古きファンも新しきファンも納得の声優陣...TYPE-MOONのお祭りアニメ「カーニバル・ファンタズム」を予約せよ

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 タイトルがすべてだったりするんですが、同人ゲームから始まったひとつの流れが今ゲーム業界のひとつの要となりえたことが素直にすごい「TYPE-MOON」さんの10執念記念作品(私的にはこの字で間違いない)としてアニメが発売されます。
 またこれが「そうくるか!!」という話で。もともと作品がアニメ化される率が高い(同人ゲームの月姫も賛否両論ありますがアニメ化されてますしFATEもアニメ化・映画化を果たしています。...代表作の数を考えるとこれはすごい)とは思ってましたが今回は自ら主導してる感じ。

 しかもOVAになる原作は...アンソロジーコミック!?という。おいおい、アンソロジーの作品を原作者たちがアニメ化するんかい! という感じで「そうくるのか! さすがだ!」と膝をたたいてしまうぐらい意表を突かれました。いやまぁ元の作品が原作ファンも納得の面白さでしたからこれはこれでとてもうれしいことです。

 その漫画誰が原作よ!? と言われるぐらいに古いんですが(2004年ごろに単行本が出てますし)、作者はあの「かんなぎ」を生み出した武梨えり先生だったりします。女性ならではの作風が心地よいんですよね。
 声優陣ですがFATE側はTVアニメに準じてます。月姫側は対戦格闘ゲームMELTY BLOODのキャストに準じてますからファンも納得なんじゃないでしょうか。個人的に内容にはいろいろ言いたい部分があるとはいえ真月譚月姫のキャストも嫌いではないんですけれど...積み重ねた歴史の長さからいってMELTY準拠はむしろ必然。

 内容は4編のオムニバスっぽいですが...音声特典に「教えて!知得留先生」が収録されるということでこれはたまらない。何より100Pから200Pともいわれる画集がついてくるのが初回特典版の最大の魅力です。しかも...基本Blue-ray版のみという面白い仕様。初回盤のみDVD版同梱というのがまた。
 今後BDを買うつもりの人ならDVD目当てで初回盤を抑えておくのもいいかと思います。同人ゲームを原作に含み...そのアンソロジーを原作としてOVAを作る。なんだか原作者たちの執念を感じます。だから10執念記念作品だと個人的に思っていたり(笑)
 同人版月箱もいまだ持っているぐらいですからまぁ私も古くからのファンですので今回は初回盤を迷わず1クリックで予約です。画集も楽しみですし音声特典も楽しみです。内容は楽しみじゃないのかって? そこは最初からクリアされている問題なんで。面白くないわけがないだろうと決めつけていたりするのです(^^)

 出荷数の問題か初回盤は抑えておけよと友人からも忠告されたので(彼はアニメ商材に詳しい人ですのでなんかあるんでしょう。突然電話かけてきて「TIGER&BUNNYのBD欲しいなら必ず予約するんだ。店はここがいい。まだ在庫に余裕がある」とか言い出す人です)今回はAmazonで忘れずに予約しました。

 この際ですので原作?となったコミックスも楽しんでほしいところ。ファンの愛が原作者たちすら動かすにいたった...とても楽しい作品です。よほど偏った人でもない限りは満足して楽しめると思います。ある意味でかんなぎにいたる原点かもしれませんし。

(そういえばこのOVA AmazonのプラットフォームがWindowsになってるのも面白いですね)

 ...ところでこの手が使えるんでしたらそろそろ「桐嶋 たける先生版 MELTY BLOOD」のアニメ化もしていいと思うんですが。あの内容ならストレートにアニメ化できるかと。月姫はリメイク版が出てから佐々木少年版原作でもう一回とか夢もありますが、個人的にはあの漫画をアニメ化してほしい(^^; まさかの連載継続(しかも路地裏同盟のドラマCDが原作かよ!)といううれしい話があってからずっと心待ちにしています。あのぶっ壊れたシオンをぜひアニメで(笑)
 まぁ権利関係が大変そうですが、そこはTYPE-MOONさんですからなんとかしてくれると信じています(^^)