自作とパーツについてとりとめもなく考える

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 自作も長くやってくるといろいろと考え方が変わってきます。
 最初のうちはともかく高品質なものを使おうと高コストになってみたり。あるいは金がなくてあやしいパーツの組み合わせて四苦八苦してみたり。

 そうしてある程度の月日が過ぎると...いつしか「使えればいい」という感覚になって。メーカー品を買ったりBTOで頼んだり。DELLやHPが便利で安くていいねぇなんて言い出して。
 自作スキルは万が一の修理スキルみたいになっちゃって。

 そんな姿もまたひとつのありようで。好きでなきゃやってられないのが自作ってもんですから。面倒なら無理にすることもないなぁと。

 で、それでも続けていると今度は買うパーツの趣味が変わってきたりする。


 私なんかはもともと変わった人で「ボリュームゾーンのちょい上のマザーが好き」とかまぁそんな趣味がありまして。ハイエンドは高いしおよびじゃない。廉価マザーはちょいとパーツの精度が怖い。
 売れ筋真ん中で一番数が出ているやつがいい。
 ずーっとそうやってやってきました。

 最近はでは少しまた変わってきて廉価マザーでもいいのかなーと思ったりもします。
 高いマザーを買っても...数年で結局買い換えてしまう。どんなに耐久性のあるものを買っても規格が変わって使えない。結局買い換える。
 メモリもそうだしCPUもそう。

 だとしたらどこに金をかけていくのがいいんだろうか。
 CPUだろうか。
 メモリだろうか。

 そうやって考えると結局のところ電源とHDDが一番大切なんじゃないか?というのが最近の私の考え。
 SSDをメインにつかっていても大事なデータはHDDの中。しかも定期的にバックアップもとる。
 
 なにより大事なのはまぁデータなわけで。クラウドも駆使して失われないように対策をして。
 次に大事なのは普通はCPUかなと。パワーが力というとINTELっぽい考え方ですがある程度の余裕があるパワーというのは大事です。用途によりますが...(常時つけっぱなしにしてるPCなんかはパワーより省電力とか静音性重視ですしね)。私だっておろそかにはしません。ただ、ある程度パワーがあるともういいかなーとは思いますが。
 電源はしっかりしたものを使わないと他のパーツを巻き込んで天へと旅立ちますから。ええ。何度もあったことです。
 経年劣化が案外激しいパーツなので定期的に買い換えるようにしていたりします。
 これだけはそこそこいいものを買うことが多いですね...もっとも自分で選んだよいものということで、2chの評価などみるとぼろくそに言われてるパーツを平気で使ってたりしますが。まぁ自分なりの価値観とデータに基づいているということで。

 昔はこうじゃなかった。
 ずーっと自作を続けてきて...他人のパーツを組まされて...
 ハイエンドもローエンドもそれこそいろんなメーカーのものに触って。

 結局行き着いたのはそんな考え。
 メモリはまぁ多いに越したことはないんですが、今の時代は少なくする方がむしろ割高。
 4Gや8Gは当たり前になっちゃってますから。そんなに気にしても始まらない。

 音源も最近のマザー搭載音源はなめられないのである意味それで十分かなと。
 気に入らなければUSBのそこそこの音源を買えば使い回しもできるというもので。

 物欲が減ったわけではないんですが、少しずつ趣味が変わったきたなぁと思ってたりもします。
 まぁ相変わらずミドルレンジのマザーやビデオカードを好むんですけれど。

 最近はまぁオンボードの機能でもいいかなとか思う時が多く。

 デスクトップに関してはどうも以前と違って「いいパーツを」とか「耐久性が」とかも言わなくなりました。
 ある一定期間きっちり動いて欲しい機能があってある程度安価ならいい。

 メーカーはその時の旬というかいい感じの評判のものならいいかなと。
 以前はGIGA-BYTE以外買わない人だったんですが...今使ってるメインPCのマザーなんてよく調べもしないで店員さんの推薦したもの買ってたりしますしね(笑)
 機能が足りなきゃまぁ後でつければいいかなと。

 RAID機能もあったって案外使わない。

 ホームサーバーは...安いサーバーを買って作ればいいや。むりに一台にいろいろ搭載することもない。

 もっと自由に...PCの台数が増えたって構わないから用途にしぼっていろいろと用意したい。
 そんな感じになってきました。

 いろんな考え方があると思います。
 金があるならオールハイエンドでまったく問題ないんですが(むしろPCゲーマーならそうでないと辛いかもしれない)。

 そうでない人はいろいろと考えてしまうもので。
 どこに金をかけるか。かけないか。

 そんなことをいいつつなぜか毎回CPUクーラーだけは「絶対に」リテールを使わない私だったりしますし。
 変なこだわりがあったりするのもしれません。

 まぁ古い時代にリテールで痛い目を見まくったからその経験がいけないのかもしれませんが(苦笑)

 そこそこ使えるノートPCとしっかり動く早いデスクトップ。まずそれが基板としてあれば。それだけでも十分かなとも思うのです。

 思うのですが。

 ...PCの台数がここ数ヶ月で一気に増えたような気がしないでも...(汗)

 また数年経つと考え方が変わってるかもしれませんが。

 今の私は「それほど高機能はもとめない」ようであり。SSDよりはHDDに信頼性を置いているようであり(過信せずバックアップをきちんととる前提でですが)。
 わりとオンボード音源やCPU内蔵のGPU機能に満足している。

 そんな状態のようです。
 特にオチらしいオチはないんですが、ぼんやりと自分のPC環境を考えるに。
 たぶんそんなこと言ってても。
 大多数の人よりはそこそこいいPCを使っていて...しかも無駄に台数を持っているには違いないんでしょうけれど。

 こんなことを考えられるのも自作をしているからで。
 メーカー製やBTOではこうはいかない。

 そう考えると面倒だと言って自作を辞める気にもならず。
 気の向くままに好きなパーツを組み合わせて自分の...自分だけのPCを作り上げていくのは。
 やっぱり喜びなんだな...なんて改めて思うのでした。

 最近は1万から2万出せばショップで好きなパーツのPCを作ってくれたりすることもあるので。
 パーツにこだわりはあるけれどどうしても自作が難しい。あるいはOSのインストールはどうも苦手だ...そんな人は。ショップに有償で頼んでしまうのもありかもしれません。
 好きなパーツの組み合わせが楽しい。作るのは楽しくない。そんな楽しみ方もあるでしょう。
 あれがだめだこれが正しいなんてもんは最初からないと思ってるんで。

 自分だけのオンリーワンPCを。

 のんびり考えながらパーツを吟味するのもまた楽しいのかなと。とりとめもなく考えます。
 メーカー製もいいでしょう。BTOもいいでしょう。

 ある意味高くつくのが最近の自作です。
 でも。

 楽しんで。それでいて自分好みのものができて。きっちり安定してくれれば。
 それはきっと素敵な愛着のあるPCになるんじゃないかな...なんて思うのです。

 ...安定すればね(苦笑)