モバイルPCに求めるものは...「2台目」ならスペックは気にせず値段重視?

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 PCの値段がどんどん下がる世の中ですが、高性能モバイルパソコンはやはり高い。人気のあるシリーズですとThinkpadのXシリーズやレッツノートといった定番機種や新たな時代の潮流MacBookAirなどもやはりそう安くはない。
 ウルトラブックもまた「薄くて高性能」ではあるんですが、モバイルするにはちょいと大きい気がしないでもない。
 持ち歩いて何をするのか?
 用途を決め打ちして機種を選択すれことでそんなに高いPCを買わなくても済むんじゃないかな?と思うことも。
 私もPCはたくさんもってる方ですが、モバイル用途となるとMacBookAir(2010)やThinkpadX61sといった機種が現役です。というか今もそれらのPCを活用しまくっています。
 性能的にはいまどきの機種に比べると正直見劣りします。どちらもCore2Duo世代ですし。

 けど、持ち歩くPCに何を求めるのか?ということを考えると、これはこれでいいのかな...と。
 私がモバイルPCに求めるものは...

1.バッテリーがそこそこ(数時間)持つこと
2.軽くて小さいこと(持ち運びが容易)なこと
3.キーボードが使いやすいこと

 この3点を重視しています。逆に言うとスペックについてはそう気にしていないというのが実情です。
 ブログの更新が出来てWEB閲覧が出来てメールの送受信が出来ればいい。
 あとは外出先で写真等をチェックするのであればそこそこ綺麗な液晶なら言うことはないぐらいでしょうか。

 外で何をするのか。
 他人の家にがっつりとノートを置かせてもらって作業出来る...となると13インチ以上のノートでも全然OK。
 でも喫茶店等のお店や移動中の新幹線の中などで使用するとなると、出来るだけ小さい方がいい。

 私的には11インチ前後の液晶を搭載したノートがだいたいそのぐらいのサイズ。
 ただまぁ...そのぐらいのサイズのノートPCはいわゆる「ハイスペックモバイル」の領域で。
 なかなか安いものがない。
 いままでは中古で探すか...なんて時代だったんですが、今は違います。
 格安のモバイルPCでこのサイズのものが探せば見つかる。
 もちろん処理スピードは遅いです。はっきりいって遅い。
 けど安い。
 早くて安いというのがベストですが、なかなかそうもいかない。

 今回紹介しているノートはCPUスペックだけ見ると実はかなり弱い。
 体感した限りでは...安いノートに搭載されているセレロンより...遅いかもしれない。

 搭載されているC-60というCPUはAMDからしたら「タブレットやネットブック用」でINTELのCPUで対応するのはATOMになります。もともとそれほど強力なCPUというわけでもない(GPU性能はこのクラスにしては充実してるので、そこに魅力は多いにあるんですが)。

 それでもちょっと前のATOMノートよりは快適に使える。持ち歩いて使う分には十分。そんな性能を発揮してくれます。

 もともと使っているメインPCがあり...出先でちょっとしたことがしたいんだけど、タブレットじゃ使い勝手が悪い。そんな人には安価なモバイルPCというのは結構需要がありそうです。

 テザリング出来るスマートフォンが増えている現在...外でネットをする環境は構築しやすい。

 「割り切って使えるか」

 たぶん全てはこの一言。性能をある程度犠牲にして価格を得るか。
 EPSONのネットトップなんかもそうですが、価格が安く小さくて熱も少ない。けれど性能はちょっと見劣りする...そんな製品が今結構売れています。重要は確実にある。ノートもそう。

 PentiumMのノートを現役で使ってる人がたくさんいるわけで(笑)

 性能はそれほど欲しない。バッテリーの持ちだってそこまで長い時間にこだわらない。
 出先で使う時にきちんと使えればいい。

 そんな人達に今安価なモバイルノートが受け始めています。
 スマートフォンやタブレットの普及でノートPCは売れなくなるなんて言われてますが...どうして。
 
 スマートフォンやタブレットでは足りない「あと一歩」の部分。そこにモバイルノートの存在価値はまだまだある。
 
 ウルトラブックにしろなんにしろ13インチ前後で薄型ノートがたくさん出始めています。
 確かに薄いし使い勝手もいい。13インチの筐体ならバッテリーだってそこそこのものが搭載出来る。

 けれど、気軽に持ち歩くにはやや大きい。

 海外での評価等を見ていると11インチについてはいろいろと言われていますが...日本ではまた事情が違う(笑)

 私もMacBookAirの11インチを手に入れてから「気軽に持ち歩けるサイズはやはりこれだな」と再認識しました。
 ThinkpadのX61sもそう。B5ノートはやはり使い勝手がよかったんだとしみじみと感じています。

 車等で移動出来るなら。あるいは外でがっつり仕事をする人なんかは...13インチから15インチクラスのノートPCを持ち歩いています。けれど...電車移動、徒歩で移動...日常の中で「持ち歩く」のなら。
 このクラスのノートは結構使えるかなと思ってます。

 欲を言えばもっと軽いといいんですが(笑)
 まぁ、その辺りは価格とのトレードオフなので。

 お金があるなら...レッツノートがやはりおすすめです。Thinkpadは今過度期に入りましたので、デザインも含めていろいろと変わって行く最中。以前の方がよかった。いや、今のモデルがいいんだ...いろいろと話題に事欠かないんですが、伝統的にバッテリーがやや弱い(笑)

 その点ではレッツノートが日本のスタンダードモバイルPCの高みにいるかと。
 長いバッテリー駆動時間。変わらぬ操作性を維持するデザイン。使いやすいキーボード。基本性能の高さ。
 何が犠牲なの?と言われたら価格と液晶(笑)
 最新モデルでは液晶もだいぶよくなってきました。お金があるなら迷わず買って欲しい...そんな気もする製品です。 
 まぁあらゆる意味で高みにあるので価格も非常に高いイメージがあるんですが、発売から少し待つと法人向けモデルの放出なんかがあってタイミングよく購入出来ればウルトラブックとほぼ変わらない値段で買えることもあります。

 と・は・い・え

 やっぱり高いお金はかけたくない。
 となると...安価なモバイルPCは...ということになる。中古のノートでもいいんですが、出来れば新品で...と考えると...
 今後もこうした製品は少ないながらも需要があるんじゃないかな...と思っています。



 参考までにAmazonでレッツノートの安めのものを。i5搭載でこのスペック。まずメインで使っても過不足はない。
 モバイルとメインPCを兼ね備えるつもりならこういう製品なんですけどね...
 安価なA4のSandyノートと今回のモバイルノートで2台持つのと値段があまり変わらない(笑)
 だったらPC故障時に備えて2台持つ選択肢もありだと思います。