AMDの逆襲が…今度こそ?

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 出る出る詐欺状態だった、AMDの新型CPUが発表になったようです。といっても、名前は変わらずopteron。
 サーバー向けCPUなんですが、結構待望されていたCPUで、知り合いのサーバー屋さんも結構待ち望んでたみたい。
 詳しくはPCwatchの記事を参照のこと。
 これでまた、CPUにもいろいろ動きが出そうです。
 性能的には、予想の範疇内といわれてるわけですが、まずはこれが出ないことにはAMDの収益が上がらない(笑)
 安くて性能がよい。そして発熱が低くて、低消費電力。これがAMDの今の売りです。
 INTELはどちらかといえば「パワー! パワー!モアパワー!」な会社なんですが、Core2duoでちょっとだけ反省の道へ。それでも、やはりパワーを求める路線は変わっていません。AMDもパワーは追求してるんでしょうが、消費電力の方がある意味目立つ状態でした。サーバーの分野では、消費電力についてとっても厳しい目があるので、AMDにとってはありがたいかもしれません。
 ともかく、コアの改良、キャッシュの増量と、定番の路線ではあるのですが、製造プロセスが細かくなったこともあり、性能は同じクロックでも旧世代の2割増しとのこと。

 で、このサーバー用CPUを元に、我々が使うようなコンシューマー向けCPUが生まれるわけですが、それが「Deneb」と言われてきたCPU。なんだか、オウガバトルシリーズを思い出してしまう私は、そろそろ年寄りかもしれません。
 PCwatchの記事によれば、その新CPUは、「Phenom II」になるようです。
 現在でも、「Phenom」というCPUは非常に安価にクァッドコアを実現出来るCPUとして、結構人気があります。というか、最上位のCPUでも2万円しないという状態なわけで、お買い得感は相当なもの。チップセットも、690Gが登場したあたりから定評がついてきてますので、安価で高性能なCPUとなると、有力な選択肢になっています。

 上位バージョンとして発売されるのかはわかりませんが、次第に置き換わって行くのでしょう。既存のマザーボードでもそのまま使用出来る(ものが多い)ので、AMDのユーザーにはありがたいと思います。
 INTELはなんだかんだいって、CPUと共にマザーの交換ってパターンが多いんですよね。
 965のマザーだけがなぜだか踏ん張ってますけれど(笑)
 もちろん、性能を引き出すためには新チップセットとの組み合わせによる、AM3プラットフォームとして運用することになるのでしょうが、それでも安価に性能を上げられるパスポートがあるのはうらやましい限りです。
 …秋葉原あたりには、年末にでもひょっこりサンプルが出回っていたり、出荷されたりしてそうですね…