当ブログでもこの記事のアクセス数が伸びてるってことは、やっぱり同好の士はたくさんいるんだなぁと。
モニタはやっぱり1920x1200だよな!?
と叫んでみても、世の中みんな1920x1080で満足している。それはそれでいいのかもしれないけれど。
縦120ドット広がっただけでPCはこんなに快適になれるのに(苦笑)
というわけで、懸念であったモニター環境に手をいれ、WUXGAモニタを追加購入。晴れて1920x1200のデュアルモニター環境を構築できました。
今回は購入したLGのモニターのレビューもかねています。
まずLGの24MB67PY-Bとは何か。
昨年出た安価なWUXGAモニタで、売価としては25000円前後。
特徴としてはまずその値段の安さ。そしてDP端子を搭載していること。
最安値の部類ではあるものの、なかなかタイミングが合わず。買いたいなーどうしようかなーと。
そうこうしているうちに、NTT-Xで箱が破損した品物が格安で売られ。そして買い逃し(仕事が忙しかったんや...)
ぐああああとかやっていたところ。秋葉原バイモアにて特価販売がありまして。
決算セール特価!LG 24MB67PY-B 21480円 珍しい1920x1200解像度の24インチ液晶です。縦120ドット分の作業領域は結構捗ります pic.twitter.com/ouiOafz4eF
-- BUYMORE秋葉原本店 (@TThonten) 2016年3月28日
待って。待つんだ。その値段はいけない。とてもいけない。ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
我が家にはモニターが3つありまして。
ひとつはメインであるDELL U2412M。
そして、もうひとつIIYAMAのX2380HS。
最後に三菱のRDT232WLMがありまして。
デュアルモニタ+別PCのメインモニタという常時3台体制を維持していました。
実際にはこれに5台程度のデスクトップがつながっていて、切り替えて使用していたのが実情ですが...(mouse with bordersが可能にしてくれた世界です)
本来は1920x1200のデュアルモニタ環境を理想としていたんですが、とにかく予算が足りない(笑)
そこで、モニタ入れ替えごとに毎回いろいろ検討しては予算の都合で23インチを導入していたのでした。
でも最近三菱のモニタがどうにも調子が悪かった。
1年以上前から電源ボタンが故障。まぁ三菱では定番の故障ですが、半田ごてを握る気にならず。
そうこうしているうちに入力端子切り替えボタンも死亡。
とりあえず映るので、コンセントタップのスイッチでON/OFFして運用する有様となっていました。
そこに今回の特売です。
耐えられる訳がなかった(笑)
そこで、今回はメインモニタはDELLのままサブモニタを入れ替え、1920x1200デュアルとすることにしました。
IIYAMAのモニタは艦これ専用と銘打ったサーバー2(自宅にはもう一台サーバーがある。別にテラステーションも2台あります。まぁごくごくよくある構成です)に接続することに。
箱を開けるとこんな感じ。
足は今回使いませんが、廉価版だけあって非常にシンプルなもの。
スタンド用のパーツが最初からついています。が、私はモニターアームに接続するのでこれらは不要。
発泡スチロールが輸送時の破損防止に入ってるのがうれしいですね(^^)
ケーブル類はこんな感じ。D-SUBとDVI、電源ケーブルといったところ。
DPケーブルはないので、別途購入。
どれ買おうか悩んでたんですが、窮地のもとい旧知のライターさんである林先生が
@hmiyabi DPはそこそこプライスならなんでもいいで。
-- Yuki Hayashi (@necamax) 2016年4月15日
とアドバイスがあり。ならば安くて気になってたこれをと注文しました。
使ってみましたが、相変わらずDPケーブルは硬い(笑)
安いけど品質は悪くない感じ。しっかり刺さるししっかり映る。いい買い物でした。
地味にカバーもついてていいものです(^^)
ねじが転がってるのは気にせず。
本体下側にコネクタ類がまとまっています。本体右のくぼんでるところはUSBのHUB機能があります。
AUDIO IN/OUTと、D-SUB。DVI端子。そしてDP端子といった感じ。
音を出すのもいれるのもあるというのは、使うかどうかは別としてありがたい。
USBのHUBはこんな感じ。2ポート使えるようになるので、必要な人は活用しましょう。3.0でないのは残念だけど、価格跳ね上がるし高望みは厳禁。
で、実際にモニターで接続したのがこんな感じです。
向かって左側がDELL。右がLGです。
LG側がやや明るいですが、調整は可能。
まぁ写真ではさっぱりわからんのですが、色味がやや明るいので好みで調整した方がいいです。
映りはかなりはっきりくっきり。
価格を考えれば非常に優秀。
もちろんミドルレンジの液晶としては中の下といったところなんですが、価格を考えると極上です。
さて。それでは実際に使用してみた感じ。
非常に満足しています。
なんといってもこの価格でWUXGAに対応していること。
DP端子を使えること。
フロントパネルが使いやすいこと。(いつものLGっちゃLG)
思ったよりスピーカーが悪くない(おまけではあるんですが、まぁIIYAMAよりちょっといい感じ)
くっきりとした絵作りの液晶が好み。
などなどあげればいろいろです。
逆に悪いところはというと、ややぎらついた絵作りがわざとらしいところとか、ベゼルがでかいとか(かなり大きいし上下にも大きい)。
とはいえ、2万ちょっとでこれだけのものが買えるなんてちょっと信じられない時代だなぁと。
ベゼルの大きさはフロントのボタン類が使いやすいってことでもあるんで、これはいいかな。
もともとビジネス用のモニタとして作られているので、特に派手な機能はありませんが、物書きとしてはこの120ドットの快楽が捨てられない。
たった120ドット。
だけどその縦幅は快感すら感じられる。
いい買い物をしたなぁというのが実感です。
もし、DELLしかない状態ならこいつを2台買ってデュアルモニタを左右そろえていたかもしれません(笑)
そして、サブモニターに回ったIIYAMAのモニターをよく見ると...今まで使っていた三菱のモニターがもはや限界だったことを実感...
黄ばんでたんだなぁ...と(涙)
あと、HDMI端子をまともに使えるようになったため、使えなくなっていたkindle fire stickを復帰しました。
作業中動画再生しておくと非常に快適です(笑)
今回のモニターにもうちょっとだけ言うと、よくもわるくもLGの液晶の良さが十分に出ているモニターかと。
高級機ではないので、もちろん値段なりですが、それでも十分。
反応もよく、ゲームなどやっても今のところ残像は感じていません。
で
デュアルモニターがちゃんとそろった解像度になったからには...
水槽を広げたぜ!#ダライアスバースト pic.twitter.com/ETvPJReZYn
-- みやび(Amazonの悪魔) (@hmiyabi) 2016年4月17日
やることは決まっている訳です(笑)
本来の使用用途ではエクセルやらを使うので、この縦幅は本当にありがたい。
縦幅がもっとほしい時はモニターアームであることを生かして縦画面にして使いますが...
(今回の構成ではIIYAMAのモニターがその任にあたります)
価格サイトなんかを見ていると割と評判の悪い機種だったんですが、やはり買ってみないとわかりません。
というか、あの手のサイトの人たちは割と「10万の性能の機種と比べてこの2万の機種はだめだ」とか言ってる人が多いので、参考には出来なくもないんですが、実際に触ってみないと最後の判断が出来ない。
私は2万ちょっとで買えるモニターとしてこいつを評価しました。
そうしたら極上だった。
これが10万ならそりゃあ文句タラタラでしょうけれど(笑)
さて、ともかくこれで自宅のモニター環境は整いました。
メインとして使っているデスクトップは先日Skylakeに切り替えました。もう一台のメインデスクトップはi7-2600Kの延命を決め、現在FX8350からの移行を行っています。
というか、机の左右はデスクトップ機だらけの環境です。
となると、一度に3台分のデスクトップを表示して作業が出来るというのは非常にありがたいことで、むしろないとやってられないというのが実情です。
最後にLGのモニターについて。
どうも日本ではLGというと安かろう悪かろうのイメージが強いようですが(実際廉価モニターはその傾向はあるんですが)、実際には「世界最強の液晶メーカー」になっているのがLGだと思っています。
日本企業がもたついている間にしっかりと天下を取った。
安かろう悪かろうは安かろうそこそこに品質があがり。
上位機種はそれなりの性能を持つようになり。
スケールメリットを出して安くていいものをどんどん出してきている。
日本とは文化の違う企業ですから、こちらの常識は当てはまりませんが...製品だけを見るに十分以上に顧客満足度をあげてきています。
日本品質と言われる過剰品質では少ない初期不良も多少多めだったりしますが、保証期間が長く、基本が交換サポートになっていますのでサポートの使い勝手は悪くありません。
態度は悪いですが、そこもいずれ改善してくるでしょう。
最廉価のモデルばかり売れたのでイメージがそうなんでしょうけれど。もうちょっとちゃんとした目で、色眼鏡なしでみたい企業のひとつです。
低価格でどこまでやれるか。サポートの品質だって価格のうち。
これだけ安いのです。どこまでやれるかは自ずと決まる。
買う側もそのあたりを理解して買うことで、より賢い買い物が出来るようになる。
そういった面でも活用したいメーカーです。
※とはいえ、最上の品質を求める人には人気ないんで、そういう人はたっぷり金をかけていいものを買いましょう。特売品の中にあなた方が求めるものはありません。