いましたが、今回の告訴は逆に「ああ、あの社長ならたぶんそうだろうな」と思えてしまった不思議さがあります。
日本の企業は成功報酬等を踏み倒すことが多いもので。知りうる限り、その手の成果報酬が最も優れているのは、コナミだと思います。知ってる人が、実際に成果報酬でかなりの大金(一軒家は無理でもマンション買えるぐらい)を報酬として受けています。

他のゲームメーカーは、大ブランドといえどもその手の環境は立ち後れているのが現状です。
板垣氏が100%正しいのかはわからないのですが、日本の企業のことですし、納得出来る出来事でもあります。

そして、決定的なのは続編はもう作れない。この事です。

けれど、前向きに考えましょう。もしあなたがゲームメーカーの経営者だったらどう考えますか?
対岸の火事? 自社の整備?
いえいえ、板垣氏を招いて魅力的なゲームを生み出せないか、と考えるでしょう。

海外のブログなどを見ても、次はどこに行くのか!!というのがすでに話題です。
私が見た記事は、EAを押す声が強かったのですけれど。

それと、XBOX360を愛してやまない板垣氏ですが(今まではそういう発言に終始している)、今後はPS3やWiiでゲームを出す可能性も出てきたということです。

DSなどにはゲームを出しているわけですし、可能性は決して0ではないでしょう。

実績があるクリエイターの方ですが、発言が割ととんがっている方なので、日本企業で仕事するには窮屈かもしれません。
世界を舞台に、また我々を(いろんな意味で)楽しませてくれるとうれしいですね。

しかし…以前から噂では聞いていましたが、ここまで決定的な決裂になるとは…
NINJA外伝2の完成で、義務と義理を果たした上で、後顧の憂いなく、次のステップに踏み切ったのだとすれば、社会人として見習いたいものです。(途中で投げ出してしまっては、クリエイターではなくなってしまいますから…)

今後の氏の動向と、テクモの反撃が気になるところです。
もっとも、訴訟金額を見て思ったのは、契約金としてこれ以上の金額出すから、ぜひうちに来てくれ!!って欧米のソフトハウスが言ってしまえる金額だということ。
著名クリエイターの新作は、それだけで経済効果ありますしね。