ネットブック以上モバイルPC未満のPCはいかが?...acer Aspire One 722

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 ネットブックでは物足りなかった。けれど重いPCは持ち歩きたくない。軽くて長持ち。そこそこの性能が欲しい。そんな人におすすめしたいPCがこれ。
 一時期のネットブックブームがある程度落ち着き...今は安売りPCといえばCULVノートがその役を担っています。
 しかしネットブックは本来安いだけのPCではありませんでした。安くて持ち運べてバッテリーが長時間持つ...その代わりに性能はある程度犠牲になっている。そういう「割り切ったPC」だったはずです。
 acer Aspire One 722シリーズならその割り切りった欲求を満たしてくれるんじゃないかと。
 


 なぜ日本のネットブックブームは一気に燃え上がってすぐに冷めてしまったのか。
 日本の販売店がイーモバイル等のキャリアの施策をさらに拡大して「100円で最新型のPCが!!」などと売りまくったためでしょうか。もともと性能を犠牲にして安い価格等を生み出していたんですが...そこのところはまったくの無視でともかく「安いパソコン」として売られまくった結果...日本ではネットブックの評判は「遅い」の一言で終わらされてしまうさみしい評価が増えてしまいました。

 実際海外ではそれなりの評価を得ています。INTELのAtomシリーズも性能アップを重ねていますし...持ち歩いてネットを楽しむ「ちょっとしたことに使う」PCとしてなら現在のネットブックは十分に魅力的でしょう。

 日本のユーザーは「複数台PCを持つのは無駄」というかまぁそんな思考をしがちなんですが(笑)
 それならネットブックよりは性能がいいけれどモバイルノートに比べるとちょいと性能は低め...そんなノートPCがいいと思っています。最近はネットを楽しむのにもGPU性能が求められたりしますし。そういう用途にぴったりなのがAMDのAPU...そうかつてFUSIONと呼ばれていたもの。
 CPU+GPUを1にまとめているわけですが特筆すべきはそのGPUの能力と値段。CPUの能力は低めながらGPU能力でその不足を補っています。性能が低いとはいえ統合性能ならAtomよりは上といえるかと。搭載されたC-50はゲーム用途などには確かにむいていませんがこうした用途にはぴっりたです。
 C-50の泣き所はCPU性能。クロックこそ1Gありますしデュアルコアですのでそう低くはないんですが...さすがにINTELのi3シリーズ辺りと比べると勝負にもならず(苦笑)
 とはいえ持ち歩くの専門であればこの性能で割り切って使えるかな...と。3万円前後で持ち歩くセカンドノートが手に入ると思えば私はかなり「アリ」だと思います。
 キーボードもなかなか使いやすいですし液晶も11.6インチ。地味にいい感じの大きさです(笑)

 割り切れる人向けの商品なのであくまでもネットブックよりちょい上...と思っていただければ。
 
 持ち歩かないのであればもう少し予算を出して格安のA4ノート等がおすすめですが、あくまでも安価なセカンドノートとして今回はこのノートを押してみました。実際触ってみるとチープさもあるんですがそれすら面白く感じてしまいました。実際に触れる店もありますので触ってみるといいんじゃないでしょうか。私はちょっと欲しいな...と思ってしまいました。

 AtomのD410辺りといい感じに消費電力とかかぶるんですがこちらの方が性能は上だと思います(トータルで)。E-350だとぐっと性能が底上げされますが消費電力も増してしまいますし普段使いの持ち歩くノートにはC-50も悪くないかな...と。自宅にもう少し上の性能のPCがあると使い分けが出来ますので。