Thinkpad X61sであえてWindows7のHome Premiumを試す(1)

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 10月22日。とうとうというかやっとというか...Windows7が発売されました。早期予約で7777円のHome Premium(以下HPと略します)を2本注文していたのですが、仕事の都合で入手できたのはつい先日。その間に店頭でProfessional(以下Pro)を1本買ってしまいました。こんなことなら最初にProも一本買っておけば、かなり安かったのに(涙)
 なんでこうなったかというと、RC版をテストしてたところ、リモートデスクトップの強化具合があまりにも使いやすく魅力的で、メインのPCはこれがないと辛いなぁ...と思い始めたため。当初は使わない機能のつもりだったので、Hpで十分だと思っていたんですね(^^;)(まさかVISTAからこれほど強化されているとは)
 自宅内であればどこにいてもX61sからメインPCを操作出来、画面のせまさはあるもののまったくストレスを感じない操作が可能。HDD内のファイルにアクセスして動画を再生しようが何をしようがローカルで触っているかのごとく。一度手にしたら手放せない環境になってしまいました(^^)
 で。タイトルにもあるとおり、X61sのOSにあえてHpをいれてみることにしました。実際、RCからテストしてきてわかっているのは...
 リモートデスクトップとXPモード、そしてバックアップの機能強化に興味がなければ、ProやUltimateを無理に買う必要はないな...と。実際、普通に使う分には間違いなくHpで十分です。ドメイン参加はそもそも自宅内にサーバーを立ててる人ぐらいしかメリットがないですし(企業だと話は別です。個人で使う場合前提ですよ?)、リモートデスクトップもそもそもパソコン1台しかもってない人には意味がありません。2台以上あり、1台はあまり触らないとか...あるいはモニタがつながってないとか...特定の状況でないとメリットが出しづらい。インターネットを通じて自宅にアクセスするのなら、魅力はかなりのものですが設定にかなりの難易度があります。慣れている人でもないと設定できないんじゃないかな?と思います。
 とすると、XPモードが最も魅力あるPro以上の機能なんですが...普通に使う人には「ぶっちゃけ意味がない」と言っちゃいます。
 というか、市販ソフトであればVISTA対応のものが普通ですし。フリーウェアも有名どころは対応してるものが多いですし。逆に、今更XPでしか動かないソフトがごろごろしている!というのなら、素直にXPが入ったパソコンを一台用意した方が早い。今まで使っていたPCをXP用として、Windows7専用にもう一台パソコンを購入するとかした方が幸せになれる気がします。(特にXP世代のPCはスペック的にもきついと思います。いまどきは39800円も出せばDELLやヒューレットパッカードでWindows7の入ったPCが買えちゃったりしますから。自作だと、先日の「許されざるパソコン...故障原因と格安バージョンアップとため息」で紹介したような格安バージョンアップでも、十分に実用に耐えます)
 で、バックアップ機能強化ですが...市販ソフトの方がもっと強力だったり、海外製ですがフリーウェアにもかなりすごいものがあります。それほど気にしないでもいい(もちろん、標準機能というのは大きいので試してみて気に入ればPro以上の方がいいのですけれど)のではないかと。
 あとは値段差をどう見るかです。一番最初のキャンペーンは論外として、現在秋葉原辺りを見ている限り、Hpが13000-14000円。Proで18000-19000円。約5000円差があります。(DSP版の場合)XPモードは使っていて楽しいですし、何かあった時心強いのですが、その5000円差があれば、新しいビデオカードや高速なHDD、あるいはメモリの増設に回した方が予算的にはいいかと。お金がたくさんあるのであれば別ですが(^^;

 個人的にはXP等をもっているのであれば、今売っている割安な正規パッケージを買うのが一番だと思いますけれど。

 なんといっても32bit版と64bit版の両方が入っているのが大きい。64bitを試してみて、不満があれば32bitを使用することも可能ですから。とはいえ...

 使用しているアプリケーションに特殊なものがあると、どうしても64bit版では不具合が...ということも。だから今は32bit版を使用しておいて、のちのちそのアプリが対応してから64bit版にインストールしなおす、なんて真似が出来るのはかなりいいことだと思います。

 ただ、私の使用する環境では64bit版で困る場面はまったくない(そもそもVISTAの64bit版を使用していたのでアプリケーションが対応しているものしかない)という事情もあります。
 というわけで、いろいろと考えた結果、X61sにはHpを導入することにしました。メインPCと違ってX61sはクライアントとして使うわけですし、Pro以上でないと搭載していないような機能は使わないと判断出来ましたので...

 ただ、ここで問題が。X61sに最初から搭載されているのはultimate...アップグレード版を導入するとなるとWindow7のultimate版を買うしかないわけで、これは金額的にも辛い。そこで、今あるメモリを他人に譲渡して、DSP版のHp、64bit版を導入することにしました。
 写真は後日追加しますが、インストールからつまづくところはありません。スムーズに導入できます。アップグレード版と違ってクリーンインストールでも以前のOSを要求されませんのでむしろ楽チン(^^;
 4Gしか積んでいないとはいえ、メモリが全部使えるのはありがたい話です。ドライバーはぼ自動で導入されますので、LANケーブルを挿して導入を行いました。無線LANをその後設定。快調に動作...なんとも順調すぎてかえって不安に。
 ドライバー類は22日にレノボのサイトに一気にあがったので、それを適用すればさらに安心でしょう。
 次の記事では、各種アプリケーションの動作チェックも兼ねていろいろと数字を見ていこうと思っています。