計画停電が首都圏のITを揺さぶる(2)...無知を食い物にするモノたち

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 幸いにして計画停電は中止の方向とかいう話もちらほら聞こえはじめました。

 まぁいろいろなニュースが飛び交っているわけですが、実際のところがどうなるかはまだまだ不透明。
 夏に電力が足りない!とやってるのはある意味毎年のことなので、そこに今回の震災の打撃ですから計画停電がなくとも電気が足りなくなるは確かだと思います。

 強制か自主規制かはわかりませんが、企業への節電協力はあるでしょう。そうすると各社の担当者はやはりサーバーの管理などで頭を悩ますことになります(議会の方と話す機会がありましたが、サーバーと言われてもでっかいパソコンぐらいにしか思っておらず、電源をON/OFFするのにそんなに手間がかかるものなのか...と改めて勉強になったと言われたぐらいですから経営者層はさらにその辺りうといかもしれず)

 とはいえ今回はそんな情報が出てくる前、「計画停電の地域がさらに細かく分かれます」なんてころの話になります。

(内容は事実をもとにしていますが実在の会社とは一切関係ありません。読む人によっては不快な内容を含んでいますのでご注意ください)

 

 前回の話はサーバーの移動の話でした。記事内にも書きましたが西日本だろうと九州だろうと北海道だろうと「ここが安全」などということはあり得ないと私は思っています。阪神大震災もありましたし火山の噴火だってこれからない訳じゃない。問題だってあります。

 リスクヘッジをきっちりやるなら、それこそ複数のデータセンターに冗長化したサーバーを配置するとかまぁいろいろと。ある意味このタイミングであればクラウドも本気で取り組めるね...なんて話も友人達の中では出てましたが...コストをかけすぎても意味がないので、運用も考えてベストは無理でもベターな方向を模索していたり。

 

 閑話休題

 そんな中。忘れもしない4/4の月曜日のことです。

 東京はXX区の町工場の社長から私のところに一本の電話がありました。さすがにこっちは仕事中でした。

内容をドラマ仕立てで再現してみました。(電話相手の監修済みです)

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社長「おー、今電話だいじょぶ?」
みやび(以下み)「あー、はい。仕事中ですがちょっと席外しますねー...はいはい、どうしました社長。パソコンでも壊れましたか?(笑)」
社長「いやいや。あれよ、停電とか物騒な話一杯出てるじゃない。うちはまぁ停電っても騒音さえ出さなきゃ夜でも工場(こうば)は回せるからいいんだけどさ。でもまぁコンピューターとかはだめなんだろ?いろいろと」
み「そうですねー。以前も言いましたけどUPSとかまぁなんかいれといた方がいいでしょうねー。パソコン自体そろそろ古いですし...まぁ安いノートPCに買いかえれば済む話なんですけどね。社長のところは。むしろ冷蔵庫に買いだめするのやめた方がいいかと」
社長「んー...冷蔵庫はほっといてくれ。...いや実はさー、新しくシステムっての?いれることにしたのよ」
み「はぁ」
社長「言ってたじゃない、そーいうのいれる時は相談に乗るよって」
み「確かにいつも言ってますねー私。でも決める前に相談してくれた方がある意味私は楽ですよ(笑)」
社長「でもまぁ、今回いい話だったからもう契約って話でさ」
み「おおー...まぁ社長がそういうなら。こっちは別に。で、どんなのをいくらで?」
 などと笑いなが話せていたのはここまで。

 聞けば聞くほど冷や汗がだらり。

 まず、システムと言ってもたいしたことはないだろうと思ってたんですが(ASPサービスの何かとかSaaSで業務支援ソフトを組み込むとかまぁそんなの)。実際は...ガチで結構すごいハード構成。サーバー・UPSも含めてサーバーラック一個まるまる使う感じ。ぶっちゃけIBMのiシリーズ...AS/400の系譜ですね。あれを一式まるまる。そびえ立つ黒いタワー。温度管理もナニもない町工場に置くようなものじゃないと思います。
 当然お値段もすごい。
 これをデータセンターに預けて、VPN運用するのかどうかわからないけど工場につなげましょうと。(実際には工場に設置予定でした...ありえない...i5-520だって300万以上は本体だけでも...ソフトから何から含めたら...ちょっとぞっとしました)

 これで何をするかというと...
 せいぜい部材の在庫管理と財務・経理パッケージが動くという話。
 今現在勘定奉行使ってて、連携するパッケージもあってパソコン1台で全然出来てる作業ばかり。在庫管理といっても...あの工場で使う部材なんて種類も決まってるし一度リスト化してしまえばそう新しい部材を使うこともない(定番商品を作っているところならなおさらです)。エクセルの管理で十分なぐらいです(A4のノートでも普通に管理は出来ると思う

 社員5人程度の会社...それもほぼ作業員(経理その他は社長の奥さんが別にやってる)がいれるようなものじゃあ決してないかと。

「...社長、それいくらでいれるって話になってるの?」
「んー、毎月20万ぐらいの7年リースって話だったかな。まぁこんなご時世だし、こわれねーって言うしさ。人一人雇うより安いって言われりゃ、それもそーだしなーと。やっぱさ、停電には備えないとって言われたら不安になっちゃってさー。コンピューターとかよくわからねぇしよぉ」

(実際には25万円X12月X7年なので2100万円。5年ですら導入ハード類の限界考えたらIT系のリースとしてはどうかと思ってるのに7年とは...個人的には3年が限度。それ以上はハードやソフトが陳腐化しかねないし、リプレース費用とリース費用が重なってはそれこそ資金繰り関わります。システムの導入はその辺りも考慮にいれるのが当然というのが私の持論)


み「.........はんこ...押しちゃいました?」
社長「いや? 今日営業さんが契約書もってくるって話でさ。それで電話したのよ。な、ちょっといい話だろ?」
み「...............すいません、売り込みにきた会社名教えてもらえます?」
 IBMのiシリーズを売り込もうって会社。それも都内なら...実際そんなに会社は多くない。話を聞けば開発系ベンダーではなくどう考えても商社系。たぶんパッケージビジネスの会社だと踏みました(大塚商会やあるいはゼロックスかな?とも思いましたがこんなあこぎな商売をするような会社ではないと思いますし実際外れていました)。

 

 まぁ、当たっている可能性も多大にありましたけれどね(^^;

 

 結果は...ビンゴ。私の知っている会社名でした。

 ただ、こんな詐欺まがいの仕事をするようなところでもなく。昔世話になった先輩が勤めているはずの会社。私が知る限りは結構優良企業のはずだったんですが...
み「あー...社長、営業来てもまだ判子つかないで。私そこの会社の人、偉い人知ってるんですよ。もしかしたらもーちょい値切れるかもですよ?」
社長「おお!? すごいなあんた。いつも思うけど妙に顔広いな-。なに、値切ってくれるの?」
み「ええ、昔世話になった先輩が営業課長やってるはずなんですよ。もしかしたら社長のところに来た営業より力あるかも。昼頃までには電話しますからー」
社長「おお、たぶん営業さん来んの午後いちだからさ」
み「はいはい(笑)じゃその頃までには。それじゃ失礼しますねー」
 声には一切こちらの感情は出さず。にこやかに電話を切って。

再現ここまで

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 嘘も方便と申します。馬鹿正直に「社長だまされてませんか?」というのもなんでしたし、もしかしたら売り込みに来た業者にはそんなつもりはなく...格安でサーバーを用立てたつもりかもしれません(7年リースで毎月の支払いなどから計算すると導入するソフトによってはそうぼったくりではなかったので。...導入する商品が不釣り合いではないか?とかそういう部分を考えなければ...ですが。今改めて考えてもさすがにそれはないかなぁとも思いますが)

 幸い知り合いがいることですし電話していろいろと事情を話したところ...

 そもそも今回の計画停電をネタに仕事を引っ張るようにと上層部から指示が出ていたようです。

 

 この不景気でその会社も私が知っていた頃とは様変わり。優良企業といえども不景気になればそれなりの方法は使うということかもしれません。そのこと自体は悪いこととは言いませんが...
 とはいえ。今回の相手は私の知り合いの町工場。

 実際のところ...ちょっと前に工作機械を入れ替えた時にすでに銀行からもそれなりの金は引っ張ってます。もともとそれほど儲かってるところではない(そう赤字にもならないようですが)わけで。

 話を聞いている時から「これはリース通らないだろう」と踏んではいたんですが...甘かったのを知りまして。

 先輩の話だと銀行系でなければ利率はやや高くなるもののリース通せる所あるんだよなんて言われ。

 営業力がなまじあるところですと、無茶を通してしまうものです。いや、さすがに先輩の実力を甘く見ていた(というかその会社の力を、ですが)。

 ともかく不釣り合いな設備投資であること。どうも正しい情報を伝えずに詐欺まがいの売り込みをかけてるっぽいことを話してみました。社長からの話ではどうしてもそうとしか思えない。まっとうな会社の営業がすることじゃないんじゃないか。そう話をしてみたり。


 怒られるかな?と思ったけれど久し振りに話す先輩の声のトーンは変わらず。

 自分(先輩)の部下の新人の勇み足ではないか...という話に。
 3月4月は震災の影響もあってIBMでもサーバーも押さえるのが結構大変。ディストリビューターも含めてみな先にハードを押さえるために奔走していました。別の会社の導入話がある程度進んでから流れてしまい...そのハードを今回の会社に提案したと。

 不釣り合いな会社と知りつつ代替えしようとしたのではないかな?と。(実際には押さえたサーバーは別に他社に譲ってもいいはずなんですけれどね。先輩もそう言っていましたし)


 ともかくこの話はもう少し価格を落として企業の体力に合わせたものになりませんか?と尋ねてみました。

 最終的には先輩が直接社長のところに話しをしにいってくれるということに。高いシステムでなくともASPサービスやSaaSやらを活用すればいくらでも安価な提案は出来ると豪語されましたし(まだ相手先要件を聞いてないからSaaSも選択肢にいれてたようです)...契約前にはおまえにも一報いれるからさ...とまで言われれば否も応もなく。
 結論からいえば、うまいこと安価で便利な提案に落ち着いたようです。

 で、結局のところ入社2年目。仕事もそろそろ独り立ちというところの営業さんが仕掛けた話だったと。
 先輩にも入ってもらってともかくこの提案自体はペンディングにすることになりました。

 面白いもので、社長はすっかり先輩が気に入りまして。なんでも今動いてる勘定奉行なんかを新しいPCに移設したりするのも含めて、最小限の設備投資で出来るようにするプランをその場で構築、説明してくださったそうです。
 売り込みをかけていた営業は目の前でこってりしぼってくれたそうなのでこちらからは何もせず。というか、関わりたくなかったのが実際ですが...

 PCの入れ替え等もきちんとアウトソーシング出来るならそれに超したことはないので、今回は先輩にお任せすることになりました。私自身年中タダでサポートしてるのも大変ですしね。

 今回は知り合いの会社がたまたま...これまた知ってる会社からの提案で...という流れでしたから介入することも出来ましたが、そうでなかったらとてもこんなことは出来ません。それにこんな話はごまんとあるようですし。
 とはいえ。今回はちょっと自分でも「踏み込んじゃいけないところで自分勝手に振る舞ったな」とは思ってました。少し反省していたり...

 後でそこを先輩に突っ込まれてひたすら詫びることにもなったんですが...
 なんせ「まとまりかけていた商売」をひとつつぶしたわけですから、それはそれで申し訳ないことをしてしまったなぁ...と。

 それでも不相応な提案であったし、あとで相談がきて疲れるのは私だったと思うので、そのまま話が進んでいたらと思うとぞっとします。

 

後日のこと


 今回の件もあって詫びがてら飲み屋に誘った先輩との会話。(これも本人に監修していただいてます)

先輩「俺たち営業ってのは...売るものによっては他人の不幸こそがチャンスになるわな。『売ってこい』と上に言われて、それが売れる場面だなと思えばたとえ葬式の場だろうが結婚式の最中だろうが乗り込んでってあの手この手で売る。

のし袋だって花束だって離婚届だって売ってくるのが仕事なんだよ。顔じゃ涙流してても手はカタログ広げるのさ。不謹慎とか言うなよ? 嫌なら辞める権利があるだけで、辞めたくないならともかく売ってくるしかねぇ」

先輩「こう言っちゃなんだけどよ。

こんな時代に『よくわからない』なんて言っちゃう経営者はIT系じゃ『ごちそう』だよ。

リースなりローンなりなら倒産しようがこっちのリスクは薄くできるしな。つぶれりゃ居ぬきか後継者がまた似たようなことを始める。二度おいしい。そんなもんだ。お前だって頭の中じゃわかってるから止めにきた。そうだろ?」

先輩「正直おまえからの電話じゃなかったらな。リスク覚悟でこの話進めさせてたんだが。

お前身内に手を出されるとしつっけぇの知ってるから引き揚げさせた。だいたい判子さぇつかせちまえば...なんて新人が言っちゃうぐらいのノルマだしな。うちは。計画停電やらなんやら東京電力のケツが企業についてきてる以上生き残るためならみんな必死になんだってやってんだわ。

『他人の不幸を悲しむ面で、片手に線香片手に契約書だよ。今時はな』」

先輩「でもよ。『不謹慎』とか『不真面目だ』とか言ってるやつが、案外一番の悪党かもしれねぇな。お前、まえに営業職が嫌だって言ってた時にこう言ったよな。詐欺師になるのは嫌だってよ。

でもよ。詐欺師より『タチ』がわりぃのは『こんな時に』自分の嫌なもの、嫌いなものを消しちまおうとか...あるいはてめぇだけの『正義』を振りかざすやつだってのは...やっぱりお前が言ってた言葉だよな? 10年ぐらい前か、言われたの」

 

先輩「他人の不幸をバックにつけて意見を通すのは簡単だからな。義理人情大好きの日本人はそーいう意味じや「カモ」だよな。で、自分の知り合い守るためにお前はお前の正義を通したわけだけどな。...まいどまいどお節介野郎め」

 

み「...すんません」

 としか言えず。

み「でも知り合い守るためだったんで...ほんとすんません」

 と謝ったら先輩にっこり笑って。

先輩「何謝ってんだ?俺はちゃーんと商売まとめてきてんだぜ? でかい口じゃないが、ちゃんとまじめに提案して感謝されて判子もらってよ。3年リースでちっちゃい金額かもしんないが、契約には違いねぇ。

長いつきあいになるなら、単発のでかいのよりそーいうのをたくさん束ねた方が強いんだよ。俺はそうやって出世してきてんだ...お前はチャンスくれたんだよ」

 

先輩「新人君には叱ったフリにつき合わせた詫びに俺の顧客ひとつわけた。ノープロブレムだ。

不安が世の中に増せば増すほど俺たちは動きやすい。無知を恥じることなく専門家を雇おうともしない。そんな経営者が多いからな日本は。今なら水1リットルを2000円で売るなんて商売もいけるかもしれない。

ネットで騒ぐやつもいるしマスコミががたがた言うだろうが...そんなやつらの手にはナイフも鉄砲もない。安全なもんさ」

 本当の営業の強さというかしぶとさというか...そんなのを見せつけれたような。
 やっぱり本物は格が違うなぁ...新人じゃ追いつけないなこりゃ...そう思ったりも。

『転んだら草をひっぱり木を引っこ抜いて起き上がる』とは先輩の言葉ですが...いやはや。

 口も悪く(むしろ毒舌)、露悪家ですから今の言葉も私はあまりまっとうに受け取ってはいません。少なくともこの人の営業はいつも相手の背丈に見合った商品のすすめ方ですから。

 照れ屋なのかいつもいつもこんな露悪趣味な言葉ばかり言ってますが...本音まじりに皮肉っているのかもしれません。誰を皮肉っているかは複雑すぎて見えづらいですが。詐欺師の口して偽善事業。でも金は金、それで助かる人がいるならそれでいい。かつてこの人の後輩として営業のことを教えていただいていた時に聞いた言葉です。

 まぁ、それでもその部下はやはり不安を商材に商売を続けているようなので、ノルマに追われれば別の企業が同じような目に遭うのでしょうけれど... 

 

 

同じ日に起こったもうひとつの出来事

 

 社長から電話があった同じ日に...もう一本似たような電話があり。
 こちらは「ぼったくられそうなんだよ!」と激怒する社長からの電話。
 なんだなんだ、計画停電をネタにあちこちで商売合戦か!?と思えば...こちらはまた事情が違う。

 確かに計画停電がらみの商材ではあったのですが、しごくまっとうな提案だったのです。最初は。

 ところがこちらの社長はシステムもなにもわからないもんだから「このぐらい簡単だろう?」と今まで思ってた要件をずらりと並べて見せた。

 提案した企業からしてみれば「ここまできれいに提案が出てくるってことは言うほど詳しくないわけでもないのかな」と思ったようで。馬鹿正直に要件定義にそったハードとシステムの構築見積もりを提出。そりゃ、スクラッチでそんなシステム作ったら億円簡単に超えるわ...と私も思わずぽつり。

 これ、実は笑えないんですよね...今回はこうだったからいいようなものの、ワンマン経営で結構儲かってる会社だったら下手するとそのまま契約してGOサインが出ることも。今時そんなことないだろうと言う人もいますが...案外あるもので。社員2~3000名の会社なのに創業一族が牛耳ってるところなんかでは実際昨年...いや、なんでもないです(^^;

 二つの電話もありまして...当日は自分の仕事が手につかなくなりまして。目標の仕事がこなせなかったためついついサービス残業して対処してしまいました。あとでどっちの社長からか飯のひとつもおごってもらわないと割が合わないかも(^^;

 

 

 

不安という見えない刃

 よくわからないから余計に不安。その心理は私にもあります。
 けれど、その漠然とした不安感は食い物にされやすい...売る方からしたらとてもコントロールしやすい感情です。
 あるいは、よくわからないけど「このぐらいコンピューターやシステムなら簡単だろう」なんて決めつける経営者の多さもまた問題で。

 また運用や導入を甘く見ると...いくらお金をかけて「いいシステム」が出来たとしても運用でつまずきます。そうするとそのシステムは「動かない」ことに。

 計画停電が回避されるのではないか。夏までは企業の自主的な努力でなんとかなるのではないか。そんな予測もありますし、やはり逼迫すれば計画停電は実施されるのではないか。そうも言われます。すべてはお天道様次第(気温次第)かもしれませんけれど。

 今回の計画停電はいろいろな意味でITを揺さぶりました。余震も続き...製造業はひどいダメージです。

 前回は中小企業を直撃したサーバーの移転問題。今回は小さな会社を揺さぶった話。
 

 背景にあるのは「不安という名の見えない刃」だと私は思っています。漠然としたモノではなくすでに「刃」と化した不安感。それが経営者を、担当者を短期間での無理な移動や運用、新システムの導入や稼働へと突き進ませる。

 首都圏のITがこれからどうなるのか。今まさに各社のシステム担当者達がつきつけられた要件に頭を悩ませ...提案を待っている状態だったりします。
 今回みたいな不釣り合いな詐欺まがいの話ではなく、ちゃんとした話であるならば...それはひとつのビジネスチャンスなのかも。きちんとした判断を下せるよう、経営者は信のおける知識ある部下を持つか、専門の部署を育てるなりしていた方がいいかもしれません。

 少なくともサーバーを「大きなパソコン」程度に考えていると、これからは「食われる」側に立ってしまうことになるかな...なんて私も思っています。経営者であろうと...政治家であろうと...人の上に立つ者は「知らない」ではもはやすまなくなっていくかな...と。


 きちんとした提案があったとして受ける側がそれを受け止める力がないとしたら...これからの時代を生き延びられないのではないか。そうも思います。

 

PS

 まぁ...そんな最中で私も仕事をしていたため...先日ついついいらん反論をしてしまいました...

 私もまだまだ未熟です...まぁ計画停電があったからこそ既存のシステムに潜むリスクが顕在化しましたので、それに対処していく...それもまたシステムの仕事なのですけれど。開発とインフラ両方に顔を突っ込む身としてはそれ以外のリスクにも頭を悩まされています。

 いずれそのあたりの話を書く機会もあるかと思います...

※4/17

 ガジェット通信さんから指摘があったた誤字脱字を修正しました。先輩と私の会話がわかりづらいという声があったのでわかりやすく修正を追加(内容は変わらず)しました。

 

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