秋葉原食事事情...(1)かんだ食堂

 秋葉原で食事というと、知らない人には「何があるんだろ」と言われ、古き良き秋葉原を知る人には「あましいいところないよね...」などと言われたりします。ですが、観光地化開発が進み、様々な食べどころが出来ています。カレー屋の乱立ぶりはすでにすさまじいまでですし(しかもどこも客が入っている)、UDXビルやアキハバラヨドバシの上層階など、飲食店街(JRのアキハバラ駅近くを探索するとさらに食べどころがたくさん)も生まれています。
 とはいえ。
 そういった新しいところはこぎれいで、他人と行くにはいい店なのですが、私個人が行くとなると...せいぜいがUDXの和幸でとんかつを食べるぐらいで、後は昔から秋葉原にあるような店ばかり行っています。
 筆頭は...やはりかんだ食堂。
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 昔むかーしから存在する秋葉原の顔ともいえる店で、おせじにも綺麗な店ではありません。が。客はひっきりなしに入っては出てを繰り返ししています。私が子供の頃...今のUDXビルの辺りに神田青果市場があった頃から存在する、歴史あるお店です。まぁ、正確には私が子供の頃あったのは移転した後の跡地と残党のように営業する何店かのお店でしたが(^^;
 電子パーツを買いにいった時、店のおじさんに連れられて行った覚えがあるのですが、当時と変わったのは多分値段ぐらいで、外観もなにもあまりにも変わってない気がするお店です。
 特徴はなんといっても古き良き時代の大衆食堂の風体と味。そしてランチタイムに待たずに食べれること。カウンターにおかずが積み上がってますので、そのメニューを頼めば待たずにすぐ食べられます。できたてが食べたければ、そこにないメニューを頼む人が多いようですが...よほど混んでなければ、出来たて頼めるかな?といえば作ってはくれると思います。
 味付けは濃いめ。量は...かなり多い(苦笑)普通の人は御飯を小(50円引きになります)にした方が無難なぐらい。逆にガツンと食べたい人は、大盛りにしてみてください。私は大盛りをたまにたのみます。
 昼時の秋葉原の店員さんたちの食事を支えている店でもあり、結構いろんな店員さんが入ってきます。特に近い九十九EXの店員さんはよく見かけたりしました。(サラリーマンもかなり訪れています)
 毎日なにがしかのサービス定食をやっていて、630円と530円の2種がだいたい張り出されています。

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 元々の定食が730円のものがほとんどなので、100円引きというわけです。(630円のものは530円に)...とはいえ、サービス定食はメニューによっては量が減っているような気がする時もあります。そんな時は...気にせずがつがつと食べてしまってさっさっと忘れましょう(笑)安いからいいのです。たぶん。


 おばちゃんたちは気立てのいい人なのですが、混んでくるとわりとメニューを間違えますので、怒ってはいけません。何度も「おにーさんショウガ焼きだよね?」「いえ、鳥チリです」等のやりとりが発生することもありますが、レアな定食を頼んでも出てくるのは早いので、それまではニコニコと対応しましょう。

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 昔からの人気メニューはやはり「豚生姜焼定食」でしょう。730円ですが、頻繁にサービス定食にもなります。これを御飯大盛りで食べれば気分は体育会系の人かもしれません(ただし胃袋に収まるかは別問題)。
 とり唐揚げ定食や、牛カルビ定食もかなりの人気をほこります。また、古きよき時代のカレーを食べたい人はカツカレー辺りを頼みましょう。どこかの大学の学食の味にも似たいい感じに懐かしいカレーが食べられます(急いでいる時にも便利です)。
 昔からあるだけに、時間をずらして行くとあちこちのビルのオーナーさんや、社長さんなどの年配の方と会える機会もあります。誰だかわからないけれど、会話を聞いていると、え、あそこの社長さん?みたいな人と出会えることもありました。
 まぁ、こぎれいな店やおしゃれな店では決してないんですが、秋葉原・メシの2ワードで思い浮かべるのは、ここか牛丼サンボというのが古い時代の秋葉原の住人かもしれません(あとは丸五とか、なくなっちゃった高速電脳下の中華屋さんをあげる人もいるかも)。
 日曜日と祭日はやってないので、平日に秋葉原を訪れる人しかいかない店ではあるんですが...書いてて行きたくなってきた(^^;
 最初は度胸がいる雰囲気のある店ですので、無理に行く必要はありませんが、ハマると何度も行ってしまうお店です。


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2009/10/16写真追加。サービス定食を食べるはずが、うっかり生姜機定食に。
このボリュームがすごい。御飯を大盛りにすると、この茶碗に「てんこもり」で飯が来ます。
野菜にはマヨネーズをガッとかけてみました。ダイエット中のはずなのに...つい。