...タイトルが日本語として破綻してるのはおいといて。
前回導入した格安サーバーNEC Express5800/GT110b。 ざっとしたハードの特徴などを写真を交えつつ紹介して簡単なベンチマークをとってみました。
メモリとGPUを増強してWindowsHomeServer2011(以下WHS2011)導入したその実力は
どんなものとなったでしょうか。
まずこれはハードウェア増強中のヒトコマ。非常にきれいなレイアウトをしているのがわかります。写真右側のハードディスクを内蔵する部分ですが、上下のねじを外すことでひっぱり出すことが出来るようになっていて、非常に扱いやすいユニットになっています。
3台のHDDを追加して合計4台の内蔵が可能なんですが、そのためのSATAケーブル(青と赤の色違いで青が2本の赤が1本。RAID構成の時に便利ですね)とドライブ固定用のねじが3台分ついてきます。
地味にうれしい。(しかも小さな袋にドライブ固定用とかかれて1台分ずつ小分けされている)
CPUクーラーはそれなりに静かですが、電源投入時に爆音をあげてくれます。すぐ静かになるものの最初はびっくりするかも。サーバーだとよくあることなんですが...
CPUファンの下にはすでにGeforce210が取り付けられています。外部モニタと接続する際に解像度やコネクタで悩まないで済むのもありがたい。内蔵のチップには申し訳ないのですが今回はこんな運用。HDMI接続で使用するためサーバーからも音が出るように。
HDDのアップ。エンタープライズ用のWDな160Gが待ち構えてくれています。スピードが早いわけではありませんが耐久性に優れたサーバー用のHDDがきちんと使用されているのがありがたい。安定性重視の人にはちょっと面白いHDDです。
80PLUSのロゴがまぶしい電源です。通常のATX電源ではありませんが、かなり高品質の電源ですので400Wとはいえそのまま使いたいところ。どうしても変更したい人はATX電源と入れ替えられますが、元々の電源が高さのあるもの(そして奥行きが短い)なのであまり奥行きが長いものは避けた方がいいかと。交換出来ないという声もありますが、実際は交換可能です。ただちょっと製品を選ぶような(笑)
固定もねじ位置などにちょっと工夫がいる場合があります。私はあくまでも追加投資をケチっているため当然電源はそのまま使います。性能いいし(^^)
CPUとメモリ周りをアップに。CPUクーラーは高さのないものならさくっと換装可能なのでこだわる人は交換するのもいいでしょう。とはいえG1101ならこれで十分。メモリは4Gが2枚刺さっています。OSの制限で8Gまでですからこれ以上は増設しませんが、対応したOSなら4Gを4枚さして16Gによる運用が可能です。
家庭用のサーバーとしては相当贅沢な構成が安価に楽しめます(^^)
搭載してるのは先日の記事にもあったサンマのECCメモリ。
さてはてハード周りがきちっと決まったらさっそくOSをいれてみましょう。
WHS2011をセットアップしてそれなりに環境を整えたところです。
無料のアンチウイルスで対応しているのは...やはりこれ。
定番っちゃ定番ですがどうしても無料で行きたい人にはありがたいものです。オープンソースで開発されていて主にLinux等のOSで定番のアンチウイルスになっているかも。(うろ覚え)Mac用も出ているので使ってる人は結構いるかな?
確かリアルタイム検索には対応していなかったはずですし市販の高機能なものに比べれば使い勝手はそんなによくはないです。が、WHS2011で使える無料のものという存在感は大きい。
もし予算に余裕があるならこちらをおすすめ。
キャノンの人気アンチウイルスソフトです。公式に対応していますし専用インストーラーまで用意されています。
Ver4.2でも5.0でも対応しています。メーカーのホームページでWHS2011用の説明を読んできっちりインストールするのがおすすめ。(上のESET NOD32の文字をクリックすると該当ページにジャンプします)
新規でも4000円しないので安価に行きたい人にもおすすめです。性能も折り紙つき。
今回は時間がなかったのと金欠と給料日前が合わさって無敵に見える...もとい財布に余裕がなかったためいったんフリーのものを導入しました。余裕が出来たら切り替えます。
さて、さっきのデスクトップを見るとわかるのですが、ローカルログインの警告が出ています。これは通常専用クライアントをWindows7などにいれてアクセスする設計のためですが、ぶっちゃけ壁紙変更したりして手を加えればふつーのデスクトップになってしまいます(笑)
どうしてもクライアント代わりに使いたい人はその辺り凝ってみるといいでしょう。
IEのセキュリティも解除したくなかったのでChromeをいれて一旦代用。設定が終わったら削除します。
IME2010もインストール可能です。ライセンスをクリーンにするためOffice2003がインストールされていますが...ぶっちゃけサーバーにオフィスいれてどうするんだ...という気も。まぁ使うことがあるかもしれない(ないかもしれない)。
ここまでやってあればクライアントとしてはもう十分に使える状態です。
サーバーとしてはクライアント側からアクセスしていろいろと設定しなければなりませんが...今回はまず性能をチェックしたいのでその辺りははぶいてベンチマーク等の話に移ります。
ではまず定番のベンチマークを実行してみましょう。
CrystalMark2004R3を実行したところです。条件は写真右下に書いてある通り。
思ったよりCPU系の値が伸びていてHDDがそんなに早くないのがわかります(笑)
性能的には初期のCore2DuoであるE6600辺りと似た感じです。FPUではちょっと負けてる感じですが、低価格のCeleronでここまで数字が出れば十分というもの。こき使わなければ十分期待に応えてくれます。
鼻毛鯖が人気あるのはこれよりももっと早いPentiumG9650が搭載されているからってのもあるかな。あれこそ必要にして十分な性能がありますから。
いたずら心で3D系のベンチマークをひとつ。FF14ベンチマークを上記の条件で実行してみました。Geforce210ですから期待は出来ませんが格安サーバーでどこまで出来るかなーと。そこそこ負荷のかかるベンチマークなので悪のりしてみました。結果は...
ちょっと写真が暗くなっていますがこれは画面表示が終わる寸前のキャプチャーだからです。
ともかくかくかくしてるしきついなーと見てて思うんですが、この安価なサーバーでポリゴンががしがし動いてるのは見ててちょっと面白い。もう少しマシなビデオカードとCPUだったらいい感じなんですが...
鼻毛鯖+Radeon5670という友人が結構遊べているようなのでそういうのもアリってことで。
悪のりついでにストリートファイター4ベンチなども実行したんですが、あまりに遅さにスローすぎてあくびが出てしまったので中断。これは純粋にGPUのせいなんで仕方ない。
ともかく上記の数値を見てもらえばわかりますが、OS込みで25000円していないこの安サーバーは値段を考えると驚異的な性能だと私は思っています。もう少し使い込んでTVにもつながなくなるとGeforceが外されてマザー実装のビデオチップを使うことになるのではないかな?と思います。
今回はここまで。低価格サーバーといえどほんの少し追加投資してあげるだけでにぶい光を放つナイスなマシンに変身することがわかりました。筐体の出来もよくとなかなかいい買い物をしたなぁ...と実感しています。
追加投資なしでもメモリ1G搭載状態で納品されてきますからすぐに使える。それでいて送料無料の9800円。...自作で低価格サーバーを組もうという気にはなかなかなれないのが実情です。
次にこのサーバーの記事を書く時にはWHS2011をもう少し使ってみたいと思います。
それと...
購入してすぐに初期不良が判明してメーカー送りになっていたこいつらもついに出番が!?
メインPC復旧までの間このサーバーが大活躍していたわけで、本当にいいタイミングで購入したなぁとほっと一息です。せっかく買ったサーバーなのでいろいろと楽しみつつ自宅内サーバーとして運用をしていこうと思います。