その性能は本当に必要か(3)...Radeon5450登場

 ビデオカードほど選択の難しいアイテムはないのかもしれません。ゲームやらないよ!と言っててもOSがその機能を欲するようになり、必須とはいえないぐらい内蔵GPUばかりになっても、性能強化のためには...と悩みガチ。

 今後のビデオカードの性能をみるに、GPGPUに関してはまだまだ過度期です。あせることはないと思います。今旬なのは動画再生支援とDirectX11対応の2つ。とはいえ、一世代前のDirectX10.1でもOSからしてみたら問題なく動作させられますし、そもそもXP使ってたら関係ない話。

 なので当サイトではずっと安価でそこそこ性能のあるRadeon4350をプッシュしつつ、4650や予算があればGeforce9600GT辺りをどうぞ、と言ってきたのですが今回登場した5450はある意味新定番といえそうです。

 

 

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 昨日購入した友人宅で実物を触った感じでは「4350より1割ぐらい早い。DirectX11対応。動画再生支援もばっちり」であり、「たぶん次世代か次々世代の内蔵GPUはこいつが入るかな」という予感を感じさせるものでした。

 ぶっちゃけ登場から5000円切ってるインパクトはすさまじく、すぐに3980とか出回りそうです。2000円の特売4350もいいんですが、通常売価でこのぐらいならこれからはこちらを勧めたいところ。

 ただ、あくまでも「割り切れる人」向けなのは4350と一緒で「その性能はいらない」と言える人にはおいしいパーツとして定着しそう。もし踏ん切りがつかないなら、もうすぐ出る予定のRadeon5570がもしかしたらすごいオススメになるかも。

 まだ確証を得てませんが上位の5670とほぼ同じでクロックだけ下げたモデルと思っていただければ。補助電源なし、ファンレスの最高峰になる可能性を秘めています。売価予定も9000円以下スタートと聞いてますので、今の4650のポジションに4550の魅力を持ち込んだものになりそう。

 

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 とはいえ、ファンレスで補助電源なしが確定し、ロープロファイルでも発熱に安心感があり安価な5450は魅力がきっちりあるGPUですね。ちょっとドライバーに不安感じましたが、ある意味いつものことなので(^^;

 まだ登場したばかりでこれらの価格というのは4850や4650の登場時を思い出させます。nvidiaのローエンドはいまいち元気がないので(それでもすごく売れてるんですけれどねぇ...雑誌の扱いがぐっと小さくなりました)、そっちもいいものが出るといいのですが。

 ハイエンドGPUやミドルハイはいらない、でもローエンドといえどしっかり自分の欲求は満たしたい。そんな人に、2つの新定番が出そうです。旧世代が安くなってはいますが、先のことを考えて...というなら今まさに必要な性能で安価なものが登場しそうなタイミングです。

 ...来月、先着5名で3980とかすでにやるみたいですね、5450。4350の在庫処分が加速しそうなので、そっち目当ての人にもおいしいタイミングかも。

 Nvidiaは新コアベースがローエンドに降りてくるタイミングがよめないので(現行製品の名前だけ変えて出してくる常習犯なので)、情報をきっちり収集してから買うべきかと。旧コアならやはり9600GTの性能と価格は今でも魅力あると思います。