アニメファンにおいしい機能のご紹介...AMD勉強会に行って来ましたよ!

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他のブログに遅れまくりでようやくご報告です。
11月の25日。場所は丸の内。
何度目かのAMD勉強会です。
「みやびさんちょっと顔出しなさい」
「アッハイ」
みたいなやりとりがあったとかなかったとか。
安価なCPUとマザーあげるからいろいろテストして記事書くんだよーというお話なんですが、今回はどちらかというと勉強会自体にフォーカスした内容となります。

 まず最初に会場に入ったらどっかで見た人がいるなーーーーーと思ったらTeradasのひろもさんが写真をばちばち。

 声をかけたらマジびっくり状態でしたが、まぁこの手のイベントにはするすると参加してることがあるので、あまりびっくりしないでください。ええ。
 たぶん体型と迫力にびっくりしたんだとは思いますが(笑)
 でまぁ他の方に席を譲っていただいて。仲良くならんで...とっとと弁当を食ってみたり。

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 まいどまいどのことですが、イベントが始まってしまうと食べる余裕がなくなります。
 少し早め行って食ってしまうのが得策。
 今回の私の弁当はこれ。各席でばらばらに弁当があったんですが...しまったひろもさんの方がボリュームあってうまそう...っていうか前の席の方の方がうまそうに見えて、俺はAMDの勉強会に来たのか弁当の品評会に来たのかって感じになってました。

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 でもおいしかったのは確かなのでここで少しテンションあげあげに。
 そうこうしているうちに「芸人さんがいらっしゃる」との話があり、さてどんな人がくるかなーと思っていたら...

わしよーーーーーーーーーい

 という大きな明るい声。あれ、これって...と思ったらそっくりさん芸人の方でした。
 宮川大輔さんではなく「宮川大好(だいすき)」さんだそうで。いやまじで似てるわーと思わず笑ってしまいました。

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(写真提供Teradasさん。私の写真は暗くてあれだったのでわけてもらいました)

 IT系イベントと言われても内容わからんよ!といいながらも、元気なかけ声は海外からきたAMDの方にも受けがよかったよう。
 個人的にはそっくりさん芸人ではありつつも、しっかりと「芸」を見せていってくれたなーという印象。イベント中も司会をされていました。
 ともすればマンネリ化しがちなイベントですが、これで新風が入ったなという感じが。
 何より「あ、AMD変わったな」と思える趣向でなかなか好感度があがりました。
 この雰囲気の良さは勉強会の最後まで続きます。

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 AMDのクライアント・デスクトップ担当のコザックさんとか、ソフトウェア・ストラテジー担当のマケドンさんが机でセットアップ。
 もうこの時点で笑顔を浮かべていたり。
(この写真もTeradasさん提供です)

 今回提供された資材は「A10-7800」とMSIの「A68HM-P33」。実際この組み合わせだとCPUだけオーバースペックな感じになってしまうんですが、これは勉強会に当初提供されるのがもっと安価なAPUだったため。直前で急遽上位機種になったためのアンバランスさ。
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 とはいえ、ひろもさんにも熱弁しましたがAPUのラインナップの中で最も「おすすめ」としてるのがこのA10-7800だったので個人的にはにんまり。
 A10-7850Kも持っていますが、これは「無理をしまくってる」感じのあるAPUです。発熱など見ても「頑張ってこの性能を出している」感じがひしひしとします。
 対してこのA10-7800は消費電力、熱量共に非常に安定して低い。「無理をしていない本来の姿」がこの製品かなと。あくまで現時点ですが。
 常時つけっぱなしで運用するのを考えるとこのAPUとこのマザーの組み合わせもいいかな...という感じ。
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 A68HM-P33は廉価マザーのひとつですが、廉価ながらに最新APUに対応しつつUSB3.0にも対応し...と上位機種に食い込めるぐらいのポテンシャルはあるかなと。
 拡張大してしないしそんなにUSBも使わない...というPCには安価でよい感じです。
 A6やA8と組み合わせるのにベストマッチといったところでしょう。実売6000円程度(税抜きかも)で見かけるようになりました。
 欠点は...フロントUSB3.0がないかなーと言うところでしょうか。どうしても必要なら別途2000円程度で増設出来るのでまぁ問題にはしませんが。あくまでも安価なマザーですから過剰装備はいらないのかなと。

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 入れ物はこれ。
(これもTaradasさん提供写真)

 もう30年か...初代からずっと付き合ってきたな、俺...と思ったり思わなかったり。ATiはやはり肌色のノリがいいんだよと力説していたのは何年前か。美少女出力はやはりATiだろ!という時代の話をしてもしょうがないかもですが(笑)

 今回の勉強会は「Fluid motion」が主体の勉強会。
 で、それは事前にわかっていたので事前予習をしておりました。
 秋葉原では「BUY MORE」や...まだやってるかわかりませんが「九十九電気」(たしかEXだったかなー)で実際に動いている映像を見ることが出来ます。
 環境は「店員自腹」であり展示しているBDも「自腹で買ったのに持って帰れてない」という点も今回のデモと共通しています。
 その良さをアピールしたい、みんなに知って欲しいと思ってもなかなか賛同を得られない。
 ならば自ら血を流そうという店員さんの熱意で実現しているデモだったりします。
(今回の勉強会でもデモをやってた人は同じ熱意で挑んでました。気持ちは同じなんでしょう)
 そこで私は事前に「今度AMDの営業さんに会ったら伝えて欲しいこと」をいろいろとインタビューしてからこの勉強会に臨んでいました。

 Fluid motionの実際の効果は見てもらった方がいいですが、簡単に言うと「エンディングテロップの文字ががくつかないでスクロールする」とか「ライブシーンのアニメがぬるぬる動く」というのがわかりやすいでしょうか。
 動画補完技術として早くからアピールされていたものですが、PowerDVDがようやく対応を終えて製品版に搭載してきたもの。
 これすっごい大変だったんじゃないかなと。
 実際ソフト技術で似たようなことをPowerDVDさんはやってるわけで、それと比べて出来が悪かったら搭載しませんでした!と会場に来た発売元の方が言ってました。
 よほど出来がよくないと自社技術を優先するはず。
 発売が遅れたのもぎりぎりまでいろいろ対応していたからでしょう。煮詰めてきたなという感じ。
 その効果は一目瞭然ですので、秋葉原にいける方は店頭で確認してくださいまし。
(ところでTeradasさんに書かれてる某筋って私のことじゃ)

 なお勉強会では最初に某アニメの映像が出ていましたが、「これ私物ですしブログに乗っけちゃだめです」とのことで。
 ライブシーンがぬるぬる動いていて「これだ、これをアピールすればBDともども売れるのになぜ協賛しない!」とも思ったりしたんですが、まぁそれは別の話(笑)

 勉強会の具体的内容としては別の記事にまとめますが、新製品の発表というより「既存製品でこの機能が解禁になった!」というのが実情かもしれません。
 それでも自作PCのファンはアニメと相性のいい人も多くPCでBD等見てる人も多いということで、今回の技術は「おおこれはいいかも」といえるものではないかと思います。

 そして勉強会ではみんなからいろいろな質問が飛んでいました。
 AMDとしても答えづらいものが多かったようです。
 英語で質問してる人もいました。かっこいいなぁと思いつつわかりやすい発音だったので、なんとか内容はわかりました。返事は...ちょっと通訳の方の言葉も併用して理解しましたが、みんないいとこつくよなぁという感じ。

 私は2つ質問をしました。
 1つはノートPCへの展開は予定されているかということ。
 これについては今後になるが、まずはデスクトップから展開して行きたいという返事。まぁそうですよねという感じ。
 もうひとつは質問ではなく...秋葉原の店員の方々の訴えを質問の場で言わせていただきました。
 協賛するイベントがないから自腹で宣伝してくれている熱心な店員の方々の悲痛とも言える言葉をしっかりとお伝えさせていただきました。
 それと年末に代理店から「ロットアップ」として一部の安価なRadeonが注文出来ないという話があり(2つの店で確認したので、別の代理店同士で発生していた模様)まして、それも確認しました。
 AMDとしては出荷をしぼっている事実はないということです。

 「代理店の担当がへたれただけかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 という話になり、AMDとして商機は逃したくないのでしっかり調査してくれるというお返事をいただきました。
 数万円の高級GPUもいいですが、ミドルレンジの製品こそ年末は売れ筋です。
 でも店頭になければ買えません。買ってもらえません。Fluid motionに対応したそこそこ安価なGPUが店頭になければセールスポイントも意味をなしません。

 APUがいくら対応していようと、GPUの手頃なのがないと普及もおぼつかない。私はそう感じました。

 なによりINTELのCPUとの組み合わせで買う人の選択肢に入ってこない。

 1万円台のいい感じのGPUが年末に潤沢ない。全部nVIDIAということになってしまう。その辺りを訴えました。

 ぶっちゃけ具体的な代理店名も出せたのですが、そこまでは言いませんでした。どの店がどこから仕入れてるかぐらいは秋葉原に通っていれば自然と把握出来るものです。特売品の偏り、商品パッケージ、流通している商品に貼られたタグ...様々なものが私達に情報を与えてくれますから。

 私は通販の特売等を扱う人間ですが、だからと言って店舗販売を軽んずる気はまったくありません。常連となっている店もいくつかあります。

 知識量、経験共に豊富な店員さんと話ながらアイテムを買うのは通販にない楽しみです。
 そうした店で店員さんが「売りたいのに商品がなくて売れない」と言っているという状態はとても歯がゆい。客も欲しているのに在庫がないとなるともうなんというかAmazonで買えと言ってしまうこともありますが(笑)
 代理店で商品をしぼられてしまうと、実際のところAmazonでも品切れになりがちなのでこの辺りは業界の構造上仕方ないかも。

 それでもAMDが真剣にユーザーに売っていくならそうした部分の障害は取り除くよう働きかけて欲しい。

 そして出来れば店舗と協賛してPCとソフトをセットで貸し出すなどしてアピールして欲しかった。
 このFluid motionは実際に見ると「欲しくなる」ものです。
 見なければ良さが伝わらない。
 だから店員さん達も自腹を切るしかなかった。ブロガーがいくら良さを伝えようとしても、どうしてもベンチマークなどに頼るしかない(文字主体ですし)部分があり、「百聞は一見にしかず」になってしまいます。
 東京近郊の方であれば秋葉原に行ったおりにBUY BOREという店を覗いてみてください。
 まだしばらくはFluid motionのデモを行っているとのことです。
 他の店舗はいつまでやってるかわからないので書けませんが、実際に見ることが出来るのは大きい。
 出来れば大手量販店などでデモって欲しいぐらいです。(だからノートPCへの展開が気になりました。ノートPC+PowerDVDバンドルで同じ効果が狙えるなら店頭デモとして十分にアピール出来ることですので)

 可能ならば楽園追放のBDあたりと一緒にデモをすればとても効果的だったのではないかなどと愚考しますが、それはそれでいろいろ問題もありそうです(笑)

 まぁ質問ではなかったですが、AMDにはしっかり伝わったみたいです。いろいろな意味で参加した甲斐がありました。

 妙に時間をとってしまって他の参加者の方には申し訳なかったですが...ほんとすいません。毎度毎度(涙)

 最後にAMDを出る時にどうしても確認したかったのがこれ。
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(またしても写真はTeradas様から)

 AMDがCISCOと共同開発したっぽい電話システム。
 たぶん日本ではAMDしか所持していないんでは(笑)
 現物が見れたのはちょっと嬉しかったなー。興味はあったので。

 「どこが導入するかなー」と思ってたんですよ(^^)
 もしAMDの受付に行くことがあればご確認を。ちょっとレアな電話だったりします。

 今回の記事はここまで。
 ぎには実際にいただいた製品や、紹介してねーと言われた機能などについてまとめた記事を用意します。