もっとアピールしたい議員さんや記者さんに耳よりな話かも?...たまには政治の話

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「国会中継か...もう面倒だから全議員の前にカメラ置いて地元の人は地元選出議員の動向言動を全て見れるようにしときゃいいんじゃないか。議員にとってはあれが仕事なんだから仕事中の姿見られて困るとか言うならそんな仕事につかなきゃいい」

 私がTwitterでつぶやいた言葉だったりします。(さすがに文字数制限があったので本来の言葉より短くして投稿しましたが)
 なんでこんなことを言っていたかというと...


 先日某所で国会中継を見ていたときのこと。
 上がったヤジの声の大きさと内容に見ていた人がちょっと騒然として。あれは誰なんだろう。自民党か民主党かなどと変な活気づいた論議がその場で繰り広げられ。

 中継で答弁してる人みりゃヤジ飛ばすのは野党側だろうと普通に思うわけですが、そんなことは無視でともかく互いに応援する政党の擁護はじめちゃったりして聞くに堪えず。
 iphoneでその手の話に詳しい人間にメール飛ばして返って来た返事から「あー、今の汚いヤジはXXXX議員さんみたいよ」と言ったら論議は急速にしぼんでいきまして。単純に論議したかっただけなんじゃないかこの人達...みたいにも思えましたが。最初のヤジなんてどうでもよかったのかも。そもそも本当にその議員さんのヤジか誰も確認しないし(苦笑)

 以前から思っていたんですが、NHKの国会中継は結構カメラアングルとかも凝ってて地デジ化と合わせて非常に面白いっちゃ面白い中継になっています。ただ惜しいことに答弁してる当事者を中心に映さざるを得ない。野球中継がピッチャー後方からの視点を中心にするのと似た部分もありますが。

 せっかくのこんな時代です。公共の電波はそれでもいいかもしれませんが、インターネットなど誰もが自宅で楽しめる環境があるわけですから...全議員の前にカメラとマイクを置いておいたらどうでしょうか。地元選出議員がちゃんとやってくれているか、どんなことをしているか知りたい人たちへの絶好のアピールだとは思うのですが。

 もちろん聞かれてはまずい話をすることもあるでしょう。そこは明示的に集音されないように出来る仕組みを作って「現在は議員同士の打ち合わせのため音声をカットしております」とでも表示しておけばいいかと。

 国会といえば国会議員の職場っちゃ職場です。職場で私語やいねむりしてたらそりゃ普通は怒られます。答弁にしてもなんにしても事前にある程度のやりとりをして臨んでるものもあるし進まぬ議会に眠くなる時もあるでしょう。でもまぁ見られていると人間びしっとするものです。人の目があるとなかなか崩れられない。

 記者の取材でも先日は無礼な振る舞いをした記者がいたのなんのとニュースになってましたが、あれも変な話で。全員どこのメディアのなんて記者かゼッケンでもつけときゃいい。質問される議員だって答えたくないメディアはあるでしょうし全てのニュースメディアに平等に受け答えする必要もないと思いますし。
(2011/09/18追記 あくまでも無礼なメディアに対して回答を拒否する姿勢を指しています。政治家が相手するメディアを選り好みしてもよいという意味ではありません。基本的には自らの執政・政策・対応についてはメディアを通して国民に説明する義務があると思っていますので。誤解があったのか政治家の犬め!とお叱りメールをいただきましたので追記させていただきました。そもそもどのメディアのどの記者に対して拒否したのかもオープンにした方が格好いいと思うんですよね)

 そうすればいらん言葉を言って言葉尻をとられることも少なくなる。

 それじゃ取材になんないよ...というならなんのための記者クラブなんだよという話で。そのために選出した専門記者の集団なんでしょうから堂々と名乗ればいいじゃあないですか。私たちは政治報道のプロなんだよと。自分達の質問を聞いてみろよすばっとみんなの知りたいことを聞いてるだろうと。むしろ堂々と胸を張ればいい。
 もちろん専属に一人以上の人間を張り付かせてる前提ですけれど。名前が知られると取材とかしずらい人はそもそもインタビューなんかに出さないようにすればいいし。大手メディアでないならむしろ名を売って欲しい気も。海外でも見かけますが名の売れた記者ってのはそれだけで記事を読ませる力が出るもんですし。

 勝手なこと言ってますが(笑)

 ちょっとしたことですがこんなことを実現するだけで国民の政治への関心は高まるかもしれませんしへんな誤解も減るでしょう。露出の少ない人はアピールする場面を作ることも出来るかと。会議で発言して注目を集めるなんてのは社会人のイロハのひとつみたいなもんです。サラリーマンだってやってるんだから議員さんがやっちゃいけない道理はない。
 積極的に質問している議員は誰なのか。鋭いのは誰なのか。そんなところでアピールしていれば、いずれ政権入りする時などにも知名度が高まっているかもしれません。見てないようで...見えるようになっていれば見てもらえるものです。

 政治家さんや記者さん達がそれぞれがそれぞれの都合で言いたい放題になっちゃってるなら...ちょっとづつ引いてオープンにしちゃった方が、案外いい結果になるかもしれません。特に見る側にとっては...
 誰のために報道してるのか、誰のための政治なのか。見られることで明示的になるような気もするんですが...難しい部分も多々あるでしょう。まぁ小さな意見のひとつということで。




余談

 会議や議事があるのはなにも国会とか議員だけではなくて。普通の会社においても同じ事。

 密室会議は参加していない人達のしらけ気分を上昇させるだけ。小出しに情報を出してコントロールする方法もありますが...あれはあれで難しいテクニックがいります。出したくない情報の時はそうしてもいいでしょうが、そうでない時は積極的にオープンにして見せることで末端の人間にも会社の運営に携わってるんだな...と自覚させることも出来たりします。
 まぁある程度大きい会社になっちゃうと難しいんですけれど...小規模だとやり始めている会社もあるもので。

 知人の経営する会社でこの話をちょっとして見たところ試しに導入しちゃいまして(苦笑)
 
 低コストですよね。カメラ設置してイントラネットで見えるようにしているだけですから。1980円のwebカメラを参加人数分用意しただけですし(笑) 調達は私がしてあげましたが...モデルチェンジ時期というのもあって実にお得に大量に用意出来ました。まぁ、人数以上に数があったんですが...社長が競馬で当てたあぶく銭が原資です。30個分の投資も会社には損害なし(^^;
 中継システムなんて面倒なものはなし。Skype等のビデオチャットソフトを各支店とつなげただけ(笑)
 見たい参加者のCHATに参加するとその人の顔と声をとらえることが出来る。
 金をかけずにやる方法として半分冗談で提案したんですが...いや、やれるものですね(^^)

 いくつかの問題点はありましたが、ある程度の結果が出たとのことで、今後は会議の種類をわけて経営に関わるものでも積極的に様々な現場の人間を参加させていこうと言ってました。もちろん見せられない聞かせられない会議もあるのですがそれは明示的に「これはこーいう会議だから」と説明して密室にこもってるみたいです(^^; 説明してる内容とやってる会議の内容が合っているかは...あんまり社員の人達は気にしてないみたいですが。
 自分が参加出来る会議の時にどうアピールするかとかそんなことを考える新人も出ているようですので、おもしろい成果はあったようです。今時の若者は...とよく言われますがどうして自己主張は強い強い。ならそれに見合う実力と実績をつけさせてしまえば使える人材のいっちょあがりということで。まぁそれがまた難しいんですがそれは別の話(^^;