大歓迎されるAMD…ネットブック市場にAMDようやく参入?

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 ネットブック、流行ってますねー。実際、古いパソコン大事に使ってる人からすると、下手するとネットブックのが早い気がするそうです(笑)実際、windowsXPのHomeで不便感じない人には、ありがたいものなんですよね。
 そんなネットブックですが、どのハードを買ってもハードディスクかSSDかの違いだけで、CPUのスペックやビデオ性能なんかは一律横ならびです。まぁ、仕方ないことなんですが…その状態にようやく変化が起こりそうです。
笠原さんの注目すべき記事(PC WATCH)はこちら

 
 なんといっても、安価なPCといえばAMDというのが、私の中での定説でして、同じ値段で「基盤から揃えると」間違いなくAMDのが安くあがると思ってます。それと、現在主力のPhenomは性能が頭打ちとなっている状態のため、最高性能のCPUを買っても2万前後なのも魅力。
 閑話休題。そんなAMDがようやくネットブックカテゴリーに進出してくれるわけです。
 ネットブックに搭載されているATOMというCPUは、低消費電力でそこそこの性能を出してくれるすばらしいハードなのですが、組み合わされている945GEがなんというかダメダメな子で、足を思いっきり引っ張っています。とはいえ、実際に使う分にはまったく気にならない性能はもってるんですけどね。消費電力でいうと、CPUの足を引っ張ってるのは間違いないかと。

 対して、AMDが発表したハードは…既存のハードの低クロック版のようなもので、性能もあっさりと予想がつくものです。記事中にもありますが、690Gとアスロンコアの組み合わせであれば、これはもう結構いい性能になるのは間違いないかと。
 690Gは今でこそスペック低めですが、ノート用の製品として考えればかなりの高機能です。そこそこの3Dゲームなら動くぐらいの性能はもっています。消費電力はやや高いですが、今のアトムプラットフォームと比べて遜色はありません。
 バッテリーの持ちが同等なら、性能がいい方がいいわけです。
 しかも、性能を上げたいなーと思えば、アスロンx2等既存のCPUの転用でどうにかなります。

 そうして、時を稼げばATOMの用に新規に起こしたCPUをこの市場に投入出来るわけで、私なんかからすると、規定路線ながらもうまいこと考えるなーと思ったものです。価格もかなり戦略的。
 VIAの新型CPUもなかなかに魅力あるんですが、どこまでいってもチップセットが足を引っ張ってます。内蔵ビデオのコアが弱いんですよね…気にしない人にはまったく気にならない部分なんですが。

 CPUのパワーもそこそこでよくて…となると、現在販売されているEeePCシリーズなんかはバッテリーの持ちもよくて値段もそこそこのかなりよい商品と言えます。

 ネットブックなんて呼び方をいくら業界がしても、ユーザーからしてたら「安くて便利なノートPC」でしかないわけで。しかもwindowsXPが入ってるとなれば、買わない理由はないです。

 個人的に購入したいハードは今のところないんですが、周囲の人が買いまくったおかげでほぼ全てのネットブックをいじることが出来ました。キーボードに「むう」となることはあっても、ハードスペックの不足はメモリが増設出来る機種で、かつHDD搭載型であれば、通常使用しているノートPCと遜色ないスペックです。
 ペンティアムMの1Gあたりのノートを常用していた身からすると、下手すればネットブックの方が早かったりします(笑)

 AMDが参入して、ちょっとでも驚異になれば、INTELもチップセットを改訂して965やG35あたりのネットブック版を投入してくるかもしれません。2G越えのATOMと組み合わせて、バッテリーでの稼働時間が5時間超えていれば、これはもう立派な実用性のあるノートPCになります。

 来年あたりは、ひょっとしたら「一人一台ネットブック」の時代になってしまうかもしれません。
 X61sを買ってなければ、ひょっとしたらAcerあたりのネットブックを購入していたんでしょうが…

 信者というわけでもないのですが、Thinkpadの良さってものがあるので仕事に使うとなると、やはりこの程度のハードが欲しくなるものです。型送れを安価に買ってる身ですが、レットノートにしろダイナブックにしろ、その値段に見合う価値があると思う人は黙ってそちらを選ぶでしょう。ただ、20万超えだとちょっと辛いので、ただ持ち歩くだけの人ならばネットブック選んでしまうでしょうね…
 この勢いは止まらないかもしれません。