パチンコの規制の話なんぞを。
あくまでも私個人の意見で独りよがりだとは思いますが、ネタとして読んでいただければ(笑)
(あんまり短めにならなかったかも...)
パチンコ屋パチスロは誰がなんといおうとどうしようもないぐらい「ギャンブル」です。
私も好きでやりますが、別段換金出来なくたって景品がもらえるという側面がある以上それ目当てに金を突っ込むわけで。
ところがこのパチンコやパチスロは年がら年中規制が変わります。
「射幸心をあおりすぎではだめ」ということで、出過ぎないように調整されてるんですね。
基本的には内規なので自主的に定めていたり団体で決めたりしてるようなんですが...
まぁ理屈としてはわかるところで、大量に出玉やコインが獲得出来るようなってると「取り返せる」と思って金を突っ込んでしまう。だからいかんだろうと。
でまぁ、それ自体はパチンコやパチスロといういびつな存在を存続させるための苦肉の策だろうとは思ってるんですが、先日「パチンコやパチスロなんて滅んでしまえ!」とばかりに反対する方と話した時に言われたんですね。
「もっと規制して魅力をなくしてしまえばいいのに!!」と。
はて、と。
規制を強化して勝ち目がなくなれば誰もやらなくなるという理屈なんでしょうが...
そんなことではなくならないんじゃないか?と。
私はパチンコもパチスロも好きですが(最近は主に1パチをこずかい程度で遊んだりネットで遊べるサミータウンなんかで遊んでるだけですが)、もし本気で潰したいと思ってるならどうしたらいいかな?とちょっと考えた。
もしこの手の産業を滅ぼしたいと思うなら逆の方向での規制をかけるのが一番だろうと。
最初に書いた規制は「出なくする」こと...出玉率を下げる方向で規制をかけています。でもこれだとお店としては客がたくさん来てくれて遊んでくれるなら基本的には儲かるわけですから止めようとは思わないでしょう。
本気で業界ごとつぶしたいなら。
出過ぎるようにすればいい。
極論でいえば「店が必ず損をする」ように規制を作ればいい。
2000円や3000円程度で「必ず当たる」ようにして、一回の当たりで「必ず2万円から10万円分の出玉(コイン)が出る」ように規制する。必ず客が勝てるようにする。
そうしたらどうなるか。
誰もそんな商売はしなくなる。そうしたらギャンブルなんてあっという間になくなるんじゃないかなーと。
本気で潰したいなら「商売としてなりたたなくしてしまえばいい」わけで。
もちろん私なんかそうなると「ああ、今まで楽しんできた娯楽が...」とか言い出すんでしょうが、規制したいとかなくしてしまえと言ってる人達までもが「今までの枠組み」の中での規制しか考えていないのはちょっと面白い。
根本から成り立たなくしてしまう規制をかければあっという間にそのギャンブルはなくなる。カジノでも競馬でもそう。勝ち負けがあり胴元が儲かるから商売になるわけで、胴元が必ず負ける仕組みにしたらそれでおしまい。誰も商売になんかしやしません。
たったそれだけのことが発想としてあまり表に出てこないことがたまに不思議になります。
今までの決まりや枠組みの中でどうにかしようとする人ばかり。それじゃ根本の解決にはならない。
本気でつぶしたいならもっと出すように規制を変えちゃえばいいのにね...なんて思うことがあります。
まぁ、儲かる人達がいて。そこから利益を吸い出してるえれぇ人がいる世の中では。胴元を保護しつつ叩かれないよう存続させるのが基本でしょうからこんなやり方を提案する人は誰もいないでしょうけれど。
※余談
今回は法律で決まった部分というより業界の内部規制の話がメインなわけですが...では法律はどうなんでしょうか。
法律というのが罰則を伴った「決まり事を守らせる」ものである以上基本的には行動やなにかを「規制」するものなんでしょう。それが行き過ぎればこの国に住むのは辛いものになるでしょうし、緩すぎればフリーダムな社会になってしまってそもそも生きていけないかもしれない。
多少の不便不自由があってもみんながある程度の不自由を我慢しあってやっていきましょう...というのがどうもこの国の本質にあるんじゃないかな?と思うこともあります。今までの決まりがあるんだから守りなさいと言うならば。その決まりの成り立ちと...守らないことで何が起こるかを教えてもらわないとなかなか従えないかも。
『みんな苦労してるんだから我慢しなさい』
子供によく言う台詞ですが、今思えば「なんで我慢してるのか?」を教えてもらったことはないような気がします。ましてなんでみんな我慢してるのかわからない子にはわからない。わからないまま大人になったら...ルールなんて守らない大人になるんじゃないのかな。すべての人がそうでないとは思うけれど。