先日G2フ00のサンプルを提供していただいた@GENTLE-STORE様よりさらなる刺客としてG9000のサンプル提供を受けました。今回はその商品レビューとなります。
相変わらず広告料とかもらってないんで、いつもどおり主観オンリーの感想となります。
今回の商品はずっと続いていたゲーミングヘッドホンの中では最も「スタンダード」なヘッドホンとなります。その実力はどんなものでしょうか。
まずはながながと記事を読むのが苦手な人のために結論から。
・難しい設定なし! ごく普通のステレオミニジャック仕様のスタンダードヘッドホン
・高音より重低音重視。FPSなどで迫力のあるバトルを堪能出来る。
・ドライバーを導入する必要がなくPCでもゲーム機でも使う相手を選ばない。
・PS VITAとの相性も結構よく、スマホや携帯ゲーム機で没入したい人にもお勧め
・装着感がこの値段のものにしてはよく、長時間つけていても疲れない。
といったところ。先日G2200をレビューさせていただいたこともあり、正直似たようなものかな?と思っていたんですが、どうして個性をきっちり出した低価格ゲーミングヘッドホンでした。
まずは箱から見ていきましょう。G2200が青だったので赤の提供を受けたのですが、なかなかにいい感じ。
パッケージはブルーの製品主体の写真なので、ブルーがスタンダードなのかも。でも個人的には赤もいいなと思いました(^^)
箱の裏面にはスペックが。
ちょっとよく見てみましょう。
・ドライバー径 40mm
・音圧感度 113dB ± 3 dB (1kHz 時)
・インピーダンス 32±15Ω
・再生周波数 15~20,000Hz
・出力 0.2W x2
・マイクサイズ Φ6 x 5mm
・マイク感度 -38dB ± 3db
・ケーブル 2.2m
G2200がドライバー径50mmでしたので、やや小さめのドライバーを搭載しています。
後述しますが、G2200とはまた違った個性ある音を出すユニットです。
開封するとこんな感じに付属品が。
中国語の保証書と英語と中国語のマニュアル、日本語マニュアル、それとマイクとヘッドホン入力を分割するケーブルです。
PCと繋ぐ時はこのケーブルがないと機種によってはマイクが使えないことも。デスクトップとかだと、ケースフロントのコネクタ使うと思うので、その場合はこいつが必要かと。
日本語マニュアルには「気に入ったら☆5個ちょーだい!(意訳)」と書かれていて、個人的にはこういうの好きだなあと。
後で感想読むとわかりますが、相当気に入ったので5個つけました。値段考えるとお得感がありますし特性ある音が気に入る人には好まれるかと。
ヘッドホン本体。
作りとしてはG2200と共通なんですが、細かなところでパーツが違いますし、デザインも変えて来ています。
中国国内のゲーマーもいろいろと好みがうるさくなっているとのことで、最近は急速に品質もデザインもよくなって来ているのがわかります。
多少チープ感が出るようにしているのは、割と日本のメーカーにもありがち(笑)
イヤーパッドの内部はこんな感じで、布質のカバーがかかっています。汚れないように注意したいところ。
猛者が分解して張り替えたりしてるようですが、まぁそこまでしなくてもよいかなー。
ヘッドホン収縮部分。
ここはG2200と共通のシルバー素材ですね。
写真撮影ミスってますが、まぁ感じは掴めるかと。
調整は楽ですし、頭へのフィット感もよく締め付けられる感じはしませんでした。
コントローラーリモコン。
ケーブルの途中にあるのはまぁどのヘッドホンも共通。
ボリュームの調整と、マイクのON/OFFがあるだけのシンプルな構成です。
赤いボタンみたいなのは押したら何かあるかなーと思ったら何もありませんでした(笑)
コネクタ部分。
スタンダードなステレオミニジャックとUSB端子がありますが、このUSB端子はヘッドホンを発光させるギミック用のものですので、繋がなくても別に構いません。
が、なんとなく発光させたくなるのも人情。
PS4だとパッド用のUSBに刺せば発光しましたが...まぁここは趣味。
ヘッドホン用ステレオミニジャックはマイク端子用も兼ねます。対応している機器ならこれでマイクもヘッドホンもばっちり使えます。(スマホとかによくある)
対応していない機器でマイクを使う場合は、先に書いた変換用分岐ケーブルを使いましょう。
さて、肝心の使用感ですが、個人的には「非常に気に入った」のが実情です。
もしかしたらこの所触ったりレビューしていたヘッドホンの中でもかなり上位。
・まず安いこと。(重要です)
・耳にあたった時のフィーリングがいいこと。
・低温重視のドライバーが私好みの音になっていること。
ただ、高音がちょいとしょっぱいのはトレードオフかな...。
ゲーミングヘッドホンとしては正しいんですが、音楽を聴くときは曲によって合う合わない出るかも。
JAMとかの曲を迫力マシマシで聴きたい時は非常にいい感じでした。
グラヴィオンとかかなり。
演奏の迫力ががっちり増しますし、ヴォーカルがそもそも迫力ある人達なので、そう違和感がない。
ゲーミングとしてはFPSとの相性はばっちり。
あとは何よりUSB接続専用のタイプと違って、アンプ等と組み合わせ使える普通のタイプっいうのが。変な話「普通に使える」というメリットを生んでいます。
PCを「汚したくない」人にとっては重要で、ステレオミニジャックで使えるゲーミング重視のヘッドホンが欲しい人にはありがたい。
通常のヘッドホンなら「好みの音」になればいい。
けれどゲーミングヘッドホンは「ゲームの迫力を増しつつ没入感を高め」た上で「なるべく好みの音に近づけたい」というある意味で特殊な製品だと思っています。
プラスマイクを持っていることも要求される訳です。
低価格帯でどこまで性能を上げられるかは結構難しい難題。
最近増えてきた低価格ゲーミングヘッドホンはそういう意味では「PC側のソフト」で性能を高めることで低価格化を実現しているものがほとんどです。
その中で、ある意味でど直球の製品であるG9000は結構私好みでした。
お気に入りのアンプにつないで調整も出来ますし。
あと、Skypeで使ってみましたが普通に使えました。マイクの感度はG2200と似た感じでしたので、同じパーツかもしれません。(あるいは廉価版かな)
ノイズ等は乗りませんでした。叫んでも割れなかったので、銃撃戦の最中にちょっとした小芝居をして死んでみるとかしてみましたが、みなさま爆笑してくれるぐらいには伝わっていました。
3000円台で買えるゲーミングヘッドホンですから、過度の品質を求めはしません。出来ません。
その中でも比較的良質なものをと見ていくと、このG9000は選択肢の中に入れていいんじゃないでしょうか。
数年前から中国の低価格ゲーミングパーツには注目していましたが(低価格のPCケースなんかも数年前から購入して質がどう変化しているかとか見ています)、ヘッドホン、キーボード、マウスに関しては相当質があがってきたなという感じです。
外装とかよりも中に使ってるパーツの質が先にあがってきていますが、この分なら数年後にはどうなるか。
あと、地味に安いので子供用にお父さんが買ってあげられる範囲の製品としてオススメしておきます(笑)結構重要なポイントですよ?(^^;
最後に製品を提供してくれた@GENTLE-STOREに感謝いたします。