Android本格導入開始...7インチタブレットSMT-i9100とHTCのEvo WiMAXを導入

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 先日よりずっと7インチのタブレットを物色していまして。OSはまぁAndroidしかないだろうといろいろ探してたんですが...今は過度期。正直買い時ではありません。近日出ると言われるAmazonのKindle Fireもありますしここはひとつお手頃なものでしばし遊ぼうかと。
 そんなおり友人から悪魔の電話がありまして...気付いたら7インチタブレットと共になぜかスマートフォンまで導入することになってしまっていたという(笑)
 どういうことかというと...
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 ことのおこりは日曜日。
 仕事で出社している私のところに友人から電話がありまして。AUの古いスマートフォンが新規一括1円で買えるんだーという...まぁ最初はたわいもない会話だったんですが。
「あ、なんか7インチのタブレットがついてくるみたい」

 !?

 なん...だと。
 AUで7インチのタブレットという今年の春頃でたサムスンの微妙な機種が浮かびます。なんで微妙かというと登場時期の割には性能が...と言われていたため。実際のところは実用性はそう低くないのは店頭で触って確認済みでしたし。

「SMT-i9100って書いてある」

 OK相棒。詳しく聞こうか(笑)
 今回の話はAUのスマートフォンでは初のWiMAX搭載機種となった「HTC EVO WiMAX」が本体価格1円で販売されているという情報だったのですが、サムスンの7インチタブレットが付属するとなるとちょっと話が違う。

 iPhoneのFacetimeで画像を見せてもらいましたが確かにSMT-i9100が付属している。
 これはおいしい。

 また、1円で売られてしまっているHTCのEvo初代ですが、そもそもiPhoneを買っていなければ確実に買っていた端末。HTCの端末は昔からかなりファンでして...あのウイジェットといいかなり好み。
 旧型となったとはいえOSも2.3まで上がり快適さではそう現役機種には負けていない(さすがに最新機種には差を感じますがまだまだいける)。

 ただ...すでにWiMAXのルーターを導入している私にはこの端末の魅力的な部分が全て不要となってしまうジレンマがありました。ならばここはもういっそ。割り切ってAndroidのガジェットとして導入してしまおうと。
 自宅無線LANとWiMAXルーターの運用であれば余計な経費はかからない。純粋な維持費だけです。もちろん初期投資が1円で済むわけはなく。

 本体価格等店頭で払う金額...1円
 強制で加入させられたサービスの初回月分...630円(315円*2。店頭で説明がありましたが解約は任意とのこと)
 事務手数料...2835円

 これが初期投資となります。
 で、当然スマートフォンを維持するお金がかかりますが...ここは一番安いプランEにすることで月額780円へと押さえこみます。Evoの魅力は半減してしまいますがここは機内モードにして3G回線をシャットアウト。ただのAndroidガジェットとしても実に遊べる端末ですし。
 ユニバーサル料金...7円
 WEBで請求書割引...-21(請求書を郵送しない設定にすると割引になる)

 これで毎月766円で維持出来る計算。一応万が一の操作ミスに備えて最初の月だけパケ放題の一番安いものに入っておきます。ダブル定額390円。万が一やらかしたとしてもこれでとんでもない料金がくることはない!! ...はず。

 ネットでいろいろ調べてそこまで計算していたら...気付けば店頭に在庫確認。11/30まではタブレット付きですとのこと。かつてはXOOMをおまけにしてしまった豪快な店もあったようですが、今回のターゲットはあくまで7インチタブレット。

 実際に使ってみてその大きさや操作性等を確認したかったのが大きい。10.1タブレットはiPadがあるわけで、7インチならiPad以外の選択肢の中から面白いものが選べる。
 Androidの3.2やら4.0はまだ出たばかりで商品もソフトもこなれていない。あと1年程度は2.2のタブレットの方が安定して遊べるはず...そんな考えでした。
 実際は2年使うのかもしれませんが(笑)

 で...



 無事購入。

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 SMT-i9100

 帰りの電車内で両方ともいじってみましたが、やや反応がにぶいもののタブレットは予想よりもいい感じ。廉価版の風情がありますが初代ギャラクシータブと性能的にはどっこいの機種。(似て非なるものですが)
 さっそくWiMAXルーターを登録して遊んでみましたが...うん。悪くない。持ち歩くデバイスとしてはやはり7インチがいいな...という実感。自宅は10.1の方がいいんですが、外では7インチ。そんな感想です。
 まだ動画等の再生はしていませんがあちこちで情報収集した限りでは2.2のタブレットとしてはごくごく普通の性能があるようなのでエンコードにちょいと気を使えばいい雰囲気。解像度は十分。
 動画事態はSDで運用ですから特に本体メモリは気にせず。(そんなにアプリいれるつもりもなく)。
 とりあえずツイッターとメールのセットアップをしましたが...日本語入力がもっさりしてるのがやや気になるところ。ただ世代とOSを考えるとこんなものかも。
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 ファームアップデートが出ていたので適用。OSは2.2.2ですが...2.3でないかなぁ(^^;
 もっさり感はこの世代のAndroidの特徴みたいなもんですが、世代と価格と性能を天秤にかけてどう思うかでしょう。安くて最高を求める人にはまったく勧めません。価格性能比を見切れる人には楽しめるガジェットかと。
 メールとかやりとりしてみたんですが...うーん日本語入力が...ATOKいれたら変わるのだろうか^^;
 あと...たまにハング(^^; ファームアップしてからはなくなりましたが。
 全体的にやすーーーーーーい作りですがそんなものは気にしない。
 高級感はXOOMの方が圧倒的です。あれは筐体の作りもいいですし。こちらは安物臭がぷんぷん。
 でも。
 付属のクレイドルのおかげで運用的には非常に楽ちん。わかってる人がわかってる使い方をするにはおいしいかも。

 がたがた言う人はギャラクシータブやiPad2をどうぞ。高いですが快適な世界が待ってますよ(^^)



 HTC EVO WiMAX

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(ファームアップ中のEVOに魔の手が迫る!!...実は撮影中の私の影...でもなくそばにあるタブレットの影でした)

 もともといずれ手に入れようと思っていたガジェット。私の本来の予定では、iPhoneとは別にもっているAUの端末(電話メイン)をこの機種に機種変してWiMAXも含めた運用を考えていました。

 が。

 4月前後にもともと持っていた機種が昇天。急遽購入したG11が思っていたよりもいい機種であったためそのままメイン運用...WiMAXはルーターでの導入となったのでした。WiMAXの導入経緯は以前の記事に書いてあります。
 で、ずーっと怨念のようにくすぶっていた私の物欲の前にようやく捧げられた供物がこのEVO(笑)
 すでに後継機種のEVO 3Dが出ていますが個人的にはこの初代に思い入れがあったのでかなりうれしかった。WiMAXやテザリングという魅力の大半を失ってもなお楽しめました。

 まずOSのバージョンアップ(上の写真はバージョンアップ中のもの)。
 これは電池の残量によっては出来ませんが今回はさくっと出来ました。なぜか満充電だったんですよね...
 最初のバージョンアップではまだ2.2.2。リブートして長い読み込みが終了した後少しいじってみましたがこの時点で十分使える感触。とはいえせっかくなので2.3へともう一回ファームアップデート。
 完了後...あ、早くなってる(笑)
 細かなところできびきびした部分が出てきてこれは大正解。というか、本来の目当てのタブレットそっちのけでこれをいじってました(^^)


 投資金額で言うと2万を超える計算ですが(2年運用時)、このタブレットはAmazonで17000円はするもの。オークションでも13000円とかで見かけます。それにEVOという面白いものがついてくるわけですから投資としては悪くない。
 解約すれば違約金が9800円かかりますが、嫌ならその違約金を払って解約してしまえばいいわけで。





 このEvoさんの最大の泣き所はおそらく無線LAN。11gに対応していますが、やや遅い。テザリング時にもネックになるかも。とはいえWiMAXの実効速度を考えるとそう問題ではないのかな?後継機種の3Dとの最大の差はCPUの速度差ですが、地味にこういうところも改良されています。
 CPUもデュアルコアですし今から買うなら迷わず3Dだろうな...とは思います。

 とはいえ。

 ディープに使わないのであれば初代もまだまだ一線を張れるな...というのが私の感想。
 日本メーカーの製品はアップデートなんて無駄な経費としか思ってませんので(そんなこともないんでしょうが売り場の人と話してる限りは新製品に買い換えさせることしか考えていないようにしか見えない)、海外勢のAndroidの方が素直に買えるんですがHTCはその中でもアップデートに関する考え方が悪くない方で。(例外的にSONYだけは意地でもアップデートかけてくるのである意味日本では一番熱心かも)

 そういう意味でもHTCの端末は大好きです。

 ツイッターやらなんやら普段やってることは全てこのEvoで完結出来ました。使い勝手は...慣れがいるかな...iPhoneに慣れてしまっているのが大きいんですが。サムスンの端末よりはHTCの端末を推す私ですのでこれはいろんな意味でいい買い物でした。

 これからスマホにしようと思うけど高いのは嫌だな...という人にもいいかもなんですが、もう少し待つと(具体的には今回のタブレットが配り終わって在庫がなくなった頃)にはまた面白いセットで特価になってそうです。10.1のあのタブレットがついてきたり...ね。
 毎月の割引も下がってしまいましたしいまさらおいしくはないかもしれませんが。私にとってはごちそうだったということで。
 
 一年程度運用して解約予定ですが(まだわかんないけど)端末としては実に素晴らしいものを入手しました。なんらかの事情でiPhoneから離れてもHTCの端末ならそう違和感なく私は運用出来そうです。

 気が向けば今後はAndroidの情報も書いて行こうかと思ってます。(今まで持ってなかったのかって? ...高給文鎮になってる中国製のタブレットなら部屋の隅にある気がします。が、気のせいです。ちょっとやらかした気がするんですがたぶん夢でしょう)


※なんでここまでHTC好きかというと...企業としてはどうかと思うんですが、「社運を賭けて勝ちをつかみ取った会社」として私が代名詞的に思っている会社だからだったり。
 韓国ではなく台湾のメーカーで、PC関係でいうとぶっちゃけVIAと同系列と思っていただければ。
 懐かしいS3グラフィックス社もVIAからHTCに売却されていたり。いろいろと面白い動きが裏にはあるんですが...

 そんなことは知らなくても「Androidに社運を賭けて勝ち組に入った企業」と憶えておくといいでしょう。

 Appleにとっては特許侵害でサムスンと並んで撃破すべき敵の一角。すでに訴訟合戦は泥沼ですが(出口をどこに求める気なんだろう)、株価は訴訟の絡みで落ちたものの企業体力がついてきているので今のところは大丈夫っぽい。

 日本だとAU以外ではイーモバイルのスマートフォンでおなじみ。DOCOMOにも端末出してるんですけどね...あまり目立ってないですね。ホーム画面が独特ですので見れば一発で「ああHTCだな」とわかるのも特徴。

 いち早く最新技術を商品に投入するのが好きな会社でもあり、Android陣営としてはかなり強力な会社。

 実は会社が出来た当時はそれほど目立ってなかったんですよ。Palmデバイスの下請け企業みたいな感じで。

 それが、Androidの発表時になにを思ったか会社の全ての力を注ぎ込んでAndroidに注力。韓国の巨大企業サムスンの向こうに張って次々と魅力的な商品を出して市場を開拓。あれよあれよと登っていったのは本当に見事でした。

 Appleとの訴訟に関してもどうもGoogleやサムスンとの訴訟のためのスケープゴートの面が強い気がします。マルチタッチの特許に関してはちょっと旗色悪いですが...どうなるか。

 サムスンは訴訟対策をミスっているので不利なまま展開してるんですが、今のところHTCは比較的悪くないカードで戦っています。Appleと和解出来るか。あるいは横からブルドーザーのような勢いで金を巻き上げようとしているマイクロソフトのさらなる攻撃を食らってしまうのか。

 商品とは別のところで面白い戦いが続いていますが、それはまぁ余談。いつか書く機会があれば。

 ただ、ハングリーさを持っていて...チャンスをものにしていく姿勢。慎重さと臆病さを持ちながら賭けたからには突破しようとするその力。かつて日本がもっていた何かをこのHTCは持っている気がします。

 今の日本の企業にはなくなってしまった何かを。