取れるところから取れ! ...開拓をやめて収穫ばかりの時代のその先に

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「今ゲームをやってない人は、これからお客様になってくれる人達じゃないですか。
 うちのゲームやハードが売れてる売れてるって言われても実際にはそんなことないと思うんですよ。世界を見ればこんなにもまだまだ遊んでくれそうな人がいる。
 ならもっともっと楽しさを知ってもらいたいじゃないですか。
 ゲームで遊ばないなんてもったいないって。
 今遊んでくれてる人達ももちろん大事ですけど、これから遊んでくれる...あるいは遊んでくれそうな人達がこんなにもたくさんいるんですよ。すごいことだと思いませんか?」

 かつて...若い頃に出会ったとあるゲーム会社の若い開発者の言葉です。
 当時その言葉に、その会社に...本気で「この人達(会社)はすごい」と思ったものでした。
 あれから20年以上が過ぎ去って。あの人たちは今どうしているんだろう...なと。
 今回はそんなことを思いながら最近のゲーム業界について思うことをツラツラと書いてみました。とりとめのない話でまともなオチはないんですけれど。
 それでもよいという方だけ読んでいただければ。

 市場を開拓する。新たなゲームファンを増やす。
 それを「楽しい」とか「すごい事だしわくわくする」と言い切った人達がいました。

 まだCD-ROMの時代も到来していない頃。今ほどにゲーム市場が大きくなっていない頃にすでに全世界を対象に販路を広げて行こうと末端の開発者が言っていたのです。営業でもなんでもないのに。

 当時本当に驚いて。この会社にはかなわないなと。もう天下取るのはこの会社だなと本気で思いました。それから20年が過ぎ。確かにその会社は何度も天下を取りました。

 あの人は今どうしているのか。名前ももう覚えていないんですが...言葉だけが強烈に頭に刻み込まれています。市場を広げるということをきちんと踏まえてゲームを作るということ。
 雑誌のライターは簡単に「ライトユーザーを取り込む」などと書きますが、実際にはそんなもんじゃなかったです。

 今遊んでいない人は全てこれから楽しませてあげられる人達だ。
 今ゲームに興味がない人は全て潜在的な顧客だ。
 さぁ振り向かせてやるぞ。楽しませてやるぞ。
 ゲームってのは一人でもみんなでも楽しいものだ。さぁ一緒に盛り上がろうぜ。

 ...そんな思いを抱いてゲームを作る人達がいました。そういう人達でなくてどうしてゲームに興味を持たない人たちを引き込むことが出来たでしょうか。

 それはものすごいことです。そんな考えをもった人達ばかりの会社なんてそうはない。少なくとも私は2社しか知りません。今回の話に出てくる会社と...あとは羽田の方の会社でしようか。

 昔はゲームを作る人達の中にそうした思いを持った人達がたくさんいたのかもしれません。
 しかし。

 ゲームの規模が徐々に大きくなるにしたがって...その熱意も考えも作品として結実するのが難しくなって行きます。大規模ゲームは大人数で作る大作ばかりの市場を広げて行ってしまう。
 では少人数ですごいゲームは作れないのか?というと。

 答えはNO。

 携帯用ゲーム機の市場が一気に花開いたのはそうした開発者の力が作品に活かしやすかったのと...開発費が安い=開発者の人数が少ないという現実が逆に個人の力量を出しやすくしたというのもあるでしょう。

 開発費が安くなった分敷居がさがって実験的な企画も通りやすくなった。
 そうした背景もあったのではないかと思います。

 しかしハードの進歩はとどまることを知らず。
 高性能携帯ゲーム機の登場は再び歴史の歯車を回し...家庭用ゲーム機と同じ運命へと進んで行きます。

 そうした中で台頭してきたのは今度は携帯電話上でのゲーム市場。そしてそこから発展したスマートフォン向けゲーム市場です。

 ところがここまでの歴史でゲーム業界は疲弊しつくしてしまったように思えます。

 単独でアプリを出して展開するのは正直辛い。ケータイプラットフォームに特化した練り込んだゲームは作る余裕がない。オンラインゲームの課金がおいしいと聞いても...課金システムも含めて今のゲーム市場の常識は今までのゲーム会社の常識とは違っている。

 そんな中でコンテンツプラットフォームとして急成長したのがGREEやモバゲーだったのでしょう。
 いろいろと悪口を言う人もいますが、その存在は大きいと思います。
 ...正直なところを言えば大きくなりすぎました。

 ケータイやスマホ市場においては...もはや力のないゲーム会社は「下請け」状態となり...ゲームの企画も「ともかく儲かるもの」が発注の主体になります。
 操作するのが携帯やスマートフォンですから複雑な操作のゲームは難しい。そして世はネットワークとSNSの時代。当然のようにゲームはソーシャルな方向へと舵を切ります。人と人とのつながりが金を生む土壌がそこにはあって...

 自然と似たようなゲームばかりになって行きます。

 けれどまぁ...初期は一応は「開拓しよう」という部分はありました。
 ユーザー数を増やすことに目が向いていた時まではよかった。

 けれど。

 先ほども書きましたが中核となる会社は...「大きくなりすぎてしまった」のです。
 そのままでは儲けが足りない。企業というのは儲けてなんぼです。善悪ではなく儲けるのが企業の存在意義のひとつですからこれは仕方ない。
 まして一部の中核企業は親会社に携帯キャリアが居座っていたりします。そうすると自社の商品を売るためにそうしたゲームを利用しようとする。開発費は抑えて収益をどんどんあげられるもの...別にオリジナリティなんていらない。法律に触れなきゃ問題ない。そのぐらいの感覚で作られるコンテンツばかり。

 巨大な規模の会社が儲け続けようとしても市場はもうこれ以上広がらない。

 ならばどうするか。
 簡単なことです。
 今まで100円しか使ってもらえなかった人に200円使ってもらえるようにすればいい。
 そう。
 新たなユーザーがもたらす未知の利益よりも今お金を使ってくれているユーザーにもっと金を使ってもらえばいい。
 その考えはあまりに甘く...そして危険な蜜。

 「とれるところからとれ」

 それはゲームに限らずアニメや漫画でもそうですが...どうも今の企業の持っている潜在的な欲求となっているのかもしれません。
 熱心なユーザーが毎月使う金額というのは結構な金額で。
 それはアニメのBDやAKB等のアイドル達が生み出す利益と市場...それに付随して展開される平たい関連市場の売上も含めて考えればとてつもないものになります。

 それを自社のコンテンツに向けて使わせることが出来たならば。
 他社の売上を落としつつ自社の利益はさらに上へと延びます。
 実際にはそう簡単ではないんですけれど。理屈としてはわかりやすい。

 この考えは静かに浸透して行ったように思えます。
 ゲームにしろなんにしろヒットコンテンツが生まれたらそこに群がるユーザーから徹底的にしぼり取る。他のコンテンツなんて買わなくていい。追加でどんどんアイテムを出して行くだけで金になる。

 アイドルコンテンツなどもそうした面では似ているかもしれません。ともかく「金を払うやつにはとことん払ってもらう」方向に仕向けて行く。

 パチンコ等と理屈は一緒かもしれません。射幸性がどうのという理屈ではなく。

「いいからとっとと金落とせ」

 乱暴に言えばこの一言で全てが言い表される。
 そうはいってもっともっと金を使ってもらうためにはどうするか。

 そのために他人への優越感やコレクションしたくなる心情を利用したのが流行のガチャ系なんでしょう。ですが別に携帯やスマホのゲームだけがそうなってしまった訳でもなく。
 家庭用ゲームでも『追加コンテンツ』で金を落としてもらおうという方向に走りつつあります。一本のゲームでどこまで稼げるか。そういう方向で「もっと金を落とさせよう」と。
 私はこれについては否定はしません。
 魅力ある追加シナリオなんかが発売されて...しかも低価格であればファンとしてはうれしい訳ですし。
 ...それが後からダウンロードされるのであれば。安価に面白い時間を過ごせるのならそれはそれで幸せかなと。

 でも作り手はそうしなかった。

 最初からディスク内にデータはある。
 後は金を払ってもらって「ロックを解除する」方向で金を使わせようとする。
 そんな会社が増えています。

「このキャラクターが使いたければ追加で金を払え」
「有利なアイテムが使いたければ追加で金を払え」

 そんな理屈が通じているうちはいいのですが、ユーザーも馬鹿ではありません。いつかそっぽを向かれないかと少し心配になっています。

 かつては改造コード等がありましたので、こうした商売は成り立ちにくかった。けれどハードの高性能化がそうしたソフトの進出を拒んでいる間にメーカーは仕込んだコンテンツを遊ぶためには追加で金を払わないとだめ...そんな仕組みに魅了されて行く。

 せっかくゲーム機にハードディスクやネットワーク回線が装備されても活かし方がこれではなんともさみしい。
 ユーザーは購入したゲームに最初から備わっているアイテムやキャラクターに触れるために追加で金を払わされる。
 もちろんゲーム自体に魅力があればそれも「あり」なんでしょうけれど...

 それにガチャ系も含めてRMTや複雑な周囲の環境が投資する金額を増加させ...もはや1つのゲームに使う金額ではなくなってしまったのもちょっとまずいかなと。コンテンツ自体は「優越感」を満足させる方向でいいと思いますし多少の投資で他人より有利になるというのは...まぁ大人買いの感覚で結構アリっちゃアリ。

 でも度を過ぎたらだめかなと。
 でもメーカーはその度を過ぎた金額をむしろ当たり前と思ってしまった。それが前提のゲームをどんどん出そうとし始めた。そこが時代の分岐点...

 私は「収穫の時代」に入ったんだなと思っています。

 かつては開拓することにかなりの力をいれていた時代があって。
 今は収穫のみにかなりの力をいれる時代になった。

 昔はよかった...なんていうつもりはなく。
 今も昔も熱意ある人はたくさんいるでしょうし。
 今だってすごい人はすごいのです。

 けれども。
 それでは収穫が全て終わったあとどうなるんでしょう。

 遊んでいるユーザー側がそれを良しとするならば。そうしたユーザーしか相手にしないのならば。
 メーカーはこのまま何も変わらず...収穫を続けるでしょう。
 種をまかずに収穫だけを続けたその先にあるのはどんな未来なんだろうかとときおり考えます。

 今時は日本のゲームは終わったという人がいます。
 世界には太刀打ちできない。
 日本のゲームコンテンツは通じないという人がいます。
 本当にそうでしょうか?

 通じなくさせているのはメーカーだけのせいなのか。日本のユーザーに問題はないだろうか。
 そんなことも考えます。

 今は確かにちょっと厳しい時代でしょう。
 けれど携帯ゲームやスマートフォンでのゲームというなら...
 日本の仕組みとコンテンツは案外世界に通じるんじゃないかな?と思う面もあります。
 まぁすでにパソコンではアップルやAmazonが準備万端待ってるわけなんで日本の会社が太刀打ちできるのかわからんのですが...ゲーム機やらその辺りならまだあるいは。

 ただ...そうした日本の企業が世界に打って出て。
 たとえうまくいったとして...広がって行ったその先で...
 再び収穫だけに注力する姿しかないのなら。

 今度は全世界のゲームが衰退して行くんじゃないか。
 そんな気がしてなりません。まぁそんなメーカーではたたき出されて日本に戻ってくるのがオチでしょうけれど。

 熱心なファンだけが残り。
 そこから取れるだけしぼり取ろうとするメーカーの姿があって。
 あとの人達はゲームになんて興味がまったくない。

 なんともさびしい未来が浮かんでしまい。ちょっと悲しくなりかけたこともありました。

 大きな画面で遊ぶゲームは大作や続編しか売れない。買わない。
 持ち歩くゲームは他人と競い合って優越感を持ち...コレクションに興じるものばかり。
 今はそんな時代かもしれませんが...いつまでもそんな時代ではないと思いたい。

 そんな時代でも。ゲーム作りに熱意を燃やす人たちはたくさんいます。

 たとえ今は下請けに甘んじていても。
 力を溜めて。力をつけて。
 面白いゲームを作ろうと。

 まだ見ぬユーザーに「どうだ面白いだろう」と言いたいがために歯を食いしばっているゲーム開発者達がいます。

 大手広告代理店にいいように使われ打ち合わせという名の強制飲み会でケツにポッキー突っ込まれようと。
 プラットフォーム会社の若造に納期と予算で無茶振りされようとも。
 今日より明日のために頑張っている開発者達がいる限り。
 私はたぶんゲームを遊び続けるんじゃないかと思います。

 老いても楽しいゲームはたくさんあるでしょう。私がこのまま年を経て...少しずつ衰えて行ったとしても。反射神経に訴えるゲームも老化防止にいいんじゃないかと思ってますし。下手でも楽しめればいい。
 飽和している市場と言いましたが...飽和しているからこそ面白いゲームが安価に遊びまくれる。娯楽の資金の幾ばくかを回す価値は十分にある。そう思っています。人間娯楽無しでも生きられると思ったら大間違い。たまにある娯楽があってこそ普段が成り立つと思ってます。 
 そうした娯楽にゲームは十分当てはまる。

 今の時代...収穫されるのもまあいいでしょう。
 それがあまりに高額な投資にならないのであれば。
 使う金額が問題なんだとは思います。とはいえ楽しい時間を過ごすのにどれだけ投資するかは自由です。

 親の金で子供が使いすぎたというならそりゃ親の教育の問題でしょう。

 ケータイアプリはチャージ式でないと買えない。クレジットやケータイ料金と一緒にはならない。そういう分け方も携帯ゲームやスマホなら簡単に出来るでしょう。まして家庭用ゲーム機はもっと簡単です。
 人の親になったのなら。仕組みが難しいなどと寝言を言ってないで子供のために学べばいいだけのことです。大人も勉強しなきゃいけない。
 まあAUのようにむしろ子供から収穫しようとする企業はどうかと思いますが...いつまでアンインストール出来ないGREEアプリへの入り口を仕掛け続けるのやら。

 今はソーシャルの時代だと広告代理店はさかんにはやし立てます。
 ではソーシャルな時代の先は。

 今度は作り手と遊び手がガチンコで面白さを競う戦国時代になって欲しいな...とも思うのです。悲しい未来ではなく熱い時代になればいいなと。
 それはきっと...今までになかった大規模な開拓の時代になるんじゃないかと思うのです。

 もはやゲームというコンテンツに留まらない...ユーザーが作り上げてた土台にメーカーが乗っかる市場。そんなものもあるのではないかと。

 例えば初音ミクが開いた可能性のように。ひとつのコンテンツが開いた世界にゲームという市場もある。メディアミックスという人もいるでしょうが、それよりももっと大規模に。ひとつの世界観が生み出す市場の中にゲームもある。そんな時代。
 次はそんな時間になるのではないかと...私は思っています。
 まぁ...金の臭いをかぎつけたポッキー大好きな代理店やら音楽産業の古い体質の会社が近づいてますんで、いつぶちこわしになるかわかりませんが。(個人的な感想としてそうして出来たムーブメントに利益優先の企業が絡んでまともに育ったのを見たことがないんで。彼らはまさしく刈り取る側...収穫しか考えない企業だと思うので)。
 これからどうなるのか。老いていく中そうした時代を見ていけるというのも面白いものです。

 あの時聞いた言葉。
 あの人は今50歳になろうかというところでしょう。
 今もゲーム業界にいるかはわかりませんが。
 ああした熱い人たちが、今の経営層に...少しでも残っていて欲しいなと思っています。

 効率と儲けばかりを考えて出来上がった昨今のゲーム業界。
 今の経営陣。

 それはあまりにいい加減だった時代が生んだ、反動が生み出したものだったでしょう。それがいけないとは思いません。今までがいい加減過ぎたといえばいい加減過ぎたのかもしれませんから。

 しかしこれからはそれだけじゃなく。
 経営も運営も未来への展望も含めて。自分たちの作るゲームコンテンツを見つめていける会社が残って行く。自社のリソースを正しくつぎ込める会社が強くなる。

 そんな気もしています。

 少なくても...アンロック商法ばかりを開発に押し付けて...海外の開発会社に下請け依頼ばかりしているようじゃ先が厳しいんじゃないかな...と。

 ...そうしたゲーム会社に勤めていた友人は先日心労で倒れてしまいました。
 しばらく実家に戻って静養するそうです。20年。開発畑を歩いて...ディレクターまでは行ったんですが...今の時代に彼はどうもついていけなかった。悲しいですがそれは仕方ない。それが現実です。

 ゲーム業界は夢を作り上げて夢を見せる業界です。
 けれどその内側は、ドロドロとした現実とシビアなお金の世界でもあります。
 そうした中で生きるなら...強い心は最低でも必要でしょう。
 私は持ちえなかったし...持っていた人達も心が砕かれて何人も消えて行きましたけれど。
 生き残ってる人達曰く...心だけでなく運も相当必要ですよとのことですが。

 あの日聞いた言葉はさすがに色あせて。

 けれど私はやっぱりゲームが好きで。
 かつての仲間達や友人たちが...ゲーム業界で今も踏ん張っている。
 苦しさに顔を歪めながらも「楽しませてやる」と様々手を打っています。

 そして新しい作り手たちが生み出すものは、別にかつての作品の焼き直しばかりってわけでもないんだと聞いています。上が押しつけるコンテンツがそうしたものばかりなんだと。あいつら案外やれるよと。古株ディレクター達が笑って言っている。
 ならば若い作り手が、自分の発想で何かを生み出すことも...期待していいかと。

 あの時の言葉は色あせて。
 時代の中に溶けて消えてしまったかもしれません。
 けれど新しい人達が新しい言葉と...新しいゲームで心をまた震わせてくれるのではないか。
 そんな期待を持って今日もゲームショップへと足を運び続けています。
 新たなゲームとの出会いに期待して。

 冒頭の...かつて京都で聞いた言葉を頭に浮かべながら。
 今日もゲームを買い続けています。




余談
 まぁでも私が応援してたのは羽田の会社なんですけれどね。
 あと...最近は携帯ゲームは外してばっかりなんで、ある程度評判のいいゲームのベスト盤が多いですけれど。むしろ以前より単価は下がってる気がするんで。
 本数は結構買ってるような。
 ゲーム屋さんに子供がいないってよく言われるんですが...あんなもん何本も子供が買えるわけがないなぁとも思うので。
 そういえば知り合いのゲーム屋さんはベイブレードで遊べる場所を作ったりカードゲームで遊べる場所を作ったりして大人と子供が一緒にいられる空間を演出しています。
 先日は子供に教えられながらヴァンガードに興じる同年代のおじさんの姿も見かけました。結構楽しそうだったのでああいうのもありかもしれません。TVゲームばかりがゲームじゃないってのはああいうのを見ると実感出来ます。