放送当時。まずはアニメファンからその旋風へと巻き込んで行き...そこからじわじわと様々な著名人を籠絡。ついには普段アニメを見ない層にまで広がっていった「魔法少女まどか☆マギカ」。
りりかるなのはも「どこが魔法少女なんだ」と言われる作品ですが、こちらは「魔法少女なのに...」というべきか。悲しみも喜びもひとつの作品の中で表現しきった名作です。
TV版もいいのですが、それを下敷きにしてスタッフが「誰も見たことのない...一度は見たはずの物語」として昇華したのがこの劇場版。本来総集編でしかなかったはずの映画を「1カットたりと手をいれていないところはない」と言われるほどのこだわりで仕上げた逸品です。
実際のところカットされたシーンの中にもいいシーンがありますのでTVも見た方がいいのですが、こちらだけでも話を追うことは出来ます。まずはこちらからでもいいかと。
音声収録をしなおしたことで、TV版の時の声優さん方は「先を知らない」登場人物達と同じ気持ちで超えをあてていたのに対して映画版では「結末を知った」声優さんたちの演技となっているのが面白い。その熱演をTV版と比べる楽しみ方もありますよ(^^)
新作「反逆の物語」の前に見直しておくのを超お勧めです。
DVD版は2枚にわかれてリリースの模様。