@GENTLE-STORE 様よりサンプル商品の提供を頂戴いたしました。今回はその商品レビューとなります。
相変わらず広告料とかもらってないんで、いつもどおり主観オンリーの感想となります。
今回の商品もゲーミングヘッドホン。ただしバーチャル7.1chのヘッドホンです。広がりのある音でゲームや映画を楽しめる安価なヘッドホンはいい感じに使えるアイテムでした。
まずはながながと記事を読むのが苦手な人のために結論から。
安いヘッドホンの中では悪くない。音質より音の広がり重視なら結構あり。
定価は高いが、割引きが太い。実売6000円以下でこの性能、この機能なら結構あり。
高品質なサウンドを期待するならもっと金を積んでバーチャルではない7.1chシステムを構築した方がいい。
悪魔でもといあくまで安価に環境を構築したい人向け。
と、いった感じです。では外観からチェックして行きましょう。
パッケージは英語と中国語で表記されています。ちょっとチープ感がありますが、ある意味でこれは「味」かと。
実際のところは結構しっかりした作りです。
裏はというと...
こんな感じ。ほぼ英語ですが、いろいろと売り文句が書いてありますので、興味ある人は読んでみると面白いかも。
スペックをざざっとまとめると...
・ドライバー径 50mm
・音圧感度 113dB ± 3 dB (1kHz 時)
・インピーダンス 32±15Ω
・再生周波数 15~20,000Hz
・出力 0.2W x2
・マイクサイズ Φ6 x 5mm
・マイク感度 -38dB ± 3db
・ケーブル 2.2m (USB)
・その他 バイブレーション機能付き
...バイブレーション付き!?
はい。音に合わせてバイブ機能でヘッドホンが振動します。慣れないと違和感ありますが、迫力は確かに増します(^^)
こんな感じ。マニュアルとドライバーCDが同梱されています。
今回入手したのは黒と青の製品ですが、思った以上にしっかりとした作りです。
ケーブル周りは結構いい感じのスリーブケーブルです。イヤーパッドの中は布質のカバーだけなので、汚れがついてしまうかも。耳は清潔にしたいところです。
筐体はプラスチック製ですが、つるつるした感じは見た目通り。ゲーミングヘッドホンはこの手の質感が多いので違和感はないかな。
頭頂部のクッションは頭を優しく押さえてくれるので、これはこれでよいかも。調整は普通に出来ました。
忘れてましたが、ちゃんと日本語のマニュアルが入っています。
入っていますが、読んでも特に何かわかる訳ではなく。なんというか。説明が全体的に足りない(笑)
ドライバーいれたら後は自力でいろいろ試してみるしかないという。
これがリモコン部。
写真右側のサラウンドマークっぽいのは、振動のON/OFF。
写真左側の豆電球はヘッドホンの照明のON/OFF。これ、点灯するリモコンも発光し、ヘッドホンも発光し、マイクの先端も発光します。
個人的には発光させておいた方が、夜中にゲームやってる時とか操作しやすいですね。
写真の上側のマイクマークはマイクのON/OFFです。ゲーム中に音声切りたい時に使うとよいかも。マイクをONにしてる時はグリーンに点灯します。
これ、照明つけてると小さく緑に光るだけですが、照明切ってるとリモコン中央部が緑色に光るのでわかりやすくなります。
写真の下側のスピーカーマークはヘッドホンのミュートのON/OFFです。
中央の左右についている+と-は音量の調整です。
USB端子はこんな感じなってます。抜き差しは結構しやすいです。この溝は地味にいいポイントでした。
さて、ドライバーをいれたら設定に入りましょう。
これがドライバーをいれてアプリを起動した画面。メニューはタスクトレイのアイコンを右クリックで出せます。
で、実際使ってみるとこれが使いづらい。C-Mediaに向かって殺意の波動に目覚めそうなぐらいわかりづらい(笑)
まぁ、これは搭載チップと標準アプリの組み合わせなので、ヘッドホンメーカーのせいではないかな。下手な独自アプリでおかしくする日本メーカーよりはよほどよい印象。
で、使い方ですが、左側のスピーカーやマイクのアイコンを右クリックすることで様々なメニューを出して設定といった感じ。
こっちはマイクの設定。今回はいじらないので、割愛(笑)
Xear Surround Maxを使えるようにするためには、「7.1 Virtual Speaker Shifter」を先にONにして、「Xear Surround Max」をONにするという手順が必要で、そんなもんどこにも書いてありません(笑)
実際にONになったかどうかは画面で確認出来ます。
赤い枠でかこってみました。SMXが白くなっていれば、擬似サラウンドが楽しめるようになっています。
で、手っ取り早く試すためにサラウンド対応のゲームなどやってみたのですが...
振動で耳がこそばゆい
というオチはおいといて、音が相当広がりが出てくれます。
作られた音という感じはあるものの、迫力は増します。
だた、サラウンドとしてはやはり擬似は擬似。左右背後辺りは結構いい感じなんですが、前に敵が回った時などはやはり高級機材にはかなわないかなと。
で、だったら映画ならどうだ!!!と、「青き鋼のアルペジオ」の劇場版を無駄に前後編見てみました。いやぁ、やっぱりタカオは可愛いですね(^^)
実際の効果としてはそれなりに音が広がり、それなりに臨場感を得られます。
この「それなり」というのは悪口ではなく、「この価格でこれだけの効果が得られるなら十分かな」という感想です。
2chのしょっぱいヘッドホンと比べてみましたが、音が広がってくれる分迫力も出ます。
また、海戦シーンでは振動も相まって結構な迫力が出ます。アシガラはこっちでも可愛いなあとかぼやくぐらいには没入出来ます。
このG2200は価格を考えれば十分以上の性能と機能があり、十二分にお得感がある製品、というのが私の結論です。
もっとお金を出せばいいものはあるんでしょうが、そこは予算次第。
見た目でちょっと損してるかもしれませんが、てんこもりの機能は無駄なく楽しく。
ちょっとサラウンド気分を楽しみたいけど安価に出来ないかなって人には最適かと。あと、地味にマイクがあるのでSkypeで使うとかゲーム以外でもばっちり使えました。
というか、ゲームよりよっぽどそちらでテストしてたシーンの方が多かった(笑)
音質はこの価格帯としては標準で、USBからとってるだけあって結構クリア。ユニットの特製か、やや高音にクセを感じましたが、この辺りは個人の感想でいくらでも違う意見が出るところ。
長時間使っても疲れませんでしたし、しばらくは我が家のヘッドホンとして活躍することになるかも。
マイクは普通に上に上げてしまえば邪魔にならないので、ただのヘッドホンとしても悪くない印象。
価格以上の楽しさを味合わせてくれる製品でした。
最後に製品を提供してくれた@GENTLE-STOREに感謝いたします。