土曜日に以前勤めていた会社の社長がPCを買いたいというのでついていくことになりました。設置設定をやってほしいということで、まぁすでにBフレッツは引かれてますし設定といっても簡単だしな...とほいほいついて行ったのですが...
社長が欲しかったのはNECの新型ノートPC。地デジ等のTVの電波をユニットで変換し、無線LANに乗せてワイヤレスで飛ばす機能が琴線に触れたようです。まぁ、ノートPCを移動してもコンセントがあれば(あるいはバッテリーがもつ限り)自由にネットとTVが楽しめるということで、子供たちも使いやすいだろうとの言葉にはちょっとにっこりしちゃいましたが。
と・こ・ろ・が
売り場での言葉は「発売はいつになるかわかりません」との言葉。
どういうことかというと...
知っている人は知っていますが先日INTELが新型CPU「Sandy brigde」対応のチップセット「6シリーズ」に不具合があることが発表され、リコールとなってしまいました。
自作市場での影響は少ないかなーと見ていました。ただ、各メーカーはどうするのかな...と思っていた矢先の現実は...
新製品はカタログにしか載っていないという現実でした。
社長が欲しかったのは「Lavie G TypeL」という商品の新モデル。NECダイレクトに商品説明がありましたのでリンクを張っておきます。
高速CPU。欲しかったワイヤレスTVも進化し、YAMAHAのサウンドシステムもいいんだよ~と社長は上機嫌で語っていました。私がずいぶん昔にいろいろ教えた方なんですが、いまいちずれた理解はしていたもののメーカー製ノートPCのフラグシップ機種です。まぁ買って数年は満足して使えるでしょう。社長も4年以上使えたらうれしいなーとか言ってましたし。
そもそもは2月3日辺りから出回るとのことで予定は2月5日に設定していました。発売日がもっと後とか売り切れになっても最低でも予約は出来るはず...でした。
が、1月も半端になったころINTELがチップセットの不具合を発表。秋葉原では売れ筋CPUはあるのにマザーボードがないという状態に。各メーカーも順次新機種の出荷を停止...
とはいえ、社長のスケジュールはそうそう動かせません(忙しい方ですしね)。
一応出がけにそういったことが起きてる...とだけは耳にいれておいたんですが、不安はつきない。
お店はどこで買うのがいいかなぁ...と言われた私は一計を案じまして。
私はあえて有楽町のビックカメラを指定しました。
で、実際に店頭に行ってみると...案の定欲しい機種は販売見合わせ。いつ出るかわからないという返事。
社長はがっかりです。
忙しいなか自分の力でいろいろ調べて「よし、家族のためにもこれがいいな」と思って選んだノートPCは発売延期。そりゃあ肩も落ちようというものです。この自分で調べて...というのは本当に大事なことなんですが...その分ショックも深く。
ましてこの時期です。旧機種もあるにはあるもののメーカー欠品とか在庫がありませんとか、まぁそんな説明になります。それはNECだけでなく他社もそう。
春の新型PCは各社Sandy bridge搭載の新型を華やかにデビューさせるつもりでしたから、それが全滅となると...しかも日本のメーカーは一律で四季に合わせてPCラインナップを変更しますから横並びで「新型PCはほとんどない」という状態に。
幸い旧型CPU搭載モデルは順次発売されることになってるいるのでまったくない...とはならないんですが、フラグシップや目玉の商品は壊滅でした。
と・は・い・え
せっかく予定まで組んで買い物に出てるのです。手ぶらはありえない、どうしよう...という社長の言葉。大丈夫です、こんなことだろうと予測して私は有楽町のビックカメラを店舗に指定していたんですから。
ここに入っているNECの販売応援員はNECダイレクトの人だというのを事前に調べておいたんですね(^^
ならば店頭在庫がなくても別の方法で商品が手配出来るはず!
余談ですが...
販売応援員とは...まぁ平たく言うとメーカーが店舗に出してる社員で、売り場に来たお客さんを自社の製品に誘導するために配置している人々です。語弊があるのを承知でかけばイメージとしてはそんな感じ。
大きなお店のPC売り場にいけば各社のジャンバーを羽織ってうろうろしてる人たちがいますが、胸の名札などで店舗の人かメーカーからの派遣かがわかったりします(社員証ではなく入館証をぶらさげてたりとか)。
売り場でパソコンについてわからない人が「すいません、どれがいいんでしょうか?」と来た時に自社の商品を魅力的に語り、レジへとご案内する。ショップとしても店員の数が減らせるし(教育もしなくていいですし)、メーカーとしても自社製品を売るための力となりますから...まぁ利害一致というか大人の嫌な話のひとつというか、そんな文化があるということで(苦笑)
知らないまま売り場に行くと最初に声をかけた店員さんが勧めるのは背負ったメーカーの商品だったりします。が、まぁ日本のメーカーのPCはどれもにたりよったりなのでこだわりがなければそう問題にならなかったり...(^^;
閑話休題
このNECダイレクトというのはNECの通販部隊というか自社商品のカスタマイズ販売などをネットを行っていまして。量販店モデルなどの廉価品は量販店で「限定何台限り!!」などと言われて魅力的な値段で売ってるわけですが、この手のメーカー直販サイトは「カスタマイズ」が出来るのが魅力。安いモデルも出ますし、カタログのひとつ上...自分好みのメーカーノートPCを手に入れるための窓口ともいえます。
レッツノートなんかも直販専用モデルがありますしね(^^)
法人モデル、量販店モデル、通販モデル...とカタログにあまり載らない商品もチェックしてこそのIYH道...っとそれは関係ない話。
有楽町ビックカメラにはこのNECダイレクトの販売応援員さんがいるというのを事前に掴んでいたので、私はこの人に尋ねてみることにしました。詳しい風は一切出さず素直に聞きたい点だけを述べて。
聞きたいのは一点。ワイヤレスTVを搭載したノートPCはあるのか?
これには「ある」との返事。ただし店頭にあるのはモバイルモデルのみ。とのこと旧モデルで在庫は調べないと...と。
聞きたかったのは次の言葉。
「メーカーに部材があれば組み立てて旧機種であろうとも出荷出来ます」
...そう、その言葉が聞きたかった(笑)
時間がなかったのできっちりは調べられませんでしたが、昨年の冬モデルのフラグシップを店頭在庫している店を見つけられなかったんですね...昨年のモデルでもこのワイヤレスTVを搭載したモデルがありましたから...これが手に入ればと。通販ではいくらでもあったんですが、社長は店頭で買うのを好む人なので最初から通販は難しい。ならば...と今回の選択。
メーカー在庫をすぐさま確認してくれました。返事は「大丈夫です」とのこと。
社長はほっと一息。持ち帰りはできませんでしたが、なんとか欲しい機種に近いものが手に入る目途が立ちましたから。
そしてNECダイレクトならではの「オプション」がここで効いてきます。カスタマイズ注文できるんですね(^^) しかも社長の望み通り通販ではなく店頭で。
今回セレクトしたのは昨年の9月発表冬モデルのLavieG Type L。まさに一個前の同型機。
本来の搭載CPUはカタログ上i5なんですが、NECダイレクトモデルということでi7へのカスタマイズが出来たりします。ネット通販と同じカスタマイズが受けられるわけ。
しかもちょうどフェアをやってるのでバージョンアップが安価に設定されているのを事前に調査済み。(Sandybridgeモデルが出たタイミングだからこそのフェアでしたが、むしろこの際ありがたく乗っかることに)
社長が「新機種に負けないように出来る?」というので「ゲームとかやるなら負ける部分もあると思いますが...それ以外はいい感じに勝負出来て...もともと欲しかったPCより安価になるかと」と耳元でささやきまして。スペックを一任されました(^^;
ベースはフルHD液晶搭載モデル。このサイズでは珍しい。そしてブルーレイドライブも当然搭載。ワイヤレスTVは地デジやBSなわけでDVDの画質では普通に「がっかり」します。お子様たちの目は肥えているのです。いまどきは装備しといたほうがいいでしょう。
オフィスはパワーポイント搭載のHome&Bussinessに。企業の長たるものパワーポイントでの資料なんて年中来ますから読めないのでは困ってしまう。
SSDは選べたんですが今回はHDDに。スピードは確かに速いですが容量とのバランスを考えるとまだまだ勧めずらい。7200回転のHDDが選択出来ますのでそれをチョイス。
何よりダイレクトのモデルはメーカーサポートが3年無料でついてきます。
3年の保障が。
3年の保障がついてきます(T_T) (ここが私には重要)
年中「助けてくれ」と言われまくっている私としてはメーカーサポートがしっかりついていてくれないと困るのです。社長もその辺りは理解していましたので「これで3年はお前も楽だな」とか言ってましたし。あれ、4年目以降は楽じゃないの?(汗)
ビックカメラやヨドバシなどの延長保証もいいんですが、私個人としては長いメーカー保証をおすすめします。店舗の独自保障では数年後には全額補償してくれなかったりする店もありますし(常に同じ保障とは限らない)。メーカー保証の長いの+店独自の長いサービスが選べればそれがベストですけれど。
ここまでやって発売延期となった新機種の店頭モデルよりもお安い。
割引が出来ないかわりにとブルーレイのメディアも数枚つけていただいて。
社長はご満悦。欲を言えばi7-640Mよりはi7-740QMなどが選べた方がニヤニヤ出来たんですが、おそらくは十分以上の性能なので価格的にもここで妥協すべきかなと。上を目指しまくるとキリがない。
社長がどうしてもワイヤレスTVにこだわっていたため他社製品が選択できない中では、そう悪くない落としどころになったかと思います。
販売応援の方はナイスミドルな方でしたが、ややぶっきらぼうながらも丁寧な対応。
社長「あの人...もしやどこかの部署で一角の人だったのでは...年齢があがったからこういう部門に来たんじゃないか?お前どう思うよ?」
私 「ど、どうでしょう...ただ、知識は確かですし説明も丁寧ですから私的には好きな感じです。余計なセールストークがないのがいいですね」
などとアホな会話をしているうちに発注は完了。
そうそう、ここで重要な注意点がひとつ。
ビックカメラ店頭で買っていますが、商品はNECダイレクトのものなのでポイントがつきません。
その分安価にはなっていますが(笑)
社長的には見た目の値段が下がってますのでOK。
レジを済ませて、ワイヤレスTVのユニット設置に必要な部材(TV用のコード類とかLANケーブルとか)を購入。アンチウイルスはたぶん3か月ぐらい使えるどっかのメーカー製が入ってますから最初はそれでいいでしょう...という話をして(笑)
帰宅の途についたのでした。ご飯は深川にて「深川あさり蒸籠飯なるものをごちそうになりました。いや、おいしかった(^^)
ワイヤレスTVがなければ他社製品などいくらでも勧めたんですが、今回はしばりがきつかった...
INTELチップセットの不具合のおかげで店頭には新製品のカタログだけが置かれている状態。
けれど、詳しくないお客さんからしてみたら、新機種と旧機種の違いはわからない。
ならば、売り場としては店頭在庫とメーカー在庫だけが武器。成績にも直結しますし、人によっては死活問題です。
旧商品だけで戦わなければならない店員さん、あるいは販売応援員さんたちの辛さはこれからますます深いものになるんじゃないでしょうか。
世間ではINTELの保障の話とかいろいろ出ていますが...それは各企業へのもの。
店頭の彼らの苦労の分までは保障されないでしょう。
今回のSandy bridgeはわかりやすいパワーアップをしている新型CPUであったため、各メーカーはフラグシップも含めた目玉機種へ搭載する予定でした。
商品入れ替えのため旧機種の部材もだいぶ減らしている...まさにそのタイミングでの直撃弾。売りたくても売るものがない...そんな状態。
NECなんかも出せる機種から順次出していくそうですが、その中にはSandy bridgeの姿はありません。せめて旧チップセットで動く商品だったら...とも思うのですが...
以前の記事でチップセットについて触れていたんですが、その時点ではここまでの情報は掴んでいませんでした。ノートPC等への実装で問題が見つかった...という漠然とした情報でしたし、そもそも今回のチップセットは機能としては不完全でIvy bridge世代で完全になる...と予想してましたので、あえてチップセットが気になる人は...と付け加えていたんですが...
悪夢は予想よりも大きな被害を持って現実のものとなってしまったようです。
...今回のタイトルは店頭で戦う店員さんたちの言葉ということで。4月以降にようやく発売ができたとしてもすぐに夏モデル。そしてIvy bridgeの足音が聞こえ始めます。なかなか悩ましい2011年の幕開けとなってしまいましたね...これは...