SMT-i9100の実力は(2)...半年経ってわかる底力

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 SMT-i9100の導入から4ヶ月以上が経過したわけですが、その実力が今更ながら感じられるようになってきました。

 このところ動画再生環境の再整備を行ってまして、手持ちの端末でいろいろと試していまして。iPadの導入後にいろいろ検証を繰り返してきたわけですが...
 そんな中でもこのSMT-i9100はスペックや古さを感じさせない活躍を見せています。

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 まず本体のスペックをおさらいしましょう。

 重さ     :480g(クレイドル含まず。本体のみ)
 ディスプレイ:7インチ(1024x600)
 カメラ    :200万画素
 OS     :Android 2.2
 メモリ    :システム512M 本体ストレージ4G
 SD     :microSDHC対応(32G動作確認済み
 スピーカー :横置きでステレオ(縦置きだとステレオとはいいがたい)
 バッテリー :フルHD動画連続再生5時間確認済
 付属品   :クレイドル同梱

 

 他にもGPSだったりbluetoothだったりと搭載していますが、発売時期を考えるとなかなかのスペック。
 そして何より最大においしいのがそこらの格安中華タブレットでは対応していないことが多いgoogleplay(旧googleマーケット)に対応していること。これ結構重要。

 底力の前にこのタブレットの弱点を並べてみましょう。

 弱点1:フロントカメラがない
 弱点2:OSがほんのり古い
 弱点3:システムメモリが少ない

 

 まぁフロントカメラに関しては仕方ない部分かと。skypeによる対面通話は諦めるしかないかなーと。
 OSに関しては...どうなんだろう。出そうと思えば2.3までは不可能ではないと思いますが、古いタブレットですしサムスンが出すとは。4.0なんてもっての他でしょう。
 弱点3もそう。この時代としては標準的なメモリ512Mも今となっては少ない。これのせいで4.0は無理と言い切ってみたり。(ハックROMを作れば別として)

 

 ですが、弱点らしい弱点はそのぐらい。むしろストレージ4Gなんてこの時代としては豪勢といってもいいぐらい。
 本体が4Gですから32GのmicroSDを足せばデータはSDでアプリは本体なんて運用が楽勝で出来る。
 そして何よりクレイドル。これのおかげで充電が楽勝で出来るしフォトフレーム代わりにも使いやすい。
 私は動画を再生しっぱなしにしていたりしますが(笑)

 

 このタブレットの底力は実はその心臓たるCPUにあったりします。サムスンカスタムですがARMv7の1G。ぶっちゃけsnapdragonの1Gと同等です。しかも動画再生支援がばっちり。
 そのうえで解像度が高め。これはおいしい。横置き前提のハードゆえステレオスピーカーも横置き前提なんですが、こいつのボリュームも音質もなかなかよい感じなんですよ。

 つまりは「動画再生タブレット」として考えるとかなりいい感じ。
 実際CPUの特性が非常によいのか、他機種ではガタガタだったり音だけで画面が出なかったりするフルHD動画でもぬるぬると再生して見せます(同等スペックのスマートフォン EVO WiMAXでは再生不能な動画も全てぬるぬると再生してしまうある意味変態スペックです)。

 

 この動画再生への強さが時代をまったく感じさせないゆえん。
 パーフェクトビュアーを使って自炊した本を読み...再生プレイヤーで自炊した動画を楽しむ。そんな使い方をしていると、最近のTegra2タブレットでも再生出来ないような動画もぬるぬる再生してくれるもんですからかなりイカス。(スマートフォンでいうとPhotonやタブレットでいうとZoomで検証。1920x1080のmp4でかなり重い動画を作って検証してみましたが、SMT-i9100はものともせずに全て再生しきってしまいました)

 ただまぁ。2.2世代ですのでたまにハングアップしていたりしますが。こればっかりはOSの世代も含めてありがちな話。いいことばかりではないということで(笑)

 

 ただ7インチタブレットでこの解像度とこの重さ。そして電池の持ち。動画再生能力の高さ。それらが統合的に組み合わさるとかなり使い勝手のよいタブレットとなります。持ち歩くのに最適(^^)

 もちろんもっさりした部分もありますし世代の古さはあるんですが、私のように動画主体で使うとこいつはかなり優秀なタブレットとして光り輝きます。
 ステレオスピーカーも含めてちょっとした小旅行に持ち出して友人と動画を楽しむなんてことにも使えたりします。フォトビューアーとしてもなかなか優秀。

 ICS...というかandroid4.0世代のタブレットが出始めていますが、iPadを所有してる身でもありなかなか踏ん切れません。でも最近iPadのせいで踏み込めないんじゃなくて...このタブレットで満足しているからあえて新型を欲してないのかな...とも思うようになってきました。

 10インチクラスでは今年発売のiPadが今のところベストな選択だと思っています。そうするとiPadが出ないであろう下位のクラスで7インチタブレットが欲しくなる。kindle fireを待っていたんですが、このタブレットのおかげで「まぁいいか。これあるし」と言える状態になっていると。

 初代ギャラクシータブとほぼ同等のハードなわけで年式としてはもはや旧型も旧型。購入したのも投げ売り末期な訳ですが、手に入れてよかったと思えるタブレットです。

 今から買うには適していないかもしれませんが、安価に購入出来るタブレットとしてなら決して見劣りしない魅力があるかと思います。デュアルコア世代に比べるとやはりもっさりはしてるんですけれど。動画再生中は気にならない(笑)

 録画した番組をエンコードして通勤時に楽しむ身なのでこいつは手放せません。iPadは確かによいものですが、普段持ち歩くにはやはりでかい(^^;

 7インチならセカンドバッグにも入るというものです。
 持っている人で活用方が見付からないなぁ...という人は動画再生タブレットとして扱ってみてはいかがでしょう。世代を超えた底力を感じることが出来るかも(^^)

 

※ディフォルトの状態だと果てしなく使いづらいので、ランチャーも含めてカスタマイズ必須だと思います。ランチャーの変更と再生プレイヤーの使用でぐっと使い勝手があがりますのでお試しを。...ディフォルトも慣れればあるいは悪くないのかもしれませんが私はだめでした(^^;