その性能と価格からしてこれから自作する人、PCを買う人が選ばない理由はあんまりない。素直に新型を選んで買うべきだと思います。(特売なら旧型CPUだっておいしい商品になるかもですが。私の仲間たちはそれ狙いだったり)
では、既存のPCから買い換えを検討している人はどうか...というと持ってるCPUによってはとても悩ましいですね...
以前の記事でIvy Bridgeまで待つべきか?と書いていまして、実際私は待つつもりなんですけれど...私の場合は単純にLynnfield世代のi7を常用しているのもあって待ちの体勢。
それよりもっと前の世代なら買い換えをためらう理由は財布の中身以外にはないんじゃないだろうか...なんて思ったりもしますが、やはりお金がかかることですからなかなか。
今でも実際初期のCore2duoや下手するとPentium4辺りをWindowsXPと共に使ってる人がたくさんいて...今までの環境であるならばそれもまぁ快適っちゃ快適なんでしょうけれど。OSのリプレースも兼ねてそろそろ移行した方がいいと勧めています。
じゃあCore2世代なら? ...うん、使用用途とモデルによっては待ってもいいと思うんです。
よほど初期のものならともかく、そこそこ早いもの(わかりやすくクロック数で言うなら2G以上)ならVISTAや7でも結構サクサクと動くと思います(使用用途にもよりますが)。
実際私が常用するThinkpadX61sのCPUは1.6GのCore2duoですがVISTAでも結構いけるな...という手応えがありましたので、2Gもあればまだまだ待てるかな、と。
私個人の考えと指標ですけど、わかりやすいんじゃないかと。異論はあると思いますので、個人の体感にその辺りの判断は委ねますが...他人にアドバイスしたりすることが多いため、どうしてもある程度の指針を自分でもつことになりますので...これが私の基準となります。
お金に余裕があるなら待つ必要なんていつもないんですけれどね!
(IYH!! IYH!! してる人は今年も最新型のパーツとパスタの大量購入に余念がないかと思います)
でもどうせ待つならHaswellまで待ちます?という話題もありまして。Haswellは2013年予定のintelのCPU。Ivy bridgeの次のCPUになります。つまり今回発表になったSandy bridgeの次の次のCPU。
コードネームが多くてわかりづらいところですが、最初に出たi7とかがNehalemというもので、Sandy bridgeはその次だと思っていただければ。NehalemはCore2duoの次の世代として出てきたニューリーダーと言ったところですか。
今回のSandy bridgeはそのNehalemからさらに大きく進化したCPU。Ivy bridgeは製造プロセスを進化させ、Sandy bridgeをもっと改良したCPU。
HaswellはSandy bridgeと同じく再び大きく改良を施されたCPUとなります。
ちょっと脇道にそれますがINTELのCPU開発チームについて少し余談を。
i7やi5に代表される現在のINTELのCPUですが、そもそもINTELは2つの開発チームで交互にCPUをデザインさせることでスピードアップを図っているのは有名な話です。
iシリーズでいうと初代のNehalemをオレゴンのチームが。Sandy bridgeをイスラエルのチームが開発しています。
それぞれのチームの代表作は...と言われればオレゴンは「Pentium3」や「Pentium4」。イスラエルは「PentiumM」や「Core2duo」が成功した商品だと思います。
(Pentium4も当時の製品としてみたらかなり早く、安価で非常によいものだったと思うのです。その後のPentiumDやPrescottコアのせいで爆熱のイメージが強いのが...CPUとしては結構いいものだったかと思ってます。未だにXPと共に使用してるいる人も多いですし。詳しい人に「Northwoodってそんなによかったの?」と聞けばなかなか興味深い話が聞けるかと。SSE3に対応していなかったり64bit対応でなかったりといろいろありますが、通称北森と呼ばれるこのコアのPentium4は非常に人気がありましたから。たぶん同クロックならPrescottより早かったんでは。最後にはHTにも対応してましたしね(^^))
Coreアーキテクチャはイスラエルチームの開発ですが根底はPentiumMにあり、そもそものPentiumM自体がPentium3の技術の延長線上にあったりするのも面白い。もっと戻るとP6コアまで戻りますから...すべての起源はPentiumPROまで戻るのかも(笑)
ぶっちゃけると以前のチームの区分けは「デスクトップ向け」=オレゴンで「モバイル向け」=イスラエルだったかと思います。
それぞれの特徴は「オレゴンはパフォーマンス重視」「イスラエルは消費電力にこだわりあり」というとわかりやすいかと。それぞれ作ってきたCPUを見ればわかりやすいんじゃないでしょうか。特にイスラエルチームはモバイル分野での実績をデスクトップ持ち込むことで一気にファンを増やしました。PentiumMは今でもファンの多いCPUですし。
そのPentiumMですが、Pentium3を再構成して(流用したという人もいますが、実際にはP6コアを中心によってたかって再構成したイメージが私にはあります。すでに別物なぐらいの完成度でしたし)作ったと言われることもあるのですが、その完成度の高さは最初のコアであるBaniasコアからすでにかなりのものでした。以前の技術の応用だったとしてもうなずけます。なんというか、Pentium4-Mも言うほど悪くなかったと思うんですが...むう。
そして最初のi7とかi5はオレゴンの開発したものがベースです。それを改良して行ったのがその後出たLynnfieldなどの製品。私も愛用していますが比較的安価に高性能を引き出してくれていてなかなかにありがたい商品ではありました(とはいえ運用によってはQ9650などのCore2quadあまり変わらないこともありましたが)。
どこかPentium4と同じ匂いのするCPUだったりしますが、開発チームが同じなんでそれも仕方なし。ハイパワーへのこだわりが感じられるいいCPUだと思います。
そして...同じi7やi5などの製品名を冠にしてますが、今度出るSandy bridgeはイスラエルのチームの開発したものとなります。Ivy bridgeはその改良型なのでイスラエルチームの技術の延長線上に。
この2チームが切磋琢磨して競い合っていいものを作ってる...それがINTELのCPU。
そのINTELの歴史の中での大逆転劇と言えるCore世代はイスラエルのチームが一気に脚光を浴びた世代でもあります。
そもそもの花形はオレゴンのチームでした(役職的にも)。
もともとオレゴンのチームは「サーバーとデスクトップ」イスラエルのチームは「モバイル向け」という区分けがありましたし、収益的にも中心はオレゴン。
ところがPentium4の改良型はどうにも失敗。そう、Prescottコアの辺りから雲行きが...
早いは早いけどその熱もものすごい。これはサーバーにしてもデスクトップにしても無視出来ない問題になってしまいます。とはいえ、進歩はやめられない止まれない。INTELだけでなくAMDもそうですが半導体メーカーは「進歩が止まったら死ぬ」と思っていいかと。常に新しいものを。常によいものを提供し続けないと市場から見放されてしまう。
とはいえINTELの花形チームがずっこけた時...その危険度はかなりMAX。
これを救ったのが...その後一世を風靡することになるCoreアーキテクチャ。そう、イスラエルのチームのCPUです。
Core2duoが有名になりましたが、そもそもはCoreduoというCPUが発端。CoreduoはPentiumMをデュアルコアにしようと改良していったものと思えば早いかと。
そもそもPentium4自体がモバイルに向かないといわれていたので、ノートPCをはじめとするモバイルの分野ではPentiumMが一気に主流となってました。そのパフォーマンスを高めると...消費電力が少なくて馬力もあるCPUが完成するわけで。
シングルコアだったそのCPUをデュアルコアとしのがCoreduo。名前こそ違いますが実際にはPentiumMの系譜につらなるCPUといえると思います。
Pentium4の行き詰まりからかINTELはこのCoreシリーズを中心にすることを決定。(つなぎとして開発されたのがPentiumD。短期間で開発されたことからしてもPentium4の素性の良さが出ていると思います。発熱と消費電力に目がつぶれるなら実は今でも現役でいけなくはないパワーを秘めたCPUです。...目をつぶれるなら)
Coreduoを一気に改良してデスクトップにもサーバーにも使えるようにと作られたのが...INTELの救世主とも言えるCore2duo。名前は似ていますがCoreduoとは一線を引いた純然たる新CPUとして発表されました。おりしもAMDがAthlon64X2でぶいぶい言わせているころ。まさに救世主として誕生したCPUだったかと。
消費電力も含めてトータルバランスに優れ、性能も高く。ライバルAMDのCPUと比べても余裕で戦えるものを...まぁ値付けがいきなり下げてあったので強烈に意識してたと思ってますけれど...投入。瞬く間に市場はCore2duo搭載のPCで溢れました。
初期のものでもPentiumDを超える性能を誇り、発熱もそれなりに(そうはいっても少し気を遣わないと発熱はそれなりにありましたが)下がりまして。
その後も順調に改良され、今日にいたります。今でもINTELの下位ラインナップに位置してますから結構息も長いんじゃないでしょうか。そろそろ4~5年目のCPUです。
ここだけ見るとオレゴンよりイスラエルの方がよいもの作ってるイメージが浮かんじゃうんですが、そういうものでもなく。その時の方向性とか目指すところとか...両チームの性格の違いは真逆ですからなんとも。
ただ...オレゴンのチームからしてみるとかなりの屈辱的な状況だったのは間違いないようですけれど。この当時のINTELの人事を見てみるとイスラエルのチームの方々の役職が結構いい感じにあがってます。まさにわが世の春。
それまでは純然たる「上下」があったと私は思っていますが、このCore世代でそれはなくなりました。役職でも同格に並ばれ、メインCPUはイスラエルのアーキテクチャ。これはオレゴンのチームにしてみれば屈辱だったんじゃないでしょうか。
そのCore世代で遅れをとったオレゴンチームが「なんとしても外さない。ともかく早くて消費電力をちょっとだけ控えめにした私達なりの今時のCPU作ってやる」と意気込んだのかどうかわかりませんが再び主役に躍り出るために作り出したのがNehalemアーキテクチャ。今現在のi7とかi5とかがその系譜です。
実際性能は高かったですし、改良が進んで行く中で再びINTELのCPUの中心に躍り出ます。Coreシリーズは下位ラインナップへと後退し、メインはiシリーズとなりました。復権成る...という感じで、個人的にも感慨深いCPUです。
ではその間にイスラエルのチームは何をしていたかというと、Coreシリーズの改良と同時並行して(まぁこれはオレゴンもそうですが、既存の改良と新型の開発は常に同時並行ですね)新CPUを開発していました。
それが今回発表になったSandy bridge。同じiシリーズの名前を冠していますが、開発チームが違うわけです。
イスラエルチーム製ですから当然「モバイル用途」に関してもぬかりなく。
どうもオレゴンのチームは「早い方がいいんだ正義なんだ早くて何が悪いかー」とばかりにパフォーマンスを追求してしまうのでいまいちモバイルだと人気でずらいんですが(それでも今回のiシリーズは十分モバイル向けになってるとは思うんですけれど。クロック上げなきゃ(笑))、イスラエルチームにとってモバイル向けはお家芸。
メーカーもその辺わかってますのでSandy bridgeもノートPCで人気が出ようというものてす。内蔵GPUの性能といい、本当にわかってるなぁ...という感じに性能を仕上げてきました。
で、そのSandy bridgeの改良型がIvy bridge。「積み残したもの」を搭載して強化してくるわけです。具体的にはCPUとしては「DirectX11対応のGPU搭載」チップセットとしては「USB3.0の搭載」だと言われています(あくまで言われているだけで実際には違う可能性もあります)。
CPUのデザインというのは途中で「あ、ここをこうすれば性能あがるな」とわかっててもそうそう変更なんて出来ないものです。そうするとそれらの蓄積は「次世代」や「改良型」に活かされることになります。
私が勝手に思っていることですが、イスラエルチームのもうひとつの武器として「既存デザインの改良に強い」というのもあるんじゃないかと思ってます。(反対にオレゴンのチームは全く新しいデザインの設計に長けているんじゃないかと。これはそれぞれの発祥からして必然だとは思いますが)
なのでCoreシリーズの反省点とオレゴンからのフィードバック。これがIvy bridgeに活かされるかと。
Sandy bridgeはCPUとしての性能もそうですが...GPUの性能があがったことがやはり話題となります。DirectX10にINTELの内蔵GPUとしては初めてといえる本格対応。なんで11じゃないのよ?という人もいますが、このCPUがデザインされた時のことを考えると無理もない。(2010/01/07 最初10.1と誤記していました。失礼しました)
また、USB3.0をチップセットに統合するのもこの世代では見送りとなります。(別チップを搭載して対処するのがある意味リファレンス)
Ivy Bridgeの世代ではこれら「積み残し」がすべて搭載されると期待されています。
なので、待てる人は待った方が...というのが私の出した結論です。待てない人は特に不都合もないので一気に突撃すべきかと(USB3.0が別チップなのは今のデスクトップとかも全部そうですし、GPUに関しても今までより圧倒的によくなったのは確かですから。自作派なら別途GPU搭載のノートや...デスクトップならそれこそおいしいGPUが最近ごろごろしてますから問題にはなりづらいかと。無理やりですけれど(笑))
では...Haswellは? これも再びオレゴンのチームが開発する新型CPUとなります。
HaswellはNehalemの後に作っていた「野心再び」なCPUとなります。おそらくはまたしてもパフォーマンス追求型(笑)
消費電力は確かに気になるのですが新型CPUとなればやはりわくわくするような性能を求めてしまうのは仕方のないことで。今回もきっとなんかしら技を見せてくれる(すでにある程度の情報はリークされてますが)と思います。
で話を元に戻すと。
Sandy bridgeは今月発売。Ivy bridgeは2012年予定(早める事も可能だそうですが)。Haswellは2013予定。
待つにしても2013年はちょっと長い。用途にもよるんですが私は動画のエンコード等重い処理が中心なのでどうしてもCPUパワーが欲しい。
となるとどうしてもIvy bridgeがちょうど適当ということに。噂通りなら積み残しのないイスラエルチームの作品となってるはずですし。
Haswellは野心的なものになるので落ち着いてから欲しい。Lynnfieldまで待ってi7買ったぐらいですから(笑)
個人的には毎回「改良型」のCPUを買ってるんですね。
セカンドPCに搭載されたCore2Quad Q9650なんかその最たるもので。もうこれ以上進化しないよな、この世代はこれ買っとけば安定で早いよな?という思いで調達したもの。
i7が我が家にきたのは偶然の産物で、実はLynnfieldを見送って今回のSandy bridgeまで待つつもりでした(^^;
とはいえ。
毎回「改良型」を買うサイクルを守ってしまったので、今回も同じサイクルで行くことになるでしょう。
まぁ私はそんな感じですが...1つ世代がずれてる人にとっては今回のSandy bridgeがちょうどいいタイミングのCPUとなります。実際性能も高く消費電力も期待通り。
新型のコアのパワーをいち早く体験出来る。
改良型を待つのとは正反対にいち早く最新型に行くサイクルの人もいるわけで。その人にとってはまさに「待ってました」のCPUでしょう。(Coreduo搭載ノートやPentiumM搭載ノートの人なんかは迷わず突撃していいかと。予算次第ですが)
さっき結論を書きましたが...「待つ必要があるか?」という問いに答えるなら。
今使ってるCPUの世代と自分の使用用途とOSをすべて検討したうえで判断となりますが。
Core2Duo辺りだとクロック数次第ではとっても悩ましいんですけれど。
3G程度あれば(E8400辺りですか)Windows7で何をするにしても結構快適に動いてしまいますから普通に使う分には「待てる」CPUになりますし、動画エンコード等してて「重いなぁ」と思ってる人には今回はむしろ買い換え時になります。
クアッドコアで快適になる分野のソフトはまだまだ少数。
なので、さっき書いた結論ですが「2G辺り」を境目にして他人にはアドバイスするようにしています。まぁ、クロック数で判断するものではないんですけれど、あなたのもってるCore2duoのパソコン、CPUのコアは何ですか?なんて言われてもたいてい答えられない人が多いので(笑)
わかりやすい指針としてこんなのを立てています。
今のPCに不満がないならそうそう買い換えるものではないのですが、XPの世代のPCも古いものは結構古い。パーツの耐久性もありますし、性能の低下もあります。とはいえ、VISTA直前のPCなんかはXPでもハードスペックはそう悪くない。HDDの交換などでも相当なパワーアップは出来るのでそれなりに延命も可能です。
ピンポイントなパワーアップなどで待てるなら待って、本当に欲しい世代の商品に突撃するのもいいんじゃないかと思います。こればっかりはどこまで引っ張るかによりますけれど。予算がないなりにどうにかやりくりしたいものです。
あまり待ちすぎるといつまでたっても買えないので、よくいう「欲しい時が買い時」もまた真理。ほどよいタイミングでリニューアルしていくものだと思います。パソコンなんてものは。道具であり家電ですから、定期的に新しいものにするのはまぁ違和感ないかと。高いから抵抗感あるんでしょうけど(^^;
持ってるPCがそろそろ古いな...と思ってるなら、買い換えを検討してみてはいかがでしょうか。メーカー各社も新型CPU搭載のPCの発売がそろそろカウントダウン開始です。これで少しはPC業界も活気が出てくれればいいんですけれど。
最後にHaswellの話
CPUのリファインとGPUの強化。どちらもそろそろリークや予想が出ていますが...
GPUに関しては以前は「外部調達ではないか」と言われていました。PowerVRとかそれこそnvidiaのものとか。
でも、今回のSandy bridgeを見るにそれはなさそうかな...と。(nvidiaにいたってはWindowsよりandoroidに注力したいところでしょうし)
GPGPUへの対応等を考えると今回のGPUの延長線上にあるものを搭載してくるんじゃないかと個人的に思っています。実際、ゲーム用途でないなら十分な性能があると思いますし。
動画再生支援とGPGPU。これが内蔵GPUに求められるものなら今の路線でいいかと。CPUとはデザインチーム違うと思うので問題なく統合出来れば。
おそらくはその後継というか改良型のRockwellでもそれは変わらず。
この辺りはSandy bridgeとIvy bridgeの関係に近いイメージでいいかと思います。
CPUに関しては...オレゴンチームですからまたスクラッチで新型を作ってきそう。またしてもなんかワクワクすることを仕掛けてくると思います。
さすがにまだ先のCPUだけあって憶測含みの情報しかないんですが、どうしても詳しくなりたい人は北森瓦版さんや上田新聞さんなどを常日頃おっかけているとより素早く未来の情報を手に入れることが出来るかと思います。
海外のリーク情報が多いですから、その正確性は自分で判断して行くしかないんですが、やはりこのお二方の情報は早い。どうしても大手出版社のサイトはリーク情報については小出しにせざるを得ないので、このお二方のサイトからの情報を中心に追っかけるのがベストだと思います。最新情報を求める方は特に。(さらに上を行くなら英語を覚えて自分で海外のサイトをおっかけるしかない)
発売時期から逆算するにそろそろいろいろ「固まって」るはずですから、マザーボードメーカーなどから情報がリークされ始めるかと。夏頃にはきっといろいろと情報が出てくると思います。いつもの流れで。
その頃にはうちのブログもまたHaswellやRockwellの話を書いてるかと思います。
けどさすがに先過ぎるので、ここまで待つのはどうかと思います(^^; 古いPCはSandy bridgeやIvy bridge辺りで一度買い換えるのがお薦めです。Windows7世代の環境に慣れておかないと...そろそろWindows7のその次...新しいWindowsの足音がひたひたと聞こえてきていますし。Office2010でもリボンインターフェイスは標準であり続け、新しい世代の人はむしろそれが当然とばかりに使いこなしています。
あまり世代が離れると追いつくのも大変ですから、ここらでひとつリニューアルしてPCと向き合ってみるのも面白いと思います。
今回のSandybridgeはそういう意味ではいいタイミングでいいものが出るなぁ...という感じです。AMDも今年はいろいろ仕掛けて来ますので、PCのリニューアルにはいい年になると思います。(AMDのCPUの話はまた後日)
私と共にIvy bridge待ちをする人は、うらやましそうに眺めながら待つとしましょう。いいなぁ、新しいのいいなぁ...そんな感じで。
※文中でスクラッチでCPUデザインを起こすと言っていますが、基本的にINTELのCPUの根本となっているのP6アーキテクチャだと思いますので、あくまでその延長線上のものだと思います。そうでないとソフト書く方も大変なんですよね。
※Sandy bridgeの性能を活かすためにはWindows7にSP1(サービスパック1)を適応しないといけないと言われています。旧世代のOSではその性能を活かすのは...VISTAがどうなるかはまだわかりませんけれど...対応出来ないとなるとVISTAが可哀そうすぎるんですが...
XPはそもそもマイクロソフト的に「もう買い換えて。お願いだから。頼むから買い換えて」と懇願したくなるOSになりつつあるのでサポートしてくれない気がしています。
※Sandy bridgeは欲しいけどチップセットが...と思ってる人は少し待ってみるといいことがあるかも。Ivy bridge用のチップセットはSandy bridgeでも使えるという触れ込みです。CPUとチップセットは表裏一体とはいえ、開発部署は別(実際、早めに出すことも出来るとほのめかしてる資料もありますし)。INTELもチップセットに対しての要望は把握してるでしょうから...ねぇ?(笑)
2010/02/06追記
Sandybridgeのチップセット6シリーズに不具合があり、出荷停止。4月ごろから修正版が出回るとのことで。ますます難しいことに。チップセットの不具合については事前にちょこっとは耳にしてましたが、ここまで深刻だとは...
※2010/01/11追記
Nehalemについて誤解があったようなので補足。Nehalemはオレゴンチームが気合いれて作ったCPUですが、そのコアアーキテクチャはイスラエルのCoreMAです。Sandyもそうですが、現行のCoreアーキテクチャが元になっていますのでその辺りは誤解なされませぬよう。ライバル関係にありますが、どちららもINTELのチームですからお互いの情報が行き来していないわけではないので。Ivyも当然その系譜。完全新規コアは確かに魅力ですが、ソフトウェアの最適化のことを考えると...ね。
互いのチームの成果を生かしつつ、常にいいものを、新しいものを...と進んでいくのが今のINTELのやり方のようです。