それは、たったひとつの冴えたやり方...なの

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 友人たちに言わせれば、私はキーボードマニアなんだそうで。まぁ、多少なりとも自覚はあるもので、所有するキーボードの数はtwitter上とはいえクレバリーの担当者さんに絶句されるぐらいの数ですし(しかもまだ増えている)。

 まぁほぼ全てメカニカルキーボードなので傾向として似たようなものばかり買ってる気はするけれど、きっとまだ理想のキーボードの代わりを探してるのかもしれない。もう手に入らなくなってしまった理想のキーボードを。(理想のキーボードはメカニカルではなく、超独特なタッチで...たぶんもう二度と出てこないでしょう)

 

 じゃマウスは...というと。すでに出会ってしまっているという。それがlogicoolのMX-R。

 

 logicool最先端の製品にして、超鬼っ子。搭載した機能は絶賛されたが「高い」「故障が多い(主にチャタリング)」と言われ、あげく作ったlogicool自身に「いやー、あれ作るのお金かかりすぎなんで、同じようなマウスはもう作りませんわ」と後継機種をばっさり否定されてしまった、時代のあだ花。

 ただ、困ったことにこのマウスに下手にはまってしまうと、もう戻れないんですね(^^;

 なんといってもそのスクロールホイールの良さ。後継機種は全て手動切り替えとなりましたが、このMX-Rは自動で切り替え。「しゃーっ」と高速スクロールさせるのも、「かちかちかちか」と少しずつスクロールさせるのも、指先のタッチひとつ。登録しとけばアプリケーションごとにフィーリングすら変更可能。

 まぁ、その魅力については様々な方が言及してるので、今回は割愛。

 

 もう手に入らなくなるなぁ...と考え、以前安かった時にもうひとつ予備を購入しておいたのですが...

 最近使っている方のMX-Rがどうも調子悪い。再び修理(3年の保証つき。保証期間中はほぼ新品交換で修理対応される)に出そうと思っていたのですが...今はいいんです。logicoolにも在庫あるだろうし。

 でも、在庫がなくなったら...保証期間といえども「同等品」と交換されてしまう。まぁ、今のフラグシップマウスもとんでもなく性能がいいので、お気に入りなのですが、メインで使うマウスはやはりこのMX-Rが馴染んでしまっています。

「...もうひとつ予備があった方がいいんじゃないか」

 ずっとその思いはありましたが、アウトレットでもなんでも、特売を見かけるたびにものすごい勢いで売り切れてしまい。

 いつもSOLD OUTの文字を眺めるだけでした。

 そんな折です。神戸に住んでいる(と思われる)ネット上の友人がCHATで「ソフマップで8000円ぐらいで売ってるよ!」と悪魔の誘い。彼曰く「ソフマップ同士なら在庫移動出来るし値段そのままでいけるはず!」とのことで、喜び勇んでソフマップに行ってみたものの...

「在庫移動したら値段変わっちゃうの(端的にまとめるとそんな感じ)」

 と無情の一言。ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬと歯がみしていたら、その友人が...

「なんなら、買って送ろうか?」

 と悪魔の言葉。でも、私はこの人と会ったことも電話で会話したこともない。そもそも互いの本名すら知らないわけで。

 向こうだって、そんな相手に高いマウスを購入、確実に送金させるのはとても難しいのではないだろうか。

 そう思ってたんですが。

 彼は通称「konozamaの悪魔の人」こ対して「絶対に」金を払わせる方法を知っていました。

 その提案を見た瞬間「...お願いします」と購入を依頼していました(^^; 

 翌日、彼から「買ったよー」との知らせ。「絶対にお金を払わせる」ための「アイテム」も同梱したとのこと。

 オークションでもそうですが、基本的には「お金を払ってから商品を届けてもらう」のが一般的。

 しかし彼はここでも悪魔の知恵を使います。

 口座番号等のやりとりをまったくせずに、匿名同士で送金を行う画期的な方法。

 Amazonの微笑みが面識のない二人を結びつける...そう、「アマゾンギフト」を使った送金を提案してきたのです。

 必要なのは、メールアドレスのみ。

 私はアマゾンでギフトを申し込み、彼が指定したメールアドレスにギフトを送りました。

 それがこれ。

Amazonギフト券をご注文いただきありがとうございます。

注文情報:
------------------------------------------------------------
注文されたAmazonギフト券 (注文 #XXX-XXXXXXX-XXXXXXX)
------------------------------------------------------------
送信先: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
金額: ¥ 8,052
数量: 1
------------------------------------------------------------
小計: ¥ 8,052
送料: 無料
消費税: ¥ 0
-------
合計: ¥ 8,052

 

 まさか一円単位で贈れるとは、思わなかった...しかも履歴が遺りますので、いろいろと安心。手数料も送料もかかりません。リアルタイムに近いスピードで相手も受領を確認出来ます。

 ...まさに悪魔の知恵だ... さすがはAmazon...悪魔的です。うちのブログ名に偽りはなかったなぁ...とか思ったり。

 そう思いつつ、後は彼を信頼して荷物が届くのを待つばかり。

 こちらもリスクヘッジとしてAmazonの悪魔の公開メールアドレスしか教えず、送付先はこんなこともあろうかといつも頼んでいる友人宅へ。

 結局はお互いにまったく信用してない気がするんですが(笑)

 前代未聞の「ある程度の匿名性を保ったままの取引」が成立しました。

 で、届いたのがこれ。

中身.jpg

 .........彼が使った私限定の方法とは右側のもの。...買い逃してたのをどうして知っていたのか(苦笑)

 最初購入をちょっと迷ってたんですが、このポスターをつけるよ!というのと、送料は「ソフマップのポイントつくから、その分はサービスしちゃう」という言葉に「ころっと」転んでしまい。結局ものすごい勢いで頼んで、ものすごい勢いで送金処理していたという...なんて駄目人間だ私...

 メインは写真左です。あくまでも。決して右側の何かが欲しくて注文したんじゃないんです。

 と一応言っておきますorz

 ところで、届いた荷物なんですが、彼の住んでいる住所...どう見ても、区役所です。本当にどうもありがとうございました

 ...やってくれる(苦笑)

 しかも...

届いた.jpg

 届いた伝票をよく見ると。

 

依頼主.jpg

 そういえば先日ははやて課長の誕生日でしたが...まて、機動六課って神戸にあったのか!? ...引っ越しと転職を考えないとだめか(そうじゃない)

 そして品名が...

品名.jpg

 

 メインが違っちゃってるよ!

 ...届けにきたヤマト運輸のお兄さんの「微妙な表情」を忘れられないと友人にいわれ、こっぴどくしかられたんですが、お礼を言うべきか恨むべきか。私のとるべき行動はどっちなんでしょうね...

 

 ともかく、荷物のやりとりを匿名で...というのはまだサービスが少ないんですが(オークション用に開発されてますが、まだ一般的な商品になってない)、口座番号等の個人情報を極力隠しつつ、送金する方法は確立されました。

 今のところ、リスクを押さえて手数料もかからない「たったひとつの冴えたやり方」だと思います。互いにAmazonのディープな利用者なのが前提かもしれませんが(笑)

 まぁ、ブログタイトルに恥じず、Amazonの悪魔...は今回はアマゾンギフトだったということで。

 

アマゾンギフト券はこちらで購入できます。

 

 ところで、今使ってるものも含めてMX-Rが3台になりましたが、普段使ってるのは1台なわけで。

 予備です。リスクヘッジですと言ってはいても。

おばか.jpg

 ...写真にしてみると。やっぱり。

 激しくなにかを間違えているような気がします(涙)

 

 

※twitterで記事の予告をしてたんですが、なんか気に入ってくれてた人がいたようなので、追記しときます。

予告

友人に頼んでいたMX-Rが無事に運送屋さんに届いたようだ。だが、この友人と私は一度もあったことがない。ネットだけの知り合いだ。そんな相手に高いマウスを購入し、確実に送金させるのはとても難しいのではないだろうか。
だが、彼はkonozamaの悪魔の人限定で確実に金を払わせる方法を知っていた。実行された、その方法とは。みやびはなぜすぐに送金手続きをしたのか。
口座番号等のやりとりをまったくせずに、匿名同士で送金を行う画期的な方法とは。Amazonの微笑みが面識のない二人を結びつける。
そして、郵便物を受け取る代理人にもたらされた、ヤマト運輸配達員のいう「機動6課」さんからのお届けもの...その名の意味は。
次回「Amazonの悪魔」...「それは、たったひとつの冴えたやり方...なの」

ご期待しないでください。

 

 ...嘘は書いてないけど、実際はこんなことだったんですよ、ということで期待した人ごめんなさい(^^;

 

 ところで、今回の友人ですが、普段からこんなネタばっかり送ってくるしょーもない人です。twitterとかで貼ってるこれ系ネタはほぼ全てこの人が犯人だったりします。いつかリアルで会って、何かをわからせてあげないといけない気もします(笑)

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