[緑ばかりじゃWDを語れない]WDのもうひとつの顔「赤キャビ」「黒キャビ」を狙う[赤か黒に染まってこそですよ]

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

 WDのHDDは何種類かありますが、それぞれ「色」でわけられています。
 青...安価で使い勝手のよい容量の1Tがラインナップされたモデル。電化製品などに採用されることも。
 緑...秋葉原や通販で「大容量で安い」HDDの代名詞となったモデル。スピードはそんなに出ないが大容量で安い。
 赤...RAID用という触れ込み。カタログスペックでは緑とほぼ同じ。保証期間が1年長い。(個人実測値では緑より数%早い数値が出てますが誤差としてます)
 黒...スピード重視のモデル。通称「黒キャビ」の後継機。なんでキャビ?と言われたらHDDにキャビアという名前をつけてたWDがいけないとしか。高速嗜好のユーザーからの根強いニーズがあり、価格も高め。
 紫...「監視カメラ向け」という触れ込みの異端児。特性としては赤に似る。特徴は私が見た限りでは「細かい(小さい)ファイルの連続書き込み時に安定した高速スピードを維持出来る」のがPC使用時の特徴でしょうか。監視カメラも含めて、小刻みにファイルのオープン・クローズが発生したり少ないながらずっと書き込みが続くシーンでは強いHDDです。

 で。ぶっちゃけると私は普段緑ばっかり買ってます。信条として「何買っても壊れる時は壊れる」と思ってるためですが、実際のところはやはり耐久値設定上赤の方が壊れづらいのは確かなようで。保証期間の差もありますし(RMA申請ですので英語見てうぎゃーっとなる人には向いてないかもですが)、予算があるなら赤の方がよいかなと最近は思ったり。
 実測値で差が出るのは誤差だと思ってますが、どうなんでしょう。わずかにいつもいい数値になるんですよね。なんか差があるのか。
 テラステーションの魔改造などをする人にはぴったりのHDDと言ってもいいかと。というかそういう人向けの製品ではないかと(笑)
 黒はともかくスピード重視。SSDでは出せない大容量とスピードを同居させたかったらこれしかない。そういう製品です。価格的に倍近くになりますが、入荷してすぐ完売とかざらにあるほど人気があります(まぁもともと数入れないってのもありますが)

 耐久性と保証期間から赤をも狙う人も多く、価格差もまぁ許容出来る範囲。最近人気があがってきました。
 黒はもともと人気がありますし、保証期間も最長の5年とコストがかかってるだけのことはある製品です。
 格安の緑もいいですが、こうした製品を用途に応じて使い分けるのも最近のWDのHDDの醍醐味かな、と。