動画をエンコードする人というのは大別すると二つにわかれると思います。
無料のソフトを駆使してエンコードする人達。
有料ソフトを使って比較的簡単にエンコードする人達。
さらにその中には高度な知識と抱負な経験をもとに(あるいはそういう人達のノウハウを使って)エンコードをする人たちというのもいまして。無料ソフトの代表格がAVIUTL。豊富なプラグインと先人の知恵と経験を使えば驚くべき高画質のものを比較的短時間に作成することが出来ます。
有料ソフトでは...様々ありますが私は「TMPGEnc 4.0 XPress」がその代表格だと思っています。
そのTMPGEnc 4.0 XPressがついにメジャーバージョンアップしてTMPGEnc Video Mastering Works 5として登場することが発表されました(^^)
今まで販売されてきたTMPGEnc 4.0 XPressの発売から約5年(5年には届きませんが4年と半年以上は経過しています)。ずいぶんと長いことマイナーアップデートを繰り返し、機能を強化してきました。
その間ずっと無料のバージョンアップを繰り返してきたわけで、ユーザーとしてはとてもありがたかったと思ってます。
今度の新製品、以前から噂になっていました。
まったく新しくエンジンから作り直しているらしい...とか、x264を正式に組み込むらしいとか(これは事前発表されました)...が、プレスリリースを見る限りではMpegのエンジンは定評あるオリジナルエンジンを。H264に関してはx264やINTELのSDKを使用することで大幅な強化をしてきたという。
なによりものすごいのが...
すでにSandy Bridgeに対応を表明していること!!
これはすごい。紹介ページの触れ込みによれば、現在のi7より5倍のスピードでエンコード出来るとか。
まぁ、カタログスペックなので実際のところは前提条件とかありそうですが、それでもインパクトは大きいかと。CPUの買い換えやPCの買い換えを検討してる人には朗報だと思います。(ただしWindowsXPでは使用不可)
前提となるフォーマットはH264のようですが、その他の条件次第ではかなり使える機能でしょう。ぱぱっとお手軽にそこそこ高画質で残したい...なんて用途はいくらでもあるものですから。こだわり抜いたフィルターの設定等やりこみたい場合には使えない気もしますが...発売が楽しみです。これからいろいろと情報も出てくるでしょうし(^^)
今までの性能はそのまま...あるいはそれ以上の機能として新機能を搭載した...というのが実際のところでしょう。
紹介ページを見る限り編集能力は段違いにあがってそう(あるいは使いやすくなってそう)なので、結構わくわくしています。今のインターフェイスもいいんですが、よりよくなるに越したことはないですし。
とっつきづらいっちゃとっつきづらかったので、ウィザードの充実なんかはとてもいいことだと思います。今まではよくも悪くもわかってる人向けの風情があったので。
多彩なフォーマットへの対応は相変わらずです。あらたにMKVコンテナに対応したことで、マニアックなファイルを作れるようにもなったかと。まさか対応してくるとは思わなかった...
設定画面等を見る限り標準でiphone4等への出力対応をうたっているので、設定が標準で入ってるといいんですけれど...まぁなければ自分で作りこむだけなんですが(^^; 最初からあると他人にもお薦めしやすいので。
既存ユーザーは比較的安価にバージョンアップや優待版が購入出来るようですので、私も優待版に突撃しようと思ってます。(ちょうどPCも2台あることですし、旧バージョンも使えるようにしとけば不満・不具合があった時にも安心ですし、そうでなくても2台のPCによるエンコードが可能となります。
今までは片方がTMPGEnc 4.0 XPressでもう片方がAVIUTLだったので、今度は両方をTmpegencの系譜で使うことも出来るようになりますので可搬性が広がります。映像に応じていろいろととっかえひっかえ使ってるのが実情なので(苦笑)
体験版を試した限りでは問題もいまのところ少なく、私の環境では良好でした。発売が楽しみです(^^)
↑の文章をクリックで体験版のページへ。購入前にこれで性能を確かめるといいでしょう。
※キャンペーン期間中(2010/12/22～2011/2/10まで)に旧バージョンを購入すると無料アップグレードが受けられるようです。