中古というにはあまりにおいしかったHD-PZ2.0U3-BC購入記...MIL準拠の2T HDDの実力は

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 ※↑は1Tのモデルで、今回購入したのはこれの2Tモデルです。参考までにリンクを貼っておきました。

 今回はBuffaloのモバイルHDD「HD-PZ2.0U3-BC」を購入したのでそのリポートとなります。
 もともとUSB2.0の512GなBuffaloのモバイルHDDを愛用してきたのですが、どうにもスピードが遅く(年代的に仕方ない)、出来ればUSB3.0対応で容量のでかいのが欲しいなぁとは思っていたのです。
 そうしていたところTwitterで「ぜひHMIYABIさんに試してもらいたい」という挑発お誘いを受けまして、中古っぽいけど安いしいっかーということで1クリックで注文(Twitterで勧められてから購入までかかったのはわずかに数分(10分はかかっていないはず)。電話しながらとはいえAmazonの画面が開くまでの時間を考えると、決断はおそらく30秒かかってない)してみました。
 どんな商品で、どんな状態で届いたのか。そもそもどういう経緯で販売されたものなのかなど推察してみた記事になります。

 まず、経緯としてはこのようなやりとりがありまして。

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 でまあようやく届いた商品がこちらです。青い袋はちゃんと閉じられていましたが、写真は開封後のもの。同梱物は本体と延長ケーブル、ペラ紙一枚(マニュアルをダウンロードしてね!というだけのもの)が入ってるだけです。シンプルでいいですね。
 ちなみに梱包の箱には...

konpo.jpg
 「本製品はBuffaloのサポート対象外です」の文字。正規の商品にこれがついてるってことは、一度どこか外に出てからBuffaloに戻って検査後出荷される商品ってのがお約束。
 今回の製品購入を決めた理由のひとつでもあるんですが、届いてから自分の予想が当たってるかなーと自信を深めたり。
 商品自体の状態ですが...

20150812_013144922_iOS.jpg
 見ての通り使用感があり細かいキズがついています。なので「奇麗な商品じゃなきゃやだーーーっ!」という人にはまったく向かない出物であり、わかってる人が飛びつく商品の一種だったかなーと。
 2TのモバイルHDDで、耐衝撃性に折り紙付き。定評もそこそこある商品が中古とはいえ12000円以下で買えたのですから、値段と寿命とをある程度織り込める人にはかなりの出物だったんではないかと。
 もともとモバイルHDDは使っていけばすぐに傷だらけになります。それを嫌って入れ物にいれたりする人も多いんですが、今回の商品の売りは頑丈さ。ラフに使ってこそと思っていたので、キズは最初から気にしていませんでした。そういう意味では「あ、でかいキズがなくてラッキー」ぐらいのもので。
 
 今回の商品、すでにAmazonにはないんですが、出展者がバッファローダイレクトだったわけで、いわばメーカー出戻り品の放出。出荷前にデータ削除と検査ぐらいはしているでしょうが、「訳あり品」なのはpc4beginnerさんも私も想定済み。
 おそらくは外部レビュー用に貸し出していたものだろうとpc4beginnerさんも予想していました。私も同意見です。
 商品的に大量に出荷されるものでもなく、それでいてある程度まとなった数がメーカーに戻ったとなると、雑誌社やweb媒体の評価用に貸し出していたものや、提携企業に一時的に貸与していたものか。どこかのメーカーが大量入荷前にサンプル供出を求めて、それが返却されたのか。
 なんにしろ「大して使われていない品」という予想でいた訳ですが、これが結構ビンゴで。
 個人的には大満足の買い物となりました。
 定番ソフトCrystalDiskInfo(エディション)を使ってデータを撮ってみたのが下記の映像。
ざっくりとった画面2.jpg
 メーカーでパラメーターがいじれるのかどうかわかりませんが、データからは電源投入回数85回(うち3回は私のところで増加した回数)、使用時間はわずかに88時間と読み取れます。
 これを信じるなら大して使われてない商品ということで。まぁこればっかりは新品だろうと中古だろうと「壊れる時は壊れる」のがHDDなので、ちょっとした安心感の増加にしかならないんですが...それでも結構安心出来るものです。
 HDDは5400回転ということで、USB3.0でどんぐらいで働いてくれるかなーと、同じくCrystalDiskMark(雫エディション)を試してみました。
 こんな感じに。
ざっくりとった画面.jpg
 Buffaloの高速化ツール適用済みでこんなもんなんですが、まぁ必要にして十分。もーちょい設定をいじくったりすればスピードはあがるかも。
 というか、AMDのチップセットだとこんなもんで、INTELだともーちょっと早かったりするのでそこら辺は宗教的なものということもあり(しどろもどろ)。まぁ実用にして十分ということで。
 体感的には上々のスピードが出ています。
 特にケーブルが本体内蔵というのが非常にありがたく、今後持ち歩く際にとても便利に使えるだろうと実感。ちょっと短いけどね(笑)

 ざっと試した感じでは2Tでこの価格、大して使われていないこと、細かいキズがあるものの許容範囲であることなどから「非常に満足いく買い物」だったなぁと。
 教えていただいて感謝なのですが、その後すぐに売り切れてしまったのでわかってる人が察知して押しかけ、大して在庫がないところで瞬時に干上がったか!という感じ。
 実際商品届いて触ってから「あ、これもう1個欲しいわ」とAmazonを見たら2Tの商品はすでにページが存在せずというか1Tと500Gしか商品が見当たらない(笑)
 もし複数個買った人がいたら、それはなんというかバクチにもほどがあるものの、いい目をしているなぁという。尊敬します。まじで。
 私はネタもあって即座に注文しましたが、Twitterとか見てる限り複数個さくっと注文してみた猛者もいたわけで(リピーターではなく最初の注文で)、なんというか特売系の猛者はやはり嗅覚も思い切りもリスクへの踏み込みもハンパないなぁと。私ももう少し踏み込める人にならねば...とほほ。
 そんなわけで、また入荷するかどうかわかりませんが、世の中には訳あり品にもこんなものがあり、買う人によってはよだれが出るほどおいしい商品というものもあるんだなぁとネタになれば。もっとも、新品で1Tで13000円以下になってきてますから、頑丈さやらなんやらを考えると、十分にそっちもお買い得だとは思うんですけどね...
 確か発売当初に地面に叩きつけたりしてた人がいて、それでもまぁ問題なく動作していたので、変な加圧をかけて変形させるとかしなければ衝撃に対する耐性は相当強い商品だと記憶しています。だから今回さくっと踏み込んだんですけどね(^^;

 なお、購入時のHDDには各種ツールが入っているので一応バックアップをとっておいた方がよいと思います。
 インストールすることでHDDアクセスを高速化するツールなど、Buffalo謹製ツール類がいくつか。うちでは特に問題を起こしてないのでそのままインストールして使っています。

※付属の延長ケーブル
 これがくせもので、我が家の環境ではこれを使うとアクセスエラーとなり、ディスクチェックは全てエラーとなり、ファイルの読み書きもおかしくなります。
 AMDチップセットのせいかとも思ったんですが、Sandybridgeの環境でもだめだったので、もうケーブルがだめなんだなぁということで。
 どの道おまけだったし使う気もないケーブルだったんですが、せっかくついてきたのにとほほだなぁと。
 もしエラーが頻発している人がいたら、延長ケーブルを外して使用してみるのをお勧めします。
 本体のケーブルで使うとサクサク動いて快適になります。

※寿命
 想定では2~3年は持つかなぁというところ。HDDは消耗品ですし持ち歩くモバイルHDDはどうしたって寿命が短くなる宿命。
 まぁ1万ちょっとですから一月1000円換算で1年。500円で2年という感じに考えてますんで、価格的には十分に折り合いがつくかなと。
 中身が壊れたら換装して強度が保てるかという記事が載るかもしれません(笑)