23インチクラスの液晶モニタで環境をリフレッシュ?...快適さへのアプローチは本体の性能だけじゃない

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 ちょいと事情がありまして友人宅のPC環境を見直す手伝いをしてきました。
 PC自体は自作ではないんですが、ちょっと前のサイコムのPC。Core2duo世代で割と後期のものなのでスペックとしては十分。なんでサイコム?と言われるかもしれませんが、トラブルが少ないモデルだったのと私の単なる趣味で勧めただけです。ドスパラ等でもよかったんですが...
「他人が知らないような感じで隠れた名店みたいなとこのPCがいい」
 とか言うものですから。まぁサイコムならいいかなと。あと、なんといっても彼は埼玉県民なのでどうせなら埼玉にある会社がいいかな...というすごく単純な理由(彼はそんな理由もかなり気に入っている)
 とはいえ、メモリは2GなんですがOSはWindows7にリニューアル。グラボも刺さっていないG31辺りの内蔵GPUなわけでちょいと辛いといえば辛い。そこでメモリを4Gにして安価なGPUを導入しようということになったんですが...
 
 行ってみてびっくり。

みやび「...なんで14インチの液晶のままなんよ」
友人「え?だって映るし」

 そう。昔懐かしい時代のヒュンダイ?(メーカーロゴが削れててわからないけどたぶんヒュンダイ)のモニター。奥行きも微妙に分厚く1024×768の素敵な世界。PCを勧めはしましたが、そういえばその時モニタ買ったとは聞いてなかったなーと。

みやび「これいつ買ったんだ?」
友人「えーとWindows98の時だから...」
みやび「あー...もういいや」

 PCリニューアルの予算の配分をいじりまして液晶モニタを購入することにしました。とはいえ秋葉原まで行けるかというと彼の仕事の関係上夜間しか時間がとれず。奥さんがいるから昼間受け取ることは出来るし...ということで。

 やっぱりAmazonだよね!

 ということでAmazonで購入。
 今回購入したのはこれ。


 友人知人に何台か納品していますが今のところ問題が少なく安価ということで。まぁ1台故障しましたがそれは秋葉原で購入したもので購入後1週間だったこともあり初期不良交換ですんだとかまぁそんな程度の話しかなかったもので。
 もちろん価格相応の製品ではあるんですが、ぶっちゃけ14インチのぼやぁぁぁぁぁぁぁっとにじんだ液晶よりはいいだろうと。
 それともうひとつ。いつまでも内蔵GPUというのもなんなんで...PCを分解して見るとCPUはE8500。なかなかに早い早い。マザーはやはりG31でした。とはいえG31ならPCIe16がある。
 メモリもちょいと割高ですがここはひとつ2G×2にグレードアップです。
(調べたらサイコムのSTX1010G31っぽい。非常に個性的なケースに入ったPCです)


 ある意味定番のCFDのメモリです。Elixirということである意味これもまぁ定番っちゃ定番(安価な方で)。値段なりですが永久保証がうれしいところ。性能はそう悪くないのでこれはこれで。G31で動くのかこれ...と思いましたがなんとか動作。ふう。
 ついでGPU。CPUがそこそこなのでGPUもそこそこのものがチョイス出来ます。...が予算をあまりとってしまうと液晶モニタの分が辛い。電源もそんないいの積んでないし(ぶっちゃけ300Wです)...ということで選んだのがこれ。



 いや、最初はGeforceの210辺りを検討してたんですが...なんとなくこれになっちゃったという。選択者が私ですからねー...
 ここまでで22000円行ってませんので彼の予算ぎりぎり。とはいえ結構なパワーアップとなります。
 データは特にいらない(メールはwindows liveメールだったし)ということなんで、思い切りよくフォーマットからやりなおすことに。
 まぁ組んでいてかなり危ない局面もあったんですが(Radeon6450がどうもうまく動作せず。すわ相性か!?と思ったんですがCMOSクリアで突破。焦った焦った)、なんとか無事にセットアップ。
 アンチウイルスソフトも期限切れとのことで(あと一週間だった)、マイクロソフトエッセンシャルさんに今回も活躍してもらうことに。OSはWindows7 64bit。まぁアップグレード版を7777で買った人なんで64bit版のディスクもついてくると。使わない手はない(笑)

 友人自身は夜泣きする赤ん坊の世話にかかりっきりだったので私がほとんどやってあげることに。新婚さんは大変だわ...奥さん夜泣きでノイローゼ気味になっちゃったとかで...耳栓して寝かせてあげて、仕事が休みの日は彼が夜間を受け持ってあげてるんですね。夜の仕事ならではですが。
 子供の泣き叫ぶ声というのはなかなか作業妨害だなぁと実感しましたが、私も子供は嫌いではない(むしろかなり好き)な方なので、途中でミルク作ったりおしめ変えたりと手伝ってました。

 ...PCメンテしつつ子供の世話まですることになるとは思わなかった...

 そうして完成したPCを触った友人の第一声。

友人「すげぇきれい!? なにこれ!?」

 そりゃあのモニタじゃなぁ...(苦笑)

友人「Radeonってすげぇな!?」
みやび「確かにこの価格でこの性能はたいしたもんだが別にこの画質はRadeonがどうこうじゃなく。モニタだモニタ」
友人「おお、なんか今まですげぇ損してた気がする」
みやび「言ったとおりだったろうが」

 その後ちょっとベンチマークソフトなど動かして遊んだりして朝になり。私もさすがに眠いので自宅まで車で送ってもらいました。

 ベースPCがそこそこの性能であったためHDDやOSなどに予算を取られなかったのが大きかったですが、電源が小さめということで派手なパワーアップはどだい無理な話。ならば本体ではなく環境をよくしてあげる方向でのパワーアップです。

 液晶モニタは案外長持ちでして。とはいえ古いものをずーっと使ってるとあまり違和感を感じないまま...じわっとぼやけていたりします。毎日使ってると慣れてしまうのか気にしない人は気にしないんですが、ここをずばっと新しいものにするとかなり快適度があがります。

 今回のパワーアップの主役は液晶モニタ。Radeonは隠し味といったところでしょうか。GeforceGT520辺りでもよかったんですが、これはまぁ趣味ということで。

 PC本体のパワーアップは予算がある限りいろんなことが出来ます。
 けれど限られた予算しかないならば。
 本体の性能はある程度で見切って周辺機器をパワーアップすることでかなり快適になる。
 今回は極端な例でしたが(まさかあんなモニタをまだ使っているとは...)、結構ありがちな話です。
 消費電力も下がった昨今のモニタは結構魅力溢れるものばかり。

 三菱等の国内メーカーにも安価でよさげなものはたくさんあります。
 もしも古いスクエア液晶を使っておられて多少なりと不満がおありでしたら。安価なビデオカードとモニタを購入してみてはいかがでしょうか。PCを買い換えたわけでもないのに一気に快適さが上がってびっくりするかもしれませんよ。
(オンボードVGA端子で接続してもいいんですが、どうせならDVIやHDMIで接続したいところ。そこで安価なビデオカードもセットで購入するという。あと解像度の問題で古い内蔵GPUだとちょっと問題出ることがあるので)



※あまり大きすぎるモニタは...という人も多いのでスクエア液晶からの買い換えだったらまずは21.5インチ辺りにして見るという手もあります。それで小さいな...と思ったら次に23インチクラスを購入してデュアルモニタにして使うというやり方も結構アリです。段階投資になりますが無駄も少なく。
 最初のモニタで満足すればよし...そうでなかったらワイド液晶2台によるマルチモニターの世界を堪能出来ますから。
(何より安価です。秋葉原等では9800円なんてのも見かけますから)
 狭い机の上で使うならこのサイズはかなり使い勝手いいですよ(^^)


(作業中の写真などあったんですが、友人が恥ずかしいというのでアップ出来ませんでした。ケースが面白かったのでちょっと残念です)