本当に重要なデータはとても小さい...かもしれない

 PCのデータのバックアップの話を人としていて、最近の大容量HDDに慣れてしまうとバックアップがついおろそかに...なんて話がありまして。

 で、その時にHDDのバックアップはHDDにとるのがコスト的にもいいねーなんて話があったんですが...

 笑顔でそう答えつつ、脳裡に浮かんだのは...

「そのHDDの中身...なくなったら困るのは実はほんの一部のデータじゃないか?」ということ。

 自分の例でいうなら「これを失ったら本当に嫌だ」と思うデータは...実はとても小さいです。

 まずメールのデータ。これはサンダーバードのデータを定期的にバックアップしていますし、そもそも複数のPCに環境を用意しているので万が一の際にはすぐに復旧出来る。ブックマークも同様にしています。

 次に様々なドキュメント類。

 実際のところDVD一枚にほぼ収まるデータが私にとって「失ったら再起不能」なデータだったりします。

 なので定期的にDVD-RAMにそのデータを退避するようにしています。

 動画データ等失ったら再び手に入れるのは無理(カメラからソースを消してしまっていたり)なものもありますが...まだあきらめれば済むものばかり。失ったら本当に支障が出るデータというわけでもありません。

 災害時の備え袋ではないですが、PCのデータも「本当に大事なもの」を吟味して、HDDではなく静的メディア(DVD-R等のメディアのことだと思ってください)に取っておくと...本当に「いざ」という時に助かるものです。

 たとえそれが1年前のデータであっても「ないよりはいい」わけで。

 本当に大事なデータって実はなかなか更新されないというオチがありがちですので、半年に一回程度でいいので、重要データの吟味とバックアップを取るようにすると、本当に「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ」っと叫びたくなるようなPCトラブル時でも最低限の環境を復旧出来たりするものですから。

 PCを複数台もってリスクヘッジするのもひとつの手ですが、手軽な方法としてはDVD-RAM辺りにデータを保存しておくことをおすすめします。セキュリティも考えるならパスワード付きの圧縮ファイルなどにしておくのもいいかもしれませんね(^^)

 

 今改めてデータを確認したら中学校の頃の文章等も残っており(当時はPC-8801のワープロソフトで書いてたようで。ファイルネームからして将軍2ですね...2HDのフロッピーに移行して、それからPC-9801のHDD時代を経て...今でも残っているという。ちょっとこれは極端ですがバックアップするくせをつけとくと古いデータでもずーっと保全出来るというひとつの例ですね)

 

 まぁ、そうは言ってもなかなか出来るものではないかもしれないので、せめてCドライブなりなんなりのバックアップをたまにとるにようしておけば、ふいのHDDクラッシュなどにも対応できるでしょう。

 それすら面倒だという人は...外付けHDDやテラステーション辺り(複数のPCのバックアップを考えるならネットワーク対応のストレージデバイスの方がいいでしょう)と自動バックアップしてくれるソフトの組み合わせで自動化してしまうのもいいかもしれません...(汗)