友人の暴走につきあってみる...あえて型遅れで安価なビデオカードを狙う

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 病み上がりからいきなりこんな話かよ!という感じですが、自作話です。しかもトホホな。

 PCの買い換えというのはやはりお金がかかるもの。安価に買えるといっても数万円は覚悟しないといけません。(たまに19800とかすごい価格のPCも見ますけれど)

 で古いパソコンをなるべくそのまま活用したい。というのは、誰しも考えるところ。...なんですが。

 

 これ、搭載するパーツの世代によって出来る範囲が変わってきちゃう話で。

 個人的にはチップセットの世代で分けてます。INTELならソケット775でも965以降の世代。AMDならAM2世代でどちらもデュアルコアを搭載してるって前提ならば。それ以前だと、ちょっといろいろ考えどころ。(余談に少し書いてみました)

 まぁ、先に書いた世代であれば、あえてそのままの構成で、ビデオカードの増設...あるいは交換をすることで性能の底上げが期待出来ます。

 最新のPCを使用してたって、内蔵ビデオを使用するよりはローエンドとはいえビデオカードを増設することで性能が劇的に変わったりするもので(笑)

 ベンチマークの数字だけを絶対値として神聖化する人にはわかってもらえないんですが...数字に出ない体感での差が結構ある場合も。細かいところで、ですけれど。小さな引っかかりが積み重なると、体感では大きく感じられるんですね。

 これがG45とか785G世代っていうなら(ましてやi5等の最新内蔵ビデオ機能なら)話は変わって来ますが...あ、でも785Gも物によっては搭載した方がいいかな...ベンチマークは似た数字になっても、実際の運用上...なんかひっかかりを覚えることもあるようなので。メモリの性能によるのかもしれませんが(LFMの有無もあるのかも。環境依存なので、一般的な話ではないです)。

 まぁ、G965とか690Gとかその世代の人向けの話ってことにしときます(^^;

 

 高速なビデオカードにはやはり高速なCPUを組み合わせないとその性能は発揮出来ないわけですが、逆に言えば今のローエンドやミドルレンジなビデオカードであればそれほど高速なCPUでなくてもいいわけで。

 最近安価になっている旧世代(といったってDirectX10.1世代ですから、最新っちゃ最新)ビデオカードを購入することで、性能の底上げをしようという話です。

 

 私のブログではよくRadeon4350を登場させますが、安価になったというか投げ売りになってしまったのか、最近では週末特価で1980円なんてのも見かけるようになってきました。2000円しないで買えるとなれば、「よし、失敗して元々だ!」という気分で買えてしまうわけで(^^; でもゲームもちょっとは遊びたいんだ!という人には物足りない性能なのは事実。

 まして先日は九十九電機で4770(512M新品)が4980円なんて価格で売ってるにいたっては...2つ買っていろいろ遊んじゃおうかな!?って人も出る事態。

 DirectX11世代のビデオカードが普及し始めましたが、対応ゲームも少なく。windows7で使うのであれば10.1世代であればあまり問題はなく(10世代でもCPUでカバーしてくれるので機能に問題は出ませんがやや遅くなる部分もあったりなかったり)。となれば、安価になった旧型ビデオカードで性能を底上げしてしまえば、最新OSであるwindows7も快適に動作してくれるというもの。

 そのうえで「実はゲームも遊びたいんだ...」という人には、旧世代のビデオカード、特にRadeon4770や4850、4870なんてのがおいしい価格帯に落ちてきています。補助電源が必要だっていうネックがあるためか、値段の落ち方が早い。逆に人気の4670辺りがまだそんなに価格が落ちてない(苦笑)

 これがwidowsXPで運用します!...というとGeforce9600GTとかその系統のビデオカードが一気に主役の座に。特売で4980円(9600GTGE 512M)というのを先日見ましたが...いや、あの性能でその価格は卑怯です(笑) 最新とはいえませんが、windowsXPで使用するのであればむしろその性能は折り紙付き。VISTAでも悪くはない。特売でなくても6980円とかでザラに見ますし。

 Radeonばかりが出てくるのは私の趣味もあるんですが、nvidiaの安価になった旧世代品に10.1世代のものがないためで、別に他意があるわけではありません。ゲームをしないのであれば安価なGeforce210辺りで同じような効果を得ることが出来ます。ただ、旧世代の安価なビデオカードという趣旨からは外れますし、そんなに投げ売り価格でもないので(^^;

 まぁXP世代ですと、対価格性能比ではやはりG92コアが強すぎます。ま、今回はwindows7世代で、という前提で今回の記事は書いてますのでご容赦を。

 まぁ、OSのための底上げと、動画再生支援を目当てに(ゲームはほとんどしない前提で)買うのであれば、Radeon5450という最新世代のビデオカードをお勧めしています。DirectX11世代の他のビデオカードがもう少し安価になってくると話は変わるんですが...5450以外はちょっとまだ高い。

 ほんのり予算があるのなら5450は強力な選択肢で、Directx11にも対応していますしアイドリング時の消費電力の低さ等をとってもゲームやらないならとりあえずこれ行っとけ!という商品だったり。5000円を割った最新ローエンドの実力は思っていたより低くない。4550とか4650に近い価格ですし。補助電源もいらない。

 まぁゲーム向きではないんで、そういう見切りが出来る人向けですけれど。

 とはいえ...あれもこれも...ゲームだって楽しみたいし、動画も楽しみたい! なんでもかんでもある程度楽しみたい!という人にとっては、今の旧世代品はかなり「おいしい」パーツなんじゃないでしょうか。5000円前後の価格帯にそんな商品が落ちてきています。通販商品にその手のものが出てくるのはもう少し先かもしれませんが...ビデオカードの価格は変動しやすいもの。見守っていればそのうちお買い得品がゴロゴロと出てくるかと。

 予算が許すのであれば最新CPUと最新マザーでややオーバースペック気味にしとけば不満は出ないんですけれど...ま、その辺りは個人の趣味が入るところなので。私はミドルレンジやローエンドのPCをきりきり働かせるのが好きなんでしょうね(^^;

 ちょっと前の世代で内蔵ビデオの性能に不満をもっている人は、安価な旧製品を搭載することで一気に性能が変わります。OSを最新にするのであれば検討するのもいいんじゃないでしょうか。ちょっとだけ旧世代ってPCはメモリとビデオカードだけでまだまだ現役でいけるものです。

 

 

 

 

 

 

 で、なんでこんな記事を書いてるかというと、体調崩してフラフラになっている間に...

「つ、つくもたんが...つくもたんがいけないんだ...ななみたんと二人で俺を(ny」

とかいう電話をしてきた友人が相談もしないでOSだけ買って来てしまったという馬鹿話が原因だったりするのですが。

 XPで運用するというからG31+PentiumDCで去年リニューアルしたというのに、あの男は(苦笑)

 あれで2児の子持ちの41歳なんだからなぁ...ラブプラスと共に奥さんに取り上げられたDSiは返してもらえたのだろうか。

 Radeon4770を4980円で九十九が販売していた時に、妙にたくさん買っていた友人がいたので、それをひとつ譲ってもらい(結局何個買ってたんだろ、あの人も...転売目的ではないみたいだけど)、搭載することで一気にパワーアップ。

 windows7のUltimateがサクサクと動作するようにしました。人の体調が戻った瞬間にこれかよ...とは思ったのですが、まぁ窓辺ななみの曲を聴きながらの作業だったのでよしとします(苦笑)

 

 

 

 

 

 で、ここからはその場にさりげなく混じっていた特殊な人達の話。

 さらーに古いPCで、なんとなく中途半端な世代の人達の話です。

 古い古いといいますが...intelだと...Pentium4世代が結構判断難しい。Pentium3世代はさすがに「まるごと買い換えましょう」といえるのですが...

 Pentium4はいまでこそ失敗したアーキテクチャー扱いされたりしてますが、実際のところそれほど悪いCPUではなく。windowsXPを使うのであれば、まだまだ現役でいけるCPUです。クロック数にもよりますが...3G程度のクロック数を持ってれば、結構サクサク動いたりします。が、どうしたってメモリ上限がひっかかる。古いチップセットですと、搭載出来て1G。あるいは2Gが限界だったりも。DDR512M*4が最高だったり。

 これがPentiumDなんてCPUが対象だったりした日には「いけるよ、その性能まだいけるんだよ」と所有者が思わず力を入れるというものです。メモリもDDR2の2G*2とか出来る世代ですし、消費電力と暖房いらずとまでいわれる発熱を我慢出来るなら、このCPUはまだまだ現役。性能だけなら(苦笑)

 特殊な人達とはまさにそんな人達で。PentiumDを内蔵ビテオ機能でがんばりつつ使用してる人が二人いて、その片方が「実は今年の頭にソフマップの特売で買っちゃったVISTAを使いたいのです」という無茶振りをしてきたので...先に出てきた友人からもう一つ4770を譲ってもらいました。4770は現行のビデオカードの中でも比較的性能は高め。ミドルローと呼ぶにはちょっともったいない代物。でもまぁ、ゲームもやりたいとか言われては安価な中ではこれかなぁと。

 搭載してメモリ2GでVISTAを搭載してみましたが、ややスワップは多めながら結構快適に動作。ビデオカードの支援も効くので動画再生もいい感じ。ブルーレイは試せませんでしたが、通常いろいろ楽しむ分にはかなりいい感じに。

 ...個人的にはこのスペックだとWindows7の方が快適なんですが、まぁ安売りでOS買っちゃったの!と力説されては嫌も応もなく。(しかも部屋の中に積みっぱなしで忘れてたとか...ありえない...)

 対してもう一人の方は「なるべく安価に...ちょっとずつバージョンアップしたい」という要望「も」(理由は後述)あったので、ビデオカードではなく安価なG31マザーをチョイス。DDR2のメモリを2G*2積んで、とりあえず基本スペックを底上げして4350を搭載。(XPならG31内蔵の方が体感で早いこともあるのですが、今回は次の理由により予算不足の状態でwindows7搭載のため4350で底上げです)

 ...こいつも「だってななみたんが(以下略)」という理由で自分のPCに似合わないOSを買った人なので、結末がこんな感じに。OSに予算を食われていたのに無茶振りしてくるから...まぁぎりぎり予算内に収まったのはなんとか。友人の買い物につきあって勢いでOS買うとか、馬鹿かお前らは!と突っ込んだんですが...この二人、共に30代後半という年齢なんですよ? まさにおっきなお友達を地でいってる人達です。

 まぁ買い物はものすごスピードで終わったので、大して手間ではなかったんですが...だいたいのお店の価格が頭に入ってるのも、我ながら末期的だなとは思いますが。

 そんな構成でWindows7を導入したわけですが...いや、いけますねPentiumD。さすがPentuim4を2つ無理矢理搭載したCPU。爆熱ですが、なかなか。次のお小遣いで名前は似てるけどだいぶ違うPentiumDualCore辺りに換装すれば、すぐにも最新ローエンドです。というか、このままでもしばらくはいけそう。

  まぁ、プラモデル感覚でちょっとずつバージョンアップする土壌は出来たかな...と。あと半年ぐらいすると、i3とかi5でこんなことが出来るようになるかと思うんですが...早く出てこいセレロンG1101(本当に出るのだろうか(^^;))

 まぁ、上記2名は「普段あまり長い時間PCの電源をいれない」という人達なのでCPUの流用で行きましたが...実際には電気代を食うCPUですので(笑)常時つけっぱなしで使うような人は早々に最新ローエンドなPCにしてしまった方がトータルでは安くなったりするのですけれど。一万円ちょっと出せばかなりいいCPUが買える時代ですから。

 しかし、病み上がり初日にPC三台同時構築とか、いくら昼飯代が浮いたといってもさすがに友人の選び方に問題を感じたりしたのです(笑) 点滴代ぐらいおごってもらおうかな、本当に(^^; まぁ、数時間で組み上げとOSインストールが終わったのでいいんですけれど。(XPだとwindowsupdateの時間が鬼のようにかかります(笑))

 全部一人で組んだわけでもないので...馬鹿話をして、水樹奈々さんの曲を聴きながらですから案外苦痛ではなかったかな。...途中から私が持ち込んだ曲集に変わってましたが。水樹奈々と田村ゆかりのヘビーローテーションに耐えるぐらいは、彼らの義務というものです(私も問題ある人のようです(苦笑))

 終わった時の気分は...「('A`)もう絶対知人に組んでやらねぇ」って感じでした。まぁ、またきっと同じような目にあうと思いますけれど(^^;)

 

 

 さらに余談ですが...これがAMDのソケット939世代だとまた事情が変わって。939世代には衝撃のマザーボード...ASRock「939A785GMH/128M」通称変態マザー(笑)が存在します。

 939世代のAthlonを使い続けながら一気に最新スペックのマザーボードに出来るわけで、しかも内蔵したビデオ機能もかなり強力という代物。マザーも1万円しない安価なものですし、チップセットは最新。メモリも流用可能なわけで、このマザーにしてしまえば結構延命出来ちゃったりします。

 メモリ最大容量の制限は相変わらずつきまとうのですが(^^; そこはでカバーするものらしいので...まぁ延命と遊びを両立させる裏技的なマザーですね(^^; ビデオカードで延命するわけではないので、完全な余談ということで。