CeleronといえばINTELのCPUでも最下層のラインナップなわけですが、どうして用途を考えるとものすごいコストパフォーマンスの製品が多かったりします。
昔は低価格というとAMDも選択肢に入ったんですが、このクラスはもはやCeleronの独壇場といってもいい。それほど安くて性能がよかったり。
今回登場のG1610はIvybridge世代の製品ということで待ってる人は血の涙を流しながら待っていた製品です。秋葉原では実売4000円を切ってるわけですが、その性能たるや...「ええっ!?この値段でこんなに早いの!?」と思えるもの。
そもそも低価格製品とはいえ2.6Gで動くIvyのデュアルコアな訳です。
遅いわけがない。
Hyper-Threadingに対応していないのでOSからも2コアと見えます。まぁ無理してない分熱くない。
Windows7でも8でもきびきびと動作する小気味いい動作が魅力的で、モバイルi5と悪くない勝負を繰り広げるほどのポテンシャルを秘めています。まぁコア数というかHyper-Threadingの差もあって実際には迫るけどちょーっと足りない感じですが(笑)
価格を考えると大したものです。
グラフィックパフォーマンスもゲーム用途として考えなければ結構使えます。軽いゲームならいけなくもない。
CPUクーラーもついてくるわけで、マザーと併せて1万円しない組み合わせ(しかもB75チップセットでいける)が選べるのは実においしいところです。今回はASUSのそこそこのをサンプルにしてるのでさすがに1万以内にはなりませんでしたが、それでもお買い得には違いない。
メモリもつけて15000円前後でPCの中核部分が揃うというのは破格すぎる...
常時電源をいれておくPCやともかく静かなPCを組むならこいつで決まりといった感じでしょうか。
友人が購入したのでテストさせてもらったんですが、値段を考えると「えーっ!?」といった感じで。
もちろんi3とかと比べりゃ遅いわけですが、正直低クロックのCore2Duoとか使ってるぐらいなら窓から投げ捨ててこいつにしとけ?といった感じで。チップセットのリニューアルも兼ねて。
まぁ上位のCore2Duoならそっちのが早いんですが、そもそも新製品時点で4000円で売ってるCPUが当時の最上位とガチンコやってる時点で世代差を感じます。
なにより消費電力も発熱もこちらの方が圧倒的に少ない(笑)
金があれば上位を買え...と普段は言うんですが、低発熱と低消費電力に注目するとむしろ「このCPUに適した環境で使い倒したい」と思わせる魅力があります。録画専門PCとか。
CPUに金を使わずSSDやメモリに予算を回すというのも自作の醍醐味のひとつです。
個人的には最近触ったCPUの中ではA10-5800Kと並んで「なんじゃこりゃ。この値段でいいのか」と思った製品でした。
まぁ、性能厨の人は金出してi7どころかXEONぐらいは買っていただきたいところですので、ターゲット層は性能重視の人ではないとは思いますけれど。(それにしたって価格を考えたら十分に性能は高い)