秋葉原の店員百景...客を引きつけるのはマニアな知識だけではないのかも

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 たまにはものすごーーーーーく偏った私見ばりばりの日記など。

 普段の記事とは毛色が違うので、不快になる可能性が高いです。また、文句を言われても困りますので読む方はそれをご了承の上で読んでいただけると。ちょっと毒入りなので。

 

 

 ご了承いただけた方だけ続きをどうぞ

 

 

 秋葉原のパソコンショップを巡っていてつくづく思うのが、マニアな質問をする客ほど実は買わないもんで、ただ店員さんとマニアックな会話をしたいだけなのかもなぁ...と。いや、暴論・暴言は承知なんですけれど。あくまで私見ってことで。

 レジに陣取って、ひたすら質問している。でしばらく観察していると、なんだかんだと「ああまだXXXなんですね」とか「うーんやっぱりXXXの方がXXXですかー」などと会話した後、買わずに去ってしまったりします。その後の店員さんの疲れ具合が本当に「お疲れ様」って感じで。

 店員さんも人間ですから疲れちゃうでしょうし、もしかしたら逆にその時間が楽しくてかけがえのないものかもしれないんですが、せめて後ろに並んでる時にはやめて欲しいものです。買い物が重いと(特に電源とか混じってると)、レジにも置けずに困ってしまうので(笑)

 とはいえ、好感度の高い店員さんはそういう時ため息をついたり悪態をついたりしません。にこっと笑って「お待たせしました」の一言と共にきびきびと動いてくれたりします。

 実際、よくわからない商品の場合は店員さんの知識だけが頼りだったりするので、さっきの光景に近い会話はマニアックじゃないもののごくごくよく見かける光景。ただ、後ろにお客さんがいる時は後回しにするとかするもんなんですが...店員さんと馴染みの人とか常連客相手だと、そっちを優先しちゃう店員さんもいるんですよね...(涙)

 こちらのつたない質問に嫌な顔や面倒な顔せずに応対してくれる姿には本当に頭が下がります(一部例外な人もいますが...実は名札に書かれた名前を元に一覧表を作ってる友人がいるので、ある意味秋葉原店員えんま帳「店舗別版」みたいなものが身内には存在してます。公表しないあくまで私見の塊ってやつですけれど。見ると思わず「いや、あの人はそんなことない」とか言いたくなることが書かれてたりするので...)。

 なんてことを書いておいてなんですが、実際秋葉原で店員をするのに本当に必要なのはPC等の知識ではなく「一般常識」だったりするそうです。かつて某ショップで店長をしていた友人が酒の席でよくこぼしていました。

「PCの知識とかパーツの知識なんて後からいくらでも教えられるんだよ。実際、パーツの種類は多岐にわたるけど、よく売れるパーツとか店が売りたいものとかだったら絞り込めるし、実際のところ種類としては少ないしな。メインパーツ類は」

「けど、挨拶とか人付き合いとかがまともに出来るやつがなぜか応募してこないのがなぁ...俺詳しいZE!って言われても悪いけどお前程度はごろごろいるし、RMAとか修理センターとかの募集じゃないのよ、接客してほしいのよ」

 なんて嘆いてました。まぁもう数年前の話なんで、今はどうだかわかりませんけれど(笑)

 私なんかはよくわからなければ質問しますが、好感度の高い店員さんはそつがありません。わかることはわかる範囲で教えてくれますし、わからないことはわかる先輩なんかに声をかけて簡素に教えてくれたりします。

 また、知識以外の部分でアピール力のある店員さんというのは、やはり客付きがいいものです。相談したお客さんがその商品をレジに出すか棚に戻すか。店員さんの態度ひとつで結構変わったりします。

 ぶっきらぼうだったり、素人を馬鹿にしたような言動や態度がちょっとでもにじむと、そういうのに敏感な人ほど買うのを躊躇し、他の店でその商品を買ってしまったりします。値段がちょっと高くてもそうしてるってことは、その店員さんから(ひいてはその店から)買うのが嫌だったのでしょう。

 マニアな客と店員のせめぎ合いが続くことも多いので、そうでないお客さんになれてないか、態度を切り替えられない人もいるのかな...

 「そんなこともわからないんですか」

 なんて店員さんに言われようものなら、赤面して帰っちゃうお客さんもいるってことで。先日も某店でそんな光景を見て、思わず私もその店で買うのやめちゃったり。

 台数制限無しで2TのHDDの特売やってたから買いたかったんですけれど...なんか気分が。

 とはいえ、そんな人はごくごく一部。あるいは、たまたまそのタイミングだけの態度かもしれず。店員としては致命とさっき話題にした元店長はいいますが、そうは言っても人間ですからそんなこともあるんじゃないかと。

 中には話術巧みだったり、客の心理をきっちり理解したうえで接客してくる店員さんもいます。ぶっきらぼうなようで優しさがにじむ人。いろいろと面白い人材がそろってるのが秋葉原。

 私が知る中で、マニアックさを内面に押し包んで、ものすごい接客力を見せていた人といえば...かつてドスパラにいたとある店員さん。

 CPUクーラーを買いに行ったんですが、当時の私は今ほどパーツの知識も情報もなく、どれがどれだけ冷えるのかさっぱり。近くにいた店員さんに質問したところ、その人もそれほど詳しくはないけどよく売れるのはこれですよ...とそこそこ高かったけれど、冷えそうなCPUクーラーを勧めてくれました。

「うーん...でも高いなぁ...もう少し安くて冷えるのが欲しい...」

 今思えばわがままなんですけれど(笑)そう言った瞬間、背後にすっ...と近づいてきた店員さんが、ゴトっ...と目の前にひとつのCPUクーラーを置きました。

無言で(^^;

「XXXさんそのクーラーは...」

 応対してくれていた店員さんがちょっと怪訝な顔。どうやら入荷したばかりの商品であまり売れてないものだったようで。ところが、無言でその商品を置いた店員さんは眼鏡をくいっと指で押し上げて...

「大丈夫だ。俺が自分で買って試した。オーバークロックしてもきっちり冷える。最初から貼ってあるシートはしょぼいからグリス塗り直した方がいいけど...この値段にしては本当に冷える。数日ぶん回してるけどまるで問題がない」

 と一言。今時こんなこと言ったら問題あるんでしょうが、今から5年以上前の話ですから(笑)当時はそんな人もいたってことで。

 私はその一言に「この店員さんがここまで言うからには信用しよう」と思ってそのクーラーを購入、自宅で試したところ...本当に冷える。値段以上の効果がばっちり。ちょーっと無理しすぎてCPUが最後には壊れましたが(何してるんだろう)、その絶大な効果に感動。以後ドスパラで買うときはわざわざその店員さんを探して買ってたぐらいで(笑)

 今ではもうお辞めになっておられないんですが、あれだけ自信たっぷりに商品を勧められ、なおかつ人柱根性満載な人も珍しかった。古き良き時代の話ですけれど。

 あとはクレバリー2号店でキーボードを買いに行った時のこと。友人の付き添いだったんですが、私はその日とても機嫌が悪く、まったくアドバイスをしないひどい付き添い人になってまして。彼は始めて高級キーボードを買うというのにとても心細い状態。

 そこでレジにいる店員さんに自分はこういうキーボードは始めてだけど、触ってて気持ちいいのはこう、たんたんたんって感じで打てて、疲れなくて、それで...とかなーーーーり抽象的に説明してました。

「そうですか...ご予算はどのぐらいですか? ああ、それでしたらこれと...これなんかどうでしょう」

 ほぼノータイムで予算内で買えそうなキーボードを数種案内。なぜかひとつだけ彼の言った好みに合わないものもまじってました。メンブレンですが非常にうるさいキーボードで、メカニカルに似たタッチが私好みのもの。まずそれに触らせてから、他のキーボードを案内します。

 比較対象を与えてるんだな...とわかったのは、レジに友人がうれしそーーーーにキーボードをもってった時点。やるなぁ...と思わず関心。本当ならいろいろ触って、それから質問して欲しかったのかもしれませんが、客も少ない時間帯、少し手間をかけてちょっとしたテクニックでお客自身に選ばせて、喜んで購入させる。うまいもんだなぁと関心しました。

 あと、ずいぶん前にAMD用のマザーの特売品をソフマップに購入しに行った時のこと。

「そのマザーはもう売り切れですよ」

 ぶっきらぼうに言う店員さんは私と似たような体型の人で...ともすればちょっと冷たい言葉に聞こえて。どうしてもそれが欲しかった私はため息ひとつ。仕方ない、違うマザーを買うか...ちょっと高いんだよな...とマザーボード売り場に足を運びました。

 で、数分後その店員さんが声をかけてくれまして。

「他の店舗にありました。店員が取り置いていたようです。1台でしたらもぎ取ってみせますよ(笑)」

 ちょっとはにかんだように笑ってその言葉。どうやらPOSで在庫を調べ、在庫のある店舗に片っ端から連絡し、お客様の予約でない在庫はないか探し回ってくれていたようで。そういえばあちこちに電話してる姿を横目で見た覚えが。

 ものすごく感謝してお礼を言うと、「いえ、でも...あってよかったですね」と一言。どうやら笑うのが苦手な人みたいなんですが、その優しい感じと丁寧さにちょっと惚れかけた(笑)

 その後も何度かその人が接客してる姿を見ましたが、やはり客付きがいい。最後にはお礼を言われて、ちゃんと商品を買わせている。他の店舗に回すことはあっても他のソフマップ以外の店には逃がしていない。いやー、ほんとすごいなぁと。最近は見かけないので、もうお辞めになったか、移動されてしまったのかもしれませんけれど...

 古い話が続いたので、最後に最近の九十九電機の話など。

 数ヶ月前。転職したばかりの私は以前努めていた会社のPCのメンテナンス用にパーツを買いに平日昼間の秋葉原を散策してました。仕事時間に買い物出来るとはなんという行幸。...でも特売少ないよ平日!とちょっと苦笑しつつうろうろと。

 当時2TのHDDはまだ12000円前後。

 それが平日特価9980円の表示が...九十九DOS/V館にあったんですね。

 勢い込んでエレベーターに飛び乗って。私の体重に負けたエレベーターがややぐらついた後、ゆっくりと上昇。あー、なくなってたらやだなぁ...買えるかなぁ...でも財布もちょっとピンチだし、なかったらなかったで...と思っていると、目当ての階に到着。

 レジに急ぐと...すでに5人ぐらいのお客さんが。案の定、全員HDD(苦笑)

 ああ、終わったな...と思いつつ、レジでぴっ・・・ぴっ・・・・と処理してる店員さんに聞くと...

「あ、すいません今(目の前にいる)この方で最後...」

 と言いかけまして。あ、だめだったかぁ...仕方ない、これはきっと財布の中身を温存しろということか...と。買うのちょっと悩んで、見に来ただけだしな。なかったらなかったで...なんて。

 そしたら、その横でもくもくと何かの伝票を書いていた先輩格の店員さんが

「すっ...」

 という感じで手をあげます。「STOP!」と言う時に出すあの手の形。会話を遮るためのよく見る仕草。

「一階のPOPを見られてこられたんですよね?」

 と言いながらそっとHDDを一台取り出して。

「お客様が最後です(にっこり)」

 そういいつつ、内線で1Fに電話。

「店頭のPOP外してくれ。...うん。今最後のお客様がこられたから」

 その電話を置いて、にっこり笑って

「お買い上げありがとうございます」

...うーん、負けた(笑)

 ちょっと買うのどうしようかな、なんて思ってましたがそんなことをされたら買わないわけにはいかない。

 せっかくこられたお客様なのだから、満足して帰ってもらわないと。と、私がレジをすませた後、若い店員さんに話してるのが聞こえました。権限の問題があるから、その若い店員さんには出来ない処理じゃないかなー、それとも本当に私が5人目?(笑)と思いつつ。感謝して店を後にしました。

 で、その後もまたパーツを求めてうろうろと。

 そうしたら、九十九12号店の店頭でGPUクーラーの特売が...

 普段より安いのは確か。でも、とりたてて今欲しいものでは...でもこれは結構欲しかったアイテム...今積んでるやつはファンがそろそろご臨終しそうだしなぁ...と思っていたら、目の前にあった商品がみるみる減って行く。ええい、ままよと最後の一個を手に取ると...店頭POPがついてる最後の商品(笑)

 ええい、もういいやブログのネタにしてしまおう!と物は試しと店員さんに「すいません、このPOPごとください」と言ってみました。すると...

「えっ!? そうですか...つたないPOPですが...お恥ずかしいですね。ブログのネタですか、どうぞどうぞ。あ、どうせなら面白く書いてください。またお得な商品を出して、なるべく面白いPOP書きますから!」

 これがさわやかに言われてるかというと、どちらかというと「くっくっくっ」と笑う感じでして(笑)POPの内容を考えると書いたの本当にこの人だろうな...と思わせるしゃべり方。

 実はそれ以後12号店で買うときはこの店員さんをつい見てしまうほど気に入ってます。なんというか、楽しい人で。説明の仕方もわかりやすいというより「うわ、その商品楽しそうだな」と思わせる説明で。ちょっと他の九十九にはいない感じですけれど。

 一時期はいろいろ言われた九十九ですし、レシートを見るとどうも12号店だけ扱いがおかしいんですけれど(笑)それでも、店員さんの力は衰えてなく。

 exにいたっては「つくもたん」の力を存分に発揮して、マニア達を集客してたり。恐るべしは復活した九十九(^^;

 まぁ、なんというか。

 お客さんを引きつけるのはマニアックな知識より、接客態度と言葉使いひとつなのかな...なんて思ったり。

 あと、店頭で声を張り上げて集客するの。大変なんですけど、秋葉原で働くなら避けては通れない呼び込み。新人アルバイトのつまづく第一ポイントらしいので。私からすると、変なお客さんに捕まるよりよほど楽なんですけれどね、呼び込み。

 そういえば、若い時はもうなくなっちゃったけど...某ショップでやらされたりしましたし。店員でもないのにね(苦笑)

 でも、当時のマハ○ーシャの軍団に声で負けなかったぐらいだから、やらされちゃったんだろうなぁ...あ、あの頃の自分が、まさに今の自分が嫌いな店に居座る常連だったかも...反省しないとな。もう10年以上前の話なので、時効になんないかな...なんないか。反省しよう。

 あの呼び込みはかなり重要なので(店舗の位置関係上、どうしても不利な店というはあるので、あの呼び込みは本当に重要なのです)。あれがうまいと、その店員さんはどこでもやってける気がします。

 パソコンショップが軒を連ねる特殊な街ですから、よくいく常連客というのはお気に入りの店員さんってのをもってるもんで。そういうのは、何か気に入る接客があったからなんだろうな...と思います。

 でも後ろに人が並んでる時は変な会話で盛り上がって、お客さんをないがしろにしないでね(^^;先週も某店で食らってしまったので...XXXX色の看板の店ですけど。ホント、勘弁してください(涙)

 

 最後に日記中にあったGPUクーラーの写真など。

  MUSASHI.jpg

 

  これが1980円で買ったGPUクーラー。出たばかりの時はかなり欲しかったんですが...購入時でも2980円が安くても限界でした。1980ならかなりお値打ち。...ただし、古いGPUに使う前提で(笑)

 ちらっと見えてるPOPは...

MUSASHI2.jpg

 名指しでRadeon4850にいいかもと書かれると、思わず反応(笑)

 しかしまぁ、なんというか、適度に毒のあるPOPで。

 秋葉原らしいというか、なんというか。

 アキバでものを買う時の楽しみのひとつが、これらの面白いPOPだったりしますしね。呼び込みと並んでとても重要。手作り感溢れるのに、センスが光るものが多くて本当に楽しいですよ。

 個人的にPOPで面白いのがクレバリー(ヤマダくん関係のイラストがよく暴走している)。あと、店頭のホワイトボードならZOAかな...かわいくてどことなく毒があるイラストが大好きです。ZOAは雨の日に行くと必ず何か買ってる気がする...重いものを買う時は雨のZOAというのが私の中でのマイルール。

 おかげでケースとかZOAで買うことが多かったりします(^^;

 今日は私見ばりばり全開の日記ということで。秋葉原ウオッチングは店舗も店員も、それこそ訪れる客も含めて「秋葉原」を楽しむのが面白いのです。私もやはり他人の目から「うわ、変な客。何台PC買うんだ」とか思われてるんでしょうし、ね。

 

※実在の店名が出まくってますが、あくまでも私の私見による感想です。実際にいけばわかりますが、ごくごく普通の店員さんが多いので変な店員さんを探しにいかないでください(^^;

 あと、ネタになってる人達はすでにお辞めになってるか他のショップに移籍してる人が多かったです。