そんなに古くないPCなのに、パーツが手に入らないことはある...RIMMの恐怖

 ちょっといろいろあって、知人からPCを預かりました。

 が。

 ともかく動かない。Beep音も鳴ってるしハードエラーなのはわかるのですが、ちょっとすぐには原因がわからない。

 でも彼はパソコンがすぐ使用出来ないと困る。かといって新しいものを買う余裕はない。

 ...まぁ、人間こんな時は誰か助けてくれるものなのか、1台のPCが別の友人から供与されまして。セットアップだけしてあげようかな...と思ったのですが...

 出てきたのはDELLのPC。PCというよりワークステーション(笑)

 当時としては結構高かったんですが、今触ると...ですか。それでもペンティアム4世代ですから、XPを使う分には...と再セットアップ。

 HDDがちょっと問題あって、20Gと80Gの2台搭載されてまして。当時としては早いHDDですが...今となっては。20Gというのも...そこで手持ちで使っていないHDDのうち、まぁいらないかな...というものをプレゼントすることに。

 幸いサムソンの120G(たぶん基板が壊れたNASから外したもの)があったので、それをセット。20GのHDDのクローンコピーをしてあげて、起動ドライブを変更します。

 これがまた劇的な効果があり、体感で「おお、これはいける」と思えるスピードに。

 で、windowsupdateをかけて、アンチウイルスをいれて...とある程度の環境を整えます。

 ふとメモリをチェックすると512M。さっき開けた時にメモリは2枚刺さっているのを確認しています。

 手持ちのDDRメモリを刺せば増やせないかな...と基板を見ると...あれ、このメモリにはすごく見覚えが...

 

 RIMMかよ!?

 

 かつてINTELが全力で「やっちゃった」標準規格のなりそこね...なんて言ったら怒られるでしょうが、実際のところ時代のあだ花として壮絶に散った規格のメモリです。速度・性能はすばらしかったんですが、いかんせん高かった。

 ほんの一時期ですが、確かに主役の座に近いところまでいた規格。

 けど...今ここでそんなものに出会うとは...どうりでタダでいいよとか言ってたわけだよ(苦笑)

 追加でメモリを刺そうにも、このPCのチップセット850Eは...まぁいろいろありまして、搭載出来るメモリにもいろいろと。今刺さっている以上に増設しようとすると、探すのが大変という(笑)

 RIMM自体はまだ中古市場で見かけますが、搭載出来ないと名言されているものがおおかったり。う、うーん。

 ものすごい古いかというと、私からしたらまだ新しい方のPCですが...パーツが手に入らないって点では骨董品と同義。これはきびしい...

 

 仕方ないので512Mで運用してもらうことにしました。お金が貯まるまで、がんばってもらいます。

 ...まぁ、それでもそこそこ快適なんで、HDDのスピードの重要性を実感したり。

 しかし久しぶりに見たなあ...RIMM...秋葉原なら、搭載出来るやつがまだ売ってるんですけど...やや高めだったり(苦笑)